2004 上智大学 理工(数・物・電)学部2月12日実施MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2004 上智大学 理工学部

数・物理学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 次の漸化式を満たす数列 {a n} を考える.

an= an+ 2+ ( 1 3) n n =1 2 3

ここで lim n a n=0 であるとする.このとき,次の式が成り立つ.

an= ( ) n n=1 an=

2004 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月12日実施

電気電子工学科は【2】

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 座標平面上を運動する点 P がある.点 P は原点 (0, 0) を出発し,曲線 y= 23 xx x 0 上を毎秒 1 の速さで動いているとする.原点を出発してから t 秒後の点 P の座標を (x (t),y (t) ) とすると,次の関係式

x( t)+ dx( t)d t=

が成り立つ.点 P x 座標が 3 になるのは,原点を出発してから t0 秒後であるとする. d2x (t) dt2 の時刻 t= t0 での値は であり, d2y (t )d t2 の時刻 t =t0 での値は である.よって,時刻 t= t0 のときの点 P の加速度の大きさは である.

2004 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月12日実施

電気電子工学科は【3】

易□ 並□ 難□

【2】 座標空間において,原点 O( 0,0, 0) P( 1,0, 1) Q( 2,1, 0) を頂点とする三角形 OPQ を考える. 0t 1 のとき,点 (0 ,t,0 ) を通り xz 平面に平行な平面 H と辺 PQ が交わる点の座標は ( +t,t , + t ) であり,平面 H と辺 OQ が交わる点の座標は ( t ,t,0 ) である.三角形 OPQ y 軸のまわりに回転したときの回転体の体積は π である.この回転体上の点で, z 軸上の点 (0 ,0, 5 2 ) に最も近い点の座標は ( 0, , ) である.

2004 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月12日実施

電気電子工学科は【4】

易□ 並□ 難□

【3】 各チームに攻撃度 n (ただし n= 1 2 3 )が決まっている競技を考える.攻撃度 a のチーム A と攻撃度 b のチーム B が試合をしたとき,

A a 回攻撃し, B b 回攻撃するとし,

A のそれぞれの攻撃が成功する確率は b 3 であり,

B のそれぞれの攻撃が成功する確率は a3 である

とする.攻撃の成功回数を得点とし,得点の多いチームが勝ち,同点の場合は引き分けとする.

(1) 攻撃度が 3 のチームと 2 のチームが対戦したとき,引き分けになる確率は である.

(2) 攻撃度が 3 のチームと 2 のチームが対戦したとき,攻撃度 3 のチームが勝つ確率は である.

(3) 攻撃度が 3 2 1 3 チームで総当たり戦を行うとき,攻撃度 3 のチームが 2 勝する確率は 2 であり,攻撃度 2 のチームが 2 勝する確率は 2 である.また, 2 勝する確率が最も高いのは,攻撃度 のチームであり,その確率は 2 である.

2004 上智大学 理工学部

数・物理学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【4】 座標空間において,原点 O を中心とする,半径が 1 および 2 の球面をそれぞれ S 1 S2 とする.点 P S1 の上を,点 Q S2 の上を | PQ | =2 という条件を保って動くとする.このとき以下の問に答えよ.

(1) 与えられた点 P= (x,y ,z) に対して,上の条件を満たす点 Q の全体は半径 r= の円 C をなす.この円 C とその内部を底面とし点 P を頂点とする円錐の側面(底面は入れない)の面積は π である.

(2) 円 C の中心を R とし, 1 r RQ = (u,v ,w) とする. P=(0 ,0,1 ) のとき, w= である.また点 P Q に対して関数 f (P,Q )

f(P ,Q)= z+v+ (zv -yw )

と定義する. P=(0 ,0,1 ) の条件の下では f (P,Q ) の最大値は 最小値は である.

(3) 関数 f (P,Q ) の最大値を求めたい.まず不等式

|z v-y w|

が成り立つことに注意する.ただし,上の には,不等式を成り立たせる最小の整数を入れる.次に,この不等式と(2)における考察を考慮すると,求める f ( P,Q) の最大値は であることが分かる.

2004 上智大学 理工学部

電気電子工学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】  z1= cosθ+ isin θ z2= cosϕ+i sinϕ のとき,複素数 z

z=2 z1+ z 1z2

とおく.ただし, i は虚数単位を表す.また,角 θ ϕ はラジアンで表すものとする.

(1)  z の絶対値 |z | θ ϕ を使って表せ.

(2)  θ ϕ がそれぞれ 0 θπ 0 ϕ π の範囲を動くとき, z が動く領域を複素数平面上に図示せよ.

(3)  ir r は実数)が(2)の領域内にあるとき, z=i r を満たす cos θ cos ϕ の値を r を使って表せ.

(4) 同様に, r(cos α+i sinα ) (ただし r> 0 )が(2)の領域内にあるとき, z=r (cosα +isin α) を満たす cos α の値を r α を使って表せ.

inserted by FC2 system