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2003-13442-0401
2003 東京理科大学 理工学部B方式
数,建築,電気電子情報学科
2月6日実施
(1)〜(3)合わせて配点40点,数学科は60点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章中の ア から ミ までに当てはまる数字 0 〜 9 を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.
(1) a ,b ,c を 1 から 9 までの整数とする.
(a) a+b+ c=n となる (a ,b,c ) の個数を F⁡ (n ) とする. n=4 のとき, (a ,b,c ) は ( 2,1, 1) ,( 1,2, 1) ,( 1,1, 2) の 3 つで F ⁡(4 )=3 である.また, F⁡( 6)= ア イ , F⁡( 9)= ウ エ である.
(b) 100⁢a+ 10⁢b+ c が 3 の倍数で, a+b+ c≦9 となる (a ,b,c ) の個数は オ カ である.
2003-13442-0402
(2) 原点を O とする平面に 2 点 A , B をとり,その位置ベクトルをそれぞれ a → ,b→ とおく.ベクトル a → と b → は直交し, | a→ |= 2, | b→ |= 1 であるものとする.点 P , Q , R をそれぞれ線分 OA , AB ,BO を t :1-t ( 0< t<1 ) に内分する点とすると
QP→ =( キ ⁢ t- ク ⁢ )⁢ a→ -t⁢b →
QR→ =(t - ケ ) ⁢a→ -( コ ⁢ t- サ )⁢ b→
となる.ベクトル QP → の長さが最小になるのは t= シ ス セ のときで,その長さは ソ タ チ である.また, QP→ と QR → が直交するのは t= 1 ツ と t = テ ト のときである.
2003-13442-0403
(3) 2 つの放物線 C 1:y= x2 と C 2:y= -( x-p) 2+p +2 を考える. C2 が C 1 と異なる 2 点で交わるのは定数 p が
ナ - ニ <p< ヌ + ネ ⋯①
となる場合である.このとき 2 つの交点の x 座標を α , β ( α<β ) とすると
(β -α) 2=- p2+ ノ ⁢ p+ ハ
となる.また, 2 つの放物線 C 1 と C 2 で囲まれた図形の面積を S とすると
S=- ヒ ⁢ ∫αβ ⁡( x-α) ⁢(x -β) ⁢dx = 1 フ ⁢ ( β-α )3
となる.これより p が ① の範囲を動くとき S が最大となるのは p= ヘ のときで,そのとき S は ホ マ ⁢ ミ である.
2003-13442-0404
30点,数学科は45点
【2】 a を定数として,関数
f⁡( x)= x3- 3⁢x2 +9⁢ | x-a |+ 1
を考える.
(1) x>a の範囲で f⁡ (x ) は増加することを示せ.
(2) 実数全体で f⁡ (x ) が増加するための a の条件を求めよ.
(3) x≧-1 の範囲での f⁡ (x ) の最小値を m とするとき, m を a を用いて表せ.
(4) 上の最小値 m が -3 となる a の値を求めよ.
2003-13442-0405
【3】 関数 f⁡ (x ) を次のように定める.
f⁡( x)= log ⁡xx ( x>0 )
(1) 関数 f⁡ (x ) の増減,凹凸を調べよ.
(2) 4 以上の整数 k に対して次の不等式が成り立つことを示せ.
∫ kk+1 ⁡f ⁡(x )⁢d x<f⁡ (k) < ∫k-1 k⁡ f⁡( x)⁢ dx
(3) 正の整数 n に対して,定積分 ∫n2 ⁢n+1 ⁡f ⁡(x )⁢d x を求めよ.
(4) limn→ ∞⁡ 1log⁡n ⁢ ∑k =n2 ⁢n ⁡ log ⁡kk を求めよ.