2003 大阪大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2003 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))

配点率30%

易□ 並□ 難□

【1】 平面ベクトル p =(p 1,p 2) q =(q 1,q 2) に対して { p ,q }= p1 q2- p2 q1 と定める.

(1) 平面ベクトル a b c に対して {a ,b }=l { b, c }=m { c, a }=n とするとき

lc +m a+ nb =0

が成り立つことを示せ.

(2) (1)で l m n がすべて正であるとする.このとき任意の平面ベクトル d 0 以上の実数 r s t を用いて

d =r a+ sb +t c

と表すことができることを示せ.

2003 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))

配点率35%

易□ 並□ 難□

【2】 自然数 m に対して, m の相異なる素因数をすべてかけあわせたものを f (m) で表すことにする.たとえば f (72)= 6 である.ただし f (1)= 1 とする.

(1)  m n を自然数, d m n の最大公約数とするとき

f(d )f (mn )=f (m) f(n )

となることを示せ.

(2)  2 つの箱 A B のそれぞれに 1 番から 10 番までの番号札が 1 枚ずつ 10 枚入っている.箱 A B から 1 枚ずつ札を取り出す.箱 A から取り出した札の番号を m B から取り出した札の番号を n とするとき

f(m n)= f(m )f (n)

となる確率 p1

2f (mn )=f (m) f(n )

となる確率 p2 を求めよ.

2003 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))

配点率35%

易□ 並□ 難□

【3】 放物線 C: y=-x 2+2 x+1 x 軸の共有点を A( a,0) B( b,0) とし, C と直線 y= mx の共有点を P (α, mα ) Q( β,m β) 原点を O とする.ただし a< b m0 α<β とする.線分 OP OA C で囲まれた図形の面積と線分 OQ OB C で囲まれた図形の面積が等しいとき m の値を求めよ.

2003 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の実数, w=a (cos5 °+i sin5° ) とする.ただし i は虚数単位である.また,複素数の列 { zn } z 1=w zn +1= zn w2 n+1 n= 1 2 で定める.

(1)  zn が実数になるための必要十分条件は n 6 の倍数であることを示せ.

(2) 複素数平面で原点を O とし zn を表す点を Pn とする. 1n 17 であるような n について, O PnP n+1 が直角二等辺三角形となるような n a を求めよ.

2003 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】(1)  0<t< 1 のとき,不等式

log t2 <- 1 -t1 +t

が成り立つことを示せ.

(2)  k を正の定数とする. a>0 とし,曲線 C: y=e kx 上の 2 P (a ,ek a ) Q( -a,e -ka ) を考える.このとき P における C の接線と Q における C の接線の交点の x 座標は常に正であることを示せ.

2003 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【3】(1)  f(x ) x の整式とし, {ak } ak <a k+1 k= 1 2 および lim k a k= をみたす数列とする.このとき

f(a k)=0 k =1 2

ならば f (x) は整式として 0 であることを示せ.

(2)  f1 (x) f2 (x ) f3 (x) x の整式とし

F(x )=f1 (x) +f2 (x) sinx +f3 (x) sin2 x

はすべての実数 x に対して 0 であるとする.このとき f 1( x) f2 (x ) f3 (x) はいずれも整式として 0 であることを示せ.

2003 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【4】 数列 {ak } ak <ak +1 k =1 2 および

ak l= ak+ al k=1 2 l=1 2

をみたすとする.

(1)  k l 2 以上の自然数とする.自然数 n が与えられたとき

lm- 1 kn< lm

をみたす自然数 m が存在することを示せ.

(2)  k l 2 以上の自然数とするとき

-1 n a kal - logk logl <1 n n=1 2

が成り立つことを示せ.

(3)  a2=a とするとき,数列 {an } の一般項を求めよ.

2003 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【5】(1) 平面上において座標軸に平行な主軸(長軸,短軸)をもち, x 軸, y 軸の両方に接する楕円を考える.その中心の x 座標を a とする.このような楕円のうち点 A (1, 2) を通るものが存在するための a の範囲を求めよ.ただし円は楕円の特別な場合とみなすものとする.

(2) (1)の楕円がちょうど 2 つ存在するような a に対して,その 2 つの楕円の中心を B C とする. ABC の面積を S (a) で表すときこの関数のグラフをかけ.

inserted by FC2 system