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2003-13442-0201
2003 東京理科大学 理工学部B方式
情報科,工業化,機械工,土木工学科
2月4日実施
(1)〜(3)合わせて配点40点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章中の ア から ラ までに当てはまる数字 0 〜 9 を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.
(1) 正の実数 x に対して, 20≦log 10⁡x <21 のとき, x の整数部分は ア イ 桁の数である.また log10⁡ 3 の値として 0.4771 を使うと, 2.7=3 ウ × 10- エ より, log10 ⁡2.7 の値は 0 . オ カ キ ク となる.整数 n に対して 2.7 n の整数部分が 10 桁の数となるのは ケ コ ≦ n≦ サ シ のときである.
2003-13442-0202
(2) 定積分
I= ∫14 ⁡t 2⁢sin ⁡( π 4⁢ t⁢ t) ⁢dt
の値を求めたい. t⁢t =x とおくと d⁢x dt = ス セ ⁢ t であり,
I= ソ タ ⁢ ∫ ツ チ ⁢x⁢ sin⁡( π4 ⁢ x) ⁢dx
となる.また不定積分 ∫⁡x ⁢sin⁡ ( π4⁢ x )⁢ dx は C を積分定数として
- テ π⁢ x⁢cos⁡ ( π4 ⁢ x)+ ト ナ π2 ⁢sin ⁡( π 4⁢ x) +C
となるので, I の値は
I= ニ ヌ ⁢ ( 2 - ネ ノ π- ハ ⁢ 2π 2)
と求められる.
2003-13442-0203
(3) 原点を O とする座標平面において 2 つの放物線 C 1:y= 2⁢x2 と C2:y =7⁢ x2 を考える. t>0 に対して C 1 上の点 P ( t,2⁢ t2 ) をとる.原点と異なる C 2 上の点 Q を, 2 直線 OP , OQ が垂直になるようにとると,点 Q の座標は
(- 1 ヒ フ ⁢ t , 1 ヘ ホ ⁢ t2 )
である.さらに,線分 QP を 2: 7 に内分する点を R とする. t が正の実数を動くとき,点 R の軌跡は放物線
y= マ ⁢ x2+ ミ ム
となる. R の y 座標は t= メ モ のとき最小になり,このとき直線 PQ の方程式は
y= ヤ ユ ⁢x + ヨ ラ
となる.
2003-13442-0204
配点30点
【2】 複素数平面上に点 P がある. P が複素数 z にあるとき,サイコロを 1 回投げて出た目の数が m ( m= 1 ,2 , ⋯ ,6 ) ならば, P を z m に移す.サイコロを 1 回投げるごとに P を上の操作で移していく.最初 P は i にあるとして,サイコロを n 回投げた後に P が 1 , i ,- 1 ,- i にある確率をそれぞれ pn ,q n ,r n ,s n とする.
(1) p1 ,q1 , r1 ,s1 を求めよ.
(2) qn+ 1 ,sn +1 を q n と s n を用いて表せ.
(3) qn+ sn と q n-s n を求めて, qn ,sn を決定せよ.
(4) rn を求め,次に p n を求めよ.また, n→∞ のときの p n ,qn , rn ,sn それぞれの極限を求めよ.
2003-13442-0205
30点
【3】 定数 a , b に対して f⁡ (t) =a⁢e a⁢t , g⁡( t)= b⁢e b⁢t とし
S= ∫01 ⁡( f⁡( t)+ g⁡( t)) ⁢dt ,T= ∫ 01⁡ (f⁡ (t) -g⁡( t)) ⁢dt
とおく.
(1) S ,T を a と b を用いて表せ.
(2) a ,b が S 2+T 2=8 を満たしながら動くとき
x=ea -1 ,y= eb- 1
で定まる xy 平面上の点 P (x ,y) の軌跡を求めよ.
(3) a ,b が S 2+T 2=8 を満たしながら動くとき, S2- T2 のとる値の範囲を求めよ.