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2003-11311-0101
2003 横浜市立大 前期
商学部
易□ 並□ 難□
【1】 A 社と B 社の株価の変動は互いに独立であり,またそれぞれの年ごとの変動も独立である. A 社の株価が一年間に, 3 倍になる確率, 2 倍になる確率,半分になる確率はそれぞれ 20 %, 30% ,50 % であり, B 社の株価が一年間に, 2 倍になる確率,変化しない確率,半分になる確率はそれぞれ 20 %, 60% ,20 % であるとする.現在の両社の株価がともに 100 円であると仮定して以下の設問に答えよ.
(1) 一年後の A 社と B 社の株価の期待値はそれぞれ (ア) , (イ) である.
(2) 一年後に, A 社と B 社の株価の和が 400 円以上となる確率は (ウ) である.
(3) 二年後に, A 社と B 社の株価がいずれも 200 円以上となる確率は (エ) である.
2003-11311-0102
【2】 Z2 を 0 と 1 とから成る集合とし( Z2 ={0 ,1} ),この Z2 に演算 ⨁ を以下のように定義する.
a⨁b= a+b を 2 で割ったときの余り.
すべての場合を書き下すと, 0⨁0= 0, 0⨁1 =1 ,1⨁ 0=1 , 1⨁1 =0 となる.このとき以下の設問に答えよ.
(1) a,b∈ Z2 に対して演算 a⨁ b を a と b の多項式で表わせ.
a⨁b= (オ)
(2) a,b, c∈Z 2 に対して, a+b+ c-(a ⨁b+b ⨁c+c ⨁a)+ (a⨁b )⨁c を a ,b , c のもっとも次数の低い多項式で表せ.
a+b+ c-(a ⨁b+b ⨁c+c ⨁a)+ (a⨁b )⨁c= (カ)
2003-11311-0103
【3】 x は奇数, y は偶数であり,以下の 3 条件,
2⁢x+ 3⁢y≦ 30, x≧0 ,y≧0
を満たすものとする.そのとき z= min⁡{2 ⁢x,3 ⁢y} とおく.ただし min は a≧ b ならば min⁡ {a,b} =b, a<b ならば min⁡ {a,b} =a と定める.
(1) z=6 となる x と y のすべての組合せを求めよ.
(2) z の最大値とそのときの x と y のすべての組合せを求めよ.
2003-11311-0104
【4】 以下の設問に答えよ.
(1) a を正の数とする.座標平面上の直線 y= 2⁢a⁢ x に関して, y 軸と対称な直線の方程式を求めよ.
2003-11311-0105
(2) u ,v は実数で, A(u ,v) ,B( -2,0 ),C (0, -1) を座標平面上の点とする.点 P が, B と C を端点とする線分 BC 上を動くとき, 2 点 AP の距離が最小となる P の座標を求めよ.
2003-11311-0106
理学部,医学部医学科
【1】 次の(ア),(イ),(ウ),(エ)の空欄に適する数または式を解答用紙の所定の欄に記入せよ.
(1) 各組が 13 枚ずつからなる赤,青,黄,緑の 4 組のカードがあり,それぞれ 1 から 13 までの番号が 1 つずつ書かれている.この 52 枚のカードは 1 つの袋に入っている. A と B の 2 人が次のようなゲームをする.この袋から 1 枚のカードをぬきだすとき,そのカードの色が赤であるか,またはカードの番号が 10 以上であれば A の勝ち,それ以外であれば B の勝ちとする. 1 回のゲームで A が勝つ確率は (ア) である.このゲームを n 回行なうとき, A が k 回勝つ確率は (イ) となる.ただし, 1 回のゲームが終わるごとに,カードはもとに戻すものとする.
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(2) 右図において点 A から出発して,線分に沿って移動する動点 P を考える. P は各点 A ,B , C, D ,E , F において, 1 度通過した線分を除いて等しい確率で次の点に向かって移動する.ただし, A ,B , C のどれかに到達したらそこで運動は終了する.このとき, P が A に戻る確率は (ウ) である.また, B に到達する確率は (エ) である.
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【2】 次の(カ),(キ),(ク),(ケ)の空欄に適する数または式を解答用紙の所定の欄に記入せよ.
(1) 座標平面上の曲線 C: y=x 2+1 ( x> 0) の点 P (t ,t2 +1 ) における C の接線と x 軸との交点を Q とし, P から x 軸に下ろした垂線の足を R とする.三角形 PQR の面積 S⁡ (t) を t を用いて表すと (カ) となる.また, S⁡( t) の最小値は (キ) である.
2003-11311-0109
(2) 定積分 ∫02 ⁢π ⁡|x ⁢sin⁡x |⁢ dx の値は (ク) である.
2003-11311-0110
(3) 複素数 z= -1+i に対して,集合
S={a 0+a 1⁢z +a2 ⁢z2 | a0, a1, a2 は0 または 1}
を考える. S のなかで絶対値が最大の複素数は (ケ) である.
2003-11311-0111
【3】 座標平面上に 4 点 A( 0,0) ,B( 1,0) ,C( 1,1) ,D( 0,1) を頂点とする四角形 ABCD がある.動点 P は x 座標, y 座標がともに正であり,三角形 ABP の面積が 1 となるように動くものとする. P の x 座標を t とし,三角形 ABP と四角形 ABCD の共通部分の面積を S⁡ (t) とする.
(1) S⁡(t ) を求めよ.
(2) limx→ ∞⁡ ∫ 1x⁡ S ⁡(t) t⁢ dt を求めよ.
2003-11311-0112
【4】 実数 λ= 1 +5 2 ,μ= 1 -5 2 と行列 A= (3 2 21 ) に対して
fn= 1 5 ⁢( λn- μn ), An= ( an bn c nd n )( n= 1, 2, 3, ⋯)
とおく.このとき,次の問いに答えよ.
(1) すべての n= 1, 2, 3, ⋯ に対して
fn+ 2= fn+1 +f n
が成り立つことを証明せよ.
(2) すべての n= 1, 2, 3, ⋯ に対して
2⁢f n+1 +fn =fn +3 ,3⁢ fn+1 +2⁢ fn= fn+ 4
(3) すべての n= 1, 2, 3, ⋯ に対して
( an bn cn dn ) =( f3 ⁢n+1 f 3⁢n f 3⁢n f3 ⁢n-1 )
(4) limn→ ∞⁡ 1n ⁢ log⁡( an+ bn+ cn+ dn) を求めよ.