2003 神戸大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2003 神戸大学 前期

文科系

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】 複素数平面上の 3 A( z1) B( z2) C( z3) は正三角形の頂点であり,左まわり(反時計まわり)に並んでいるとする.次の問に答えよ.

(1)  2 つの複素数 z2- z1 z3- z1 z 2-z 3z 1-z 3 の値を求めよ.

(2)  z1= 2i z2 =-2- 22 i のとき, z3 の値を求めよ.ただし, i は虚数単位とする.

2003 神戸大学 前期

文科系

配点25点

易□ 並□ 難□

2003年神戸大前期【2】の図

【2】 座標平面上に 3 O( 0,0) A( 0,1) B( 0,2) をとる.自然数 k に対し点 Pk の座標を (k, 0) とする.自然数 n に対し, 2n 本の線分 A P1 A P2 A Pn BP1 BP 2 B Pn により分けられる第 1 象限の部分の個数を an とする.たとえば n= 1 のとき,図のように第 1 象限が 3 つの部分に分けられるので a 1=3 である.次の問に答えよ.

(1)  a2 a3 の値を求めよ.

(2)  an+ 1 an n を用いて表し,その理由を述べよ.

(3)  an n を用いて表せ.

2003 神戸大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【3】  a 1 より大きい定数とする.関数 f (x+a )(x +1) (x-a ) について,次の問に答えよ.

(1)  f(x ) x= α x= β α< β で極値をとるとする. 2 (α ,f( α)) (β ,f( β)) を結ぶ直線の傾きが,点 (- 1,0) における曲線 y =f( x) の接線の傾きと等しいとき, a の値を求めよ.

(2)  f(x ) の導関数を f (x ) とする. a が(1)で求めた値をとるとき,曲線 y= f (x) x 軸で囲まれた部分の面積 S を求めよ.

2003 神戸大学 前期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 次の問に答えよ.ただし, i は虚数単位とする.

(1) 複素数 z に対し, w= z-i z+i とする. z が実軸上を動くとき,複素数平面上で w を表す点が描く図形を求めよ.

(2) 複素数 z とその共役複素数 z に対し, w1= z -iz +i w2= z -i z +i とする. z± i のとき,複素数平面上で w1 を表す点を P w2 を表す点を Q とする. P Q と原点 O が同一直線上にあることを示せ.

2003 神戸大学 前期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】 三角形 ABC があり, AB=2 ABC =π 4 CAB > π4 とする.点 A から辺 BC に下ろした垂線の足を H とし, CAH= α とする.辺 AB の中点を M とする.線分 AM 上に A と異なる点 X をとる. 3 A X H を通る円の中心を P 半径を r PAH=θ とする.この円と直線 AC との交点で, A と異なる点を Y とする.次の問に答えよ.

(1)  cosθ r を用いて表せ.

(2)  AX+AY r α を用いて表せ.

(3)  X のとり方によらず, AX+AY が常に一定の値になるときの α の値を求めよ.

2003 神戸大学 前期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x)= e 14 | x| x2 -3x +18 とする.次の問に答えよ.

(1)  f(x ) の極小値をすべて求めよ.

(2)  f(x ) の最小値を求めよ.ただし,必要ならば e> 2.7 を用いてよい.

2003 神戸大学 前期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】  f(x ) は実数全体で定義された何回でも微分可能な関数で, f(0 )=0 f ( π)=0 をみたすとする.次の問に答えよ.

(1)  0π f(x) sinx dx=- 0π f (x)sin xd x を示せ.

(2)  f(x )=x (x-π ) のとき,実数 a に対し

F(a )= 0 π {a f(x )-sin x}2 dx

とする. a を変化させたとき, F(a ) を最小にする a の値を求めよ.

2003 神戸大学 前期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 座標平面上の点 (p, q) で, p q がともに整数であるものを格子点という.次の問に答えよ.

(1) 自然数 n に対し, p+2 q=n p>0 q >0 をみたす格子点 (p, q) の個数を an とする. an を求めよ.

(2) 自然数 n に対し, p+2 q<n p>0 q >0 をみたす格子点 (p ,q) の個数を bn とする. bn を求めよ.

(3) 極限値 lim n ann 2 lim n bnn 2 を求めよ.

inserted by FC2 system