2003 早稲田大学 政治経済学部MathJax

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2003 早稲田大学 政治経済学部

2月20日実施

易□ 並□ 難□

【1】 次の空欄にあてはまる数値または式等を解答欄に記入せよ.

  xy 平面上の,正の整数 m n を成分にもつ点 ( m,n ) を格子点と呼ぶ.各格子点に次の規則で番号 f (m ,n) を付ける:

(ⅰ)  f( 1,1) =1

(ⅱ)  { f( n,1) =f( 1,n-1 )+1 n= 2 3 4 f( n-i,i +1)= f(n -i+1, i)+1 i=1 2 n -1n 2).

 このとき, f( 3,2) = である. f( 1,m) f (m,1 ) m の式で表すと,それぞれ, f( 1,m) = f( m,1) = である.また, f( m,n) =100 となる格子点 ( m,n ) は, m+n= をみたし,その座標は ( m,n) = である.

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2月20日実施

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【2】  0° θ 360° のとき,関数

f( θ)= ( 12 sin2 θ+sin θ+ 12 )3 +cos2 θ-4 sinθ -3

とおく.次の問いに答えよ.

(1)  x= 12 sin 2θ +sinθ +1 2 とするとき, x の動く範囲を求めよ.

(2)  y=| f( θ) | の最大値を求めよ.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【3】 次の空欄にあてはまる 0 以上の数値または式を解答欄に記入せよ.

 次のルールで 1 つのサイコロを繰り返して投げる:

5 以上の目が続けて 2 回でたら,このサイコロ投げをやめる

それ以外の場合は,サイコロ投げを続ける.

 このとき, n 回目に 5 以上の目が出て,かつ ( n+1 ) 回目のサイコロ投げを続ける確率を a n とおき, n 回目に 4 以下の目が出て, (n+ 1) 回目のサイコロ投げを行う確率を b n とおく.

  n=1 2 のときは a1= b1= a 2= b2 = である.

  1 以上の n に対して,関係式

(A)  an+ 1= × an+ × bn bn +1= ×a n+ ×bn

n=1 2

が成り立つ.

 また,(A)から an a n+1 an+ 2 の関係式を導くと,

(B)  an+ 2- ×a n+1 - ×an =0 n=1 2

となる.ここで, t2- t- =0 2 つの解 α β= ± α<β である.(B)は an+2 -( α+β) ×an +1+α β× an=0 と表すことができるから,

an+ 2-α ×an +1= ×( an+1 -α× an ) an+2 -β× an+1 = × (an +1-β ×an )

よって,

(C)  an+ 1-α ×an = ×β n an+1 -β× an= ×α n n =1 2

が成り立つ.

 (C)より, α β を用いて a n を表すと

an=

となる. を用いて ( n+1 ) 回目でサイコロ投げをやめる確率 P n+1 α β で表せば

Pn+ 1= ×an =

となることがわかる.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【4】  a>0 a 1 とする.このとき, x の不等式

loga (x+ 2) loga2 ( 3x+ 16)

を解け.

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