Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2004年度一覧へ
大学別一覧へ
理科大一覧へ
2004-13442-1101
2004 東京理科大学 理学部B方式
情報数理科,応用物理,応用化学科
2月13日実施
(1)〜(3)合わせて配点35点
易□ 並□ 難□
【1】 次の(1)から(3)において, 内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求めて,その数字を解答用マークシートの所定欄にマークせよ.
(1) 直線上に 4 点 G 1 ,A , B ,G 2 が図のように左からこの順に間隔 1 で並んでいる.いま,動点 P が点 A から出発して次の規則で移動する.
「サイコロを投げて, 1 の目が出たら左に 1 だけ進み,そのほかの目が出たら右に 1 だけ進む.ただし, G 1 ,G 2 をゴールとし,ゴールに到着した後はどの目が出ても移動しない.」
n 回サイコロを投げたときに P がゴールにいる確率を p n とすると,
n が偶数のとき, pn= 1- ( ア イ ウ )n エ
n が奇数のとき, pn= 1- オ カ ( キ ク ケ ) n- コ サ
となる.
2004-13442-1102
(2) a を実数とし,行列 X を X= ( 2⁢a+ 1-2 ⁢a+1 8⁢ a-4 -6⁢a +5 ) により定める.また, E を 2 次の単位行列とし, O を 2 次の零行列とする.
(a) X を実数 k と行列 Y を用いて X= k⁢E+ Y と表すとき, Y2= O となるとすると, k=- シ ⁢ a+ ス であり,
Y=( セ ⁢ a-ソ -2⁢ a+1 8⁢a- 4- タ⁢ a+ チ )
である.
(b) 自然数 n に対し, Xn を(a)で求めた Y を用いて表すと,
Xn= (- ツ⁢ a+ テ ) n⁢ E+ n⁢ (- ト ⁢ a+ ナ ) n-1 ⁢Y
であり,とくに, a=1 のとき,
Xn= ( ニ ⁢ n+ ヌ - ネ ⁢ n ノ⁢ n - ハ⁢ n+ ヒ )
2004-13442-1103
(3) 座標平面上で,点 (1 ,0) を中心とする半径 1 の円と放物線 y =- 2⁢3 3⁢ ( x2-2 ⁢x) の交点の座標は, x 座標の小さい順に
(0, 0) ,( フ ヘ , ホ マ ) ,( ミ ム , メ モ ) ,( ヤ , ユ )
であり,また,この円の内側とこの放物線の上側の共通部分の面積は,
π ヨ - ラ リ ル レ ⁢ ロ
2004-13442-1104
配点25点
【2】 関数 f⁡ (x) =e-x ⁢cos⁡ x ( x≧0 ) について,次の問に答えよ.ただし, e は自然対数の底を表す.
(1) f⁡( x) の極値を与える x の値をすべて求めよ.
(2) 区間 [0 ,π] における f⁡ (x ) の最大値および最小値と,それらを与える x の値を求めよ.ただし, [0 ,π] は, 0≦x ≦π であるような実数 x 全体の集合を表す.
(3) f⁡( x) の極小値を与える x の値を,小さい順に
a1 ,a2 , a3 ,⋯ ,an , ⋯( 0< a1< a2< a3< ⋯<an <⋯)
とする.
(a) an を求めよ.
(b) ∑ n=1 ∞⁡ f⁡( an ) を求めよ.
2004-13442-1105
配点40点
【3】 log⁡t は t の自然対数を表し, e は自然対数の底を表す.
(1)(a) ∫ ⁡t2 ⁢( log⁡t) 2⁢d t を求めよ.
(b) ∫ 1e⁡ t2⁢ (log ⁡t) 2⁢d t を求めよ.
(c) ∫ ⁡log⁡t ⁢dt を求めよ.
(d) ∫ 1e⁡ log⁡t⁢ dt を求めよ.
(2) 正の実数全体を定義域とする連続関数 f⁡ (x ) が,すべての正の実数 x に対して
f⁡( x)= x2⁢ log⁡x- ∫ 1e⁡ f⁡( t)⁢ log⁢t⁢ dt
を満たしているとする.このとき,次の問いに答えよ.
(a) f⁡( x) を求めよ.
(b) f⁡( x) の極値を与える x の値を求めよ.
(c) y=f⁡ (x ) のグラフの変曲点の x 座標を求めよ.