2003 早稲田大学 理工学部MathJax

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2003 早稲田大学 理工学部

2月16日実施

易□ 並□ 難□

【1】  a b を正の整数とし,

f( x)= x4+ ax3 +(a +b) x2 +(2 -a) x+1

とおく. 4 次方程式 f (x )=0 の解がすべて絶対値 1 の複素数であるとき,以下の問に答えよ.

(1)  f( x)= 0 のどの解も実数ではないことを示せ.

(2)  a b を求めよ.

(3)  f( x)= 0 の四つの解を頂点とする,複素数平面上の四角形の面積を求めよ.

2003 早稲田大学 理工学部

2月16日実施

易□ 並□ 難□

【2】  0 1 2 をいくつか並べてできる配列に対して,次の変換を考える:

左から順に調べ,初めて 11 が現れたとき,それを 02 に置き換える.

n 桁の配列 P に対して,この変換を可能な限り繰り返し,最終的に得られる配列を P とする.たとえば, 8 桁の配列 P =00111110 に対しては

00111110 00021110 00020210

のようにして, 2 回の変換で P =00020210 が得られる. 0 1 のみからなる n 桁の配列 P のうち, P の右端の桁が 2 となるものの個数を a n とするとき,以下の問に答えよ.

(1)  a4- a2 a 5-a 3 を求めよ.ただし,結論のみでよい.

(2)  n4 のとき, an- an- 2 を求めよ.

(3)  a2 m を求めよ.ただし, m は正の整数とする.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【3】 変数 θ 0 θ π 2 の範囲を動くとする.点 P ( cosθ, sinθ ) における単位円の接線を l とし, P との距離が θ である l 上の 2 点のうち,原点と P を通る直線に関して点 A ( 1,0 ) と同じ側にある点を Q ( x,y) とする. θ が上の範囲を動くとき Q の描く曲線と, x 軸, y 軸,および直線 y =1 とで囲まれる図形の面積を S とする.以下の問に答えよ.

(1)  x y θ で表せ.

(2) 定積分 1π 2 ydx 01 xdy をそれぞれ θ を変数とする定積分で表せ.

(3)  S を求めよ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【4】 空間内の 6 ( ±1,0 ,0) ( 0,±1 ,0) ( 0,0, ±1) を頂点とする正八面体 T と,原点 O を中心とし, O から T の辺の中点までの距離を半径とする球 S を考える. T S との共通部分を A T のうち S に含まれない部分を B S のうち T に含まれない部分を C とする. A B C の体積をそれぞれ a b c で表すとき,以下の問に答えよ.

(1)  b c の大小を比較せよ.

(2)  a b c の大小を比較し,大きい順に並べよ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【5】 放物線 y= x 22 のうち, 0x 1 の部分を C とする. C 上の点 P ( x,y ) に対し,原点 O から P までの C の部分の長さを s で表す. x y s の関数とみなして x =f( s) y= g( s) とおくとき,以下の問に答えよ.

(1)  {f ( s)} 2+ {g (s )} 2 の値を求めよ.

(2) 次の等式を示せ.

f (s) =- 1( 1+{ f( s)} 2) 32 g ( s) g (s) =1 (1 +{ f( s)} 2) 32 f ( s)

(3)  P における C の法線上にあり, P との距離が正の定数 a である 2 点のうち, C の下側にあるものを Q ( v,w ) とする. v w f (s ) g( s) f (s ) g (s ) を用いて表せ.

(4)  C の長さを L とし, P C 全体を動くときの, Q の描く曲線の長さを M とする. M-L を求めよ.ただし, 01 11+ x2 d x= π4 を用いてもよい.

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