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2003 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 双曲線 C: x2- y2= 1 を考える. C 上の点 P( x,y) で, A(-1 ,0) とは異なるものをとり,直線 AP y 軸との交点の y 座標を t とする.

(1)  x y t の式で表せ.

(2)  x y がともに有理数であるための必要十分条件は t が有理数となることである.このことを証明せよ.

2003 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 方程式 x3 -x-1 =0 は一つの実数解 α と,互いに共役な虚数解 β β を持つ.複素数平面において α β β に対応する点をそれぞれ P Q R とする.

(1)  β+β β β α を用いて表せ.

(2)  PQ2 QR2 α を用いて表せ.

(3)  1 α3 =α 2-α を示せ.

(4)  (PQ PRQR) 2 を求めよ.

2003 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x) x 0 で定義されており, f(0 )=0 かつ x> 0 f (x )>0 をみたすとする.また f -1 (x ) f (x) の逆関数とする.

(1)  b=f (a) a>0 であるとき

0a f(x )dx + 0b f -1 (x) dx=a b

を示せ.

(2)  a>0 b>0 であるとき

0a f(x )dx + 0b f-1 (x) dx ab

が成立することを示せ.また等号が成立するのは b= f(a ) のときに限ることを示せ.

(3)  s>0 t>0 n >0 とするとき

1 n+1 (sn +1+ nt n+1 )s tn

を示せ.また等号はいつ成立するか.

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数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【4】 以下において log は自然対数, e=2.71828 は自然対数の底とする.

(1) 各自然数 n に対し n= xlog x となる x がただ一つ存在することを示せ.

(2) 各自然数 n に対し n= an loga n an を定める. ak< e2< ak+ 1 となる自然数 k を求めよ.

(3) 曲線 y= logx log(log x) x= ean における接線と y 軸との交点の y 座標を bn とする.(2)で求めた k について b k>11 を示せ.

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