2003 上智大学 文,法学部2月7日実施MathJax

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2003 上智大学 文(社会),法(国際関係法)学部

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【1】  a b は整数とする. x の整式 P Q

P+Q= x2+ 2x+ a+b

P2+ Q2= x4+ 2x 3+( 2b+ 2) x2+ (2 a+2 b) x+2 a+4

をみたしている.

(1) 積 P Q x 次式である.

(2)  a b は関係式

a2+ b2+ a+ b+ =0

をみたす.

(3)  a b は整数であるので, a b の組 (a, b) は全部で 通りある.

(4)  P Q で割り切れるとき,

P= x2 + x+

Q= x2 + x +

である.

2003 上智大学 文(社会),法(国際関係法)学部

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【2】  a b c d は正の実数とする. xy 平面上の 4

A( a, 1a ) B (- b, 1b ) C( -c, -1 c) D (d ,- 1d )

を考える.四角形が凸四角形であるとは,すべての内角が 180 ° より小さいことをいう.

(1)  b= 13 c= 73 d=2 のとき,点 A B C D 1 つの凸四角形の頂点となるための必要十分条件は

<a< または <a

である.

(2)  c=1 d= 12 のとき,どのような正の実数 a に対しても,点 A B C D 1 つの凸四角形の頂点となるための必要十分条件は

b<

である.

(3)  b= 1a c=a d =1 a のとき,四角形 ABCD の面積 S

( a +a )

である.ただし, > とする. a= のとき, S は最小値 をとる.

2003 上智大学 文(社会),法(国際関係法)学部

2月7日実施

易□ 並□ 難□

2003上智大2月6日実施【3】の図

【3】  xy 平面上の 4 (1, 1) (-1, 1) (-1, -1) (1, -1) を頂点とする正方形の各辺が鏡でできているとする.このとき原点 O にある光源から点 ( m, n) に向かって光を放つ.ただし, m n は正の整数とする.光は正方形の各辺では正しく反射されるが, 4 つの頂点では反射されずに吸収されてしまう.

 例えば点 (2, 1) に向かって光を放つと,右図のように 3 回反射されたのちに原点に戻ってくる.しかし点 (1, 3) に向かって光を放つと,右図のように点 (1, -1) で吸収される.

(1) 点 (3, 2) に向かって光を放つ.光が初めて原点に戻ってくるまでに, x 軸に平行な辺で 回, y 軸に平行な辺で 回反射される.

(2) 点 (5, 3) に向かって光を放つ.光が点 ( , ) で吸収されるまでに, x 軸に平行な辺で 回, y 軸に平行な辺で 回反射される.

(3) 光が 7 回反射されて初めて原点に戻ってくるとき, nm のとり得る値は全部で 通りある.

(4)  m n を互いに素な奇数とする.点 (m ,n) に向かって光を放つと,光は

m+ n +

回反射されたのち,ある頂点で吸収される.

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