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2004-10481-0101
2004 名古屋大学 前期
文科系
理科系【1】の類題
易□ 並□ 難□
【1】 サイコロの出た目の数だけ数直線を正の方向に移動するゲームを考える.ただし, 8 をゴールとしてちょうど 8 の位置へ移動したときにゲームを終了し, 8 をこえた分についてはその数だけ戻る.たとえば, 7 の位置で 3 が出た場合, 8 から 2 戻って 6 へ移動する.なお,サイコロは 1 から 6 までの目が等確率で出るものとする.原点から始めて,サイコロを n 回投げ終えたときに 8 へ移動してゲームを終了する確率を p n とおく.
(1) p2 を求めよ.
(2) p3 を求めよ.
(3) p4 を求めよ.
2004-10481-0102
【2】 a を実数とする f⁡(x )=x 3+a ⁢x2 +(3 ⁢a-6 )⁢x+ 5 について以下の問いに答えよ.
(1) 関数 y= f⁡( x) が極値をもつ a の範囲を求めよ.
(2) 関数 y= f⁡( x) が極値をもつ a に対して,関数 y =f⁡ (x) は x =p で極大値, x=q で極小値をとるとする.関数 y =f⁡ (x) のグラフ上の 2 点 P (p ,f⁡ (p) ), Q (q ,f⁡ (q) ) を結ぶ直線の傾き m を a を用いて表せ.
2004-10481-0103
経済学部は【3】(a)で,【3】(b)との選択
【3】 i を虚数単位とする. z1= 3 および,漸化式 z n+1 =( 1+i) ⁢z n+i ( n≧1 ) によって定まる複素数からなる数列 { zn } について,以下の問いに答えよ.
(1) zn を求めよ.
(2) すべての正の整数 m について, z8 ⁢m- 7= 24 ⁢m- 2- 1 となることを示せ.
(3) 複素数 z n が表す複素数平面上の点を P n とする. Pn , P n+1 , Pn +2 を 3 頂点とする三角形の面積を求めよ.
2004-10481-0104
経済学部
【3】(a)との選択
【3】(b) E を 2 次の単位行列とする.整数 a , b ,c , d を成分とする行列 A =( ab c d ) が A 2=- E, b+c =0 ,b ≧0 という条件をみたすとする.また, B=3 ⁢A- E とおく.
(1) 行列 A を求めよ.
(2) Bn= 2n⁢ E をみたす正の整数 n で最小のものを求めよ.
(3) 正の整数 n に対して B n= pn⁢ E+q n⁢A をみたす実数 p n と q n を求めよ.
2004-10481-0105
理科系
文科系【1】の類題
(3) 4 以上のすべての n に対して p n を求めよ.
2004-10481-0106
【2】 a ,b ,c を実数とし,実数の組 (x ,y,z ) に関する方程式
(ⅰ) { x+y -2⁢ z=3⁢ a2 ⁢x-y -z=3 ⁢b x-5 ⁢y+4 ⁢z=3 ⁢c および (ⅱ) x2+ y2+ z2= 1
を考える.
(1) 方程式(ⅰ)が解をもつための a , b ,c に対する条件を求めよ.またそのときの方程式(ⅰ)の解 (x ,y,z ) を求めよ.
(2) 方程式(ⅰ)と(ⅱ)がただ一つの共通解をもつとき,その共通解 (x ,y,z ) は方程式 2 ⁢x2 +2⁢ x⁢y+ 2⁢y 2=1 をみたすことを示せ.
2004-10481-0107
【3】 多項式の列 fn ⁡(x ), n=0 , 1, 2, ⋯ が, f 0⁡ (x) =2 ,f 1⁡( x)=x ,
fn⁡ (x)= x⁢f n-1 ⁡(x )-f n-2 ⁡(x ), n=2 ,3 ,4 ,⋯
をみたすとする.
(1) fn⁡ (2⁢cos ⁡θ) =2⁢cos ⁡n⁢θ ,n =0 ,1 ,2 ,⋯ であることを示せ.
(2) n≧2 のとき,方程式 f n⁡( x)=0 の | x|≦ 2 における最大の実数解を x n とおく.このとき, ∫x n2 ⁡f n⁡ (x) ⁢dx の値を求めよ.
(3) limn →∞ ⁡n 2⁢ ∫x n2 ⁡f n⁡( x)⁢d x の値を求めよ.
2004-10481-0108
【4】(b)との選択
【4】(a) C1 , C2 , C2 は,半径がそれぞれ a , a ,2 ⁢a の円とする.いま,半径 1 の円 C にこれらが内接していて, C1 , C2 , C3 は互いに外接しているとき, a の値を求めよ.
2004-10481-0109
【4】(a)との選択
【4】(b) 正の整数 a と b が互いに素であるとき,正の整数からなる数列 { xn } を x 1=x 2=1 , xn +1= a⁢xn +b⁢ xn-1 ( n≧2 ) で定める.このときすべての正の整数 n に対して x n+1 と x n が互いに素であることを示せ.