2004 上智大学 理工(機械・化学)学部2月11日実施MathJax

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2004 上智大学 理工学部

機械工学科・化学科

2月11日実施

易□ 並□ 難□

【1】  xy 平面に,原点を中心とし,半径が 1 r 0 <r<1 の同心円がある.この円周上を動いている 2 つの点 P( cost, sint) Q (r cos2 t,rsin 2t ) を考える.ここで t は時間である.長さ PQ が最大値をとるのは cos t= のときである.以下, P Q を通る直線 l y 軸と平行でないときのみを考える.このとき直線 l x 軸の正の方向となす角を θ とする ( -π 2< θ< π2 ) tan θ t で微分することにより,

d θdt = + r 2+ r 1 +r2 -2r cost

が得られるので, d θdt =0 となるのは cos t= r+ 1r のときのみであることが分かる.したがって, dθd t= 0 となる t が存在するための必要十分条件は r である.

選択肢:

2004 上智大学 理工学部

機械工学科・化学科

2月11日実施

易□ 並□ 難□

【2】  xyz 空間内の 4 O( 0,0, 0) A( 3 ,0,0 ) B (0, 1,1 ) >C ( 0,0, 1) を考える.

(1)  3 A B >C を通る平面に垂直な単位ベクトル n

n = (1 , , )

と表される.ただし, >0 とする.

(2) 線分 OC 上の点 P ( 0,0, z) から 3 A B >C を通る平面に下ろした垂線の足を H とする.このとき,線分 PH の長さは

PH = ( -z )

と表される.

(3) また,(2)で定めた点 P から 3 O A B を通る平面に下ろした垂線の足を H とする.このとき, S= PH 2+ P H 2 とおくと,

S= 14 ( z2 + z+ )

と表される.点 P が線分 OC 上を動くとき, S の最小値は である.

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易□ 並□ 難□

【3】 複素数平面上の点 z= x+y i に対し

f(z )={ | z |z | +| z| | z0 1 z=0

とおく.ただし, i は虚数単位を表す.

(1)  f(z )<3 である z の範囲は中心 + i 半径 の円の内部である.

(2)  |z | <f( z) である z の範囲は <x である.

(3)  3 | z|< f(z ) である z の範囲は中心 1 + i 半径 の円の内部である.

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易□ 並□ 難□

【4】 次のように定積分で表された関数

F(x )= 116 04 |t (t- 2x) | dt

を考える.

(1)  F(x )

x のとき x+ x のとき    16 ( x3+ x + ) x のとき x +

となる.

(2)  0x 3 における F (x ) x= のとき最大値をとり, x= のとき最小値をとる.

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