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2005-10550-0101
2005 京都工芸繊維大学 後期
120分,150分共通
易□ 並□ 難□
【1】 xyz 空間に 3 つの定点 A( -1,0, 1), B(0 ,0,2 ),K (2, k,0) と線分 AK 上を動く点 M がある.直線 BM と xy 平面の交点を P (p, q,0) とおく. M が線分 AK 上を動くときに P が描く図形を L とおく.
(1) 実数 s ,t を
AM→ =s⁢ AK→ ( 0≦ s≦1 ),BP→ =t⁢ BM→
により定めたとき, t ,p ,q を s と k を用いて表せ.
(2) xy 平面上の円周で,原点を中心とし半径 1 のものを C とする. L と C が共有点をもつような k の範囲を求めよ.
2005-10550-0102
【2】 a1= π 4 ,an +1= π2 ⁢ sin⁡an ( n=1 ,2 ,3 , ⋯) で定義される数列 {an } を考える.また, bn= π 2- an (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) とおく.
(1) 不等式 1- cos⁡x≦ x 22 が成り立つことを示せ.
(2) n=1 ,2 ,3 ,⋯ に対して不等式 b n+1 ≦π 4⁢ b n2 が成り立つことを示せ.
(3) n=1 ,2 ,3 ,⋯ に対して不等式 0≦ bn≦ ( π 4) 2n -1 が成り立つことを示せ.
(4) 極限値 lim n→∞ ⁡a n を求めよ.
2005-10550-0103
【3】 xy 平面上を運動する点 P があり,時刻 t における P の座標 (x, y) が
{ x=et ⁢(2 +sin⁡t +cos⁡t )y =et ⁢(sin⁡ t-cos⁡ t)
で表されている.時刻 t における P の速さを v⁡ (t) とする.
(1) 時刻 t における P の速度ベクトルと v⁡ (t) を求めよ.
(2) P が描く曲線を C とする. 0≦t≦ π の範囲で P の速さが最大となるときの P の位置を P0 とする.点 P0 における C の接線の傾きを求めよ.
(3) 0≦t≦ π の範囲で
v⁡(t )=a⁢ ddt ⁢ (e t⁢ sin⁡ t2 ) +b⁢ ddt ⁢ (e t⁢ cos⁡ t2 )
が成り立つように定数 a ,b を定めよ.
(4) 時刻 t= 0 から t= π までに P が通過する道のりを求めよ.
2005-10550-0104
【4】 自然数 n= 1, 2, 3, 4, 5, 6 のそれぞれに対して,点 An が数直線上の座標 n の位置にある.サイコロを 2 回投げ,次の手順(*)により, A1 , A2 , A3 , A4 , A5 , A6 を動かす.
(*) 1 回目に出たサイコロの目の数を S ,2 回目に出た目の数を T とし,自然数 L ,M を, S≦T のときは L= S, M=T により定め, S>T のときは L= T, M=S により定める.自然数 n= 1, 2 ,3 , 4, 5 ,6 のそれぞれに対して, n が L≦ n≦M を満たすときは座標 n+ 6 の位置に An を動かし,そうでないときは An を動かさない.
このとき, A1 の座標を C とし, A1 ,A2 ,A 3, A4 ,A5 ,A 6 の中で,区間 x≦ 6 にあるものの個数を X , 区間 x< C にあるものの個数を Y とする.
(1) X=0 となる確率を求めよ.
(2) X の期待値を求めよ.
(3) Y=0 となる確率を求めよ.
(4) Y の期待値を求めよ.
2005-10550-0105
150分
【5】 a を正の定数とする.関数 f⁡ (x)= a2⁢ (e x-e -x ) ex+ e-x -x の x≦ 0 における最大値を求めよ.
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【6】 0<t< π 2 とする. xy 平面において, 楕だ 円 x 2+ y2 4= sin2 ⁡t によって囲まれる部分を E1 とし,楕円 (x-1 )2+ y 24 =cos2 ⁡t によって囲まれる部分を E2 とする. E1 と E2 の共通部分の面積を S⁡ (t) とする.
(1) S⁡(t ) を t を用いて表せ.
(2) t が 0< t< π2 の範囲を動くとき, S⁡(t ) の最大値を求めよ.