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2003-13591-0201
2003 早稲田大学 理工学部
2月16日実施
易□ 並□ 難□
【1】 a ,b を正の整数とし,
f⁡( x)= x4+ a⁢x3 +(a +b) ⁢x2 +(2 -a)⁢ x+1
とおく. 4 次方程式 f ⁡(x )=0 の解がすべて絶対値 1 の複素数であるとき,以下の問に答えよ.
(1) f⁡( x)= 0 のどの解も実数ではないことを示せ.
(2) a ,b を求めよ.
(3) f⁡( x)= 0 の四つの解を頂点とする,複素数平面上の四角形の面積を求めよ.
2003-13591-0202
【2】 0 ,1 ,2 をいくつか並べてできる配列に対して,次の変換を考える:
左から順に調べ,初めて 11 が現れたとき,それを 02 に置き換える.
n 桁の配列 P に対して,この変換を可能な限り繰り返し,最終的に得られる配列を P ‾ とする.たとえば, 8 桁の配列 P =00111110 に対しては
00111110→ 00021110→ 00020210
のようにして, 2 回の変換で P‾ =00020210 が得られる. 0 と 1 のみからなる n 桁の配列 P のうち, P‾ の右端の桁が 2 となるものの個数を a n とするとき,以下の問に答えよ.
(1) a4- a2 ,a 5-a 3 を求めよ.ただし,結論のみでよい.
(2) n≧4 のとき, an- an- 2 を求めよ.
(3) a2⁢ m を求めよ.ただし, m は正の整数とする.
2003-13591-0203
【3】 変数 θ は 0 ≦θ≦ π 2 の範囲を動くとする.点 P ( cos⁡θ, sin⁡θ ) における単位円の接線を l とし, P との距離が θ である l 上の 2 点のうち,原点と P を通る直線に関して点 A ( 1,0 ) と同じ側にある点を Q ( x,y) とする. θ が上の範囲を動くとき Q の描く曲線と, x 軸, y 軸,および直線 y =1 とで囲まれる図形の面積を S とする.以下の問に答えよ.
(1) x ,y を θ で表せ.
(2) 定積分 ∫1π 2⁡ y⁢dx , ∫ 01⁡ x⁢dy をそれぞれ θ を変数とする定積分で表せ.
(3) S を求めよ.
2003-13591-0204
【4】 空間内の 6 点 ( ±1,0 ,0) ,( 0,±1 ,0) ,( 0,0, ±1) を頂点とする正八面体 T と,原点 O を中心とし, O から T の辺の中点までの距離を半径とする球 S を考える. T と S との共通部分を A , T のうち S に含まれない部分を B , S のうち T に含まれない部分を C とする. A ,B , C の体積をそれぞれ a , b ,c で表すとき,以下の問に答えよ.
(1) b と c の大小を比較せよ.
(2) a ,b , c の大小を比較し,大きい順に並べよ.
2003-13591-0205
【5】 放物線 y= x 22 のうち, 0≦x ≦1 の部分を C とする. C 上の点 P ( x,y ) に対し,原点 O から P までの C の部分の長さを s で表す. x と y を s の関数とみなして x =f⁡( s) ,y= g⁡( s) とおくとき,以下の問に答えよ.
(1) {f ′⁡( s)} 2+ {g′ ⁡(s )} 2 の値を求めよ.
(2) 次の等式を示せ.
f″⁡ (s) =- 1( 1+{ f⁡( s)} 2) 32 ⁢ g′ ⁡( s) ,g″ ⁡ (s) =1 (1 +{ f⁡( s)} 2) 32 ⁢ f′ ⁡( s).
(3) P における C の法線上にあり, P との距離が正の定数 a である 2 点のうち, C の下側にあるものを Q ( v,w ) とする. v ,w を f ⁡(s ), g⁡( s) ,f′ ⁡(s ), g′⁡ (s ) を用いて表せ.
(4) C の長さを L とし, P が C 全体を動くときの, Q の描く曲線の長さを M とする. M-L を求めよ.ただし, ∫ 01⁡ 11+ x2 ⁢d x= π4 を用いてもよい.