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2005 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【1】  2 は無理数であることを既知として,次の問いに答えよ.

(1) 有理数 a b a+ b2 =0 を満たすとき, a=0 b=0 を証明せよ.

(2) 有理数 a b (3+ 8) a+(2 -2) b=1 +18 を満たすとき, a b の値を求めよ.

2005 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【2】  OBA において, OA=1 OB=m OA= a OB= b とおく.また, AOB= π 3 とする.次の問いに答えよ.

(1) 頂点 B から直線 OA に下ろした垂線と OA の交点を C とするとき, OC a m を用いて表せ.

(2) 各頂点から対辺またはその延長上に下ろした垂線は 1 点で交わり,三角形の垂心と呼ばれる. OAB の垂心を T とするとき, OT a b m を用いて表せ.

(3)  OAB の重心と垂心が一致するための必要十分条件は, OAB が正三角形であることを示せ.

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総合科学部(理系)

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】  A B 2 つの袋に,玉がそれぞれ 2 個ずつ入っている.いま,硬貨 1 個を投げ,表が出れば A から B に玉を 1 個移し,裏が出れば B から A に玉を 1 個移す.この操作を繰り返し,どちらかの袋の中の玉がなくなったとき終了する.次の問いに答えよ.

(1) 硬貨を 2 回投げたとき,終了する確率を求めよ.

(2) 硬貨を n 回投げたとき,ちょうど終了する確率を求めよ.

(3) 終了するまでに硬貨を投げる回数の期待値を求めよ.

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総合科学部(理系)

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【4】  f(x )= 14 (x 2-2 log| x|- 1) とする.次の問いに答えよ.

(1) 関数 y= f(x ) の増減,極値,グラフの凹凸を調べ,そのグラフをかけ.

(2)  a>0 とする.曲線 y= f(x ) x= a+1 から x= 2a+ 1 までの長さ L (a) を求めよ.

(3) 極限 lim a L(a )a2 の値を求めよ.

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総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【5】  f(x )= 4cos x+2 sin2 x3 とする.次の問いに答えよ.

(1) 関数 y= f(x ) の区間 [ 0, π2 ] における最大値を求めよ.

(2) 定積分 I= 0π2 { 23 -f( x)} dx を計算せよ.

(3) 関数 g (t)= t 22 3+t の区間 [ 0,3 ] における最大値を求めよ.

(4) 区間 [ 0, π2 ] において,不等式

0< 122 3+f (x ) -{2 3-f (x) }< 33

が成立することを示せ.

(5) 定積分 0 π2 12 23 +f( x) dx の値を J とするとき,

|J- I|< 3 π6

を示せ.

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理学部数学科

易□ 並□ 難□

【1】  n を自然数とする.だ円

x 24 n2 +y 2=1

と双曲線

x 2n2 - y2n 2= 1

の第 1 象限における交点の座標を (an ,bn ) で表すとき,次の極限を求めよ.

(1)  limn a nn

(2)  limn bn

(3)  limn n(a n-n)

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理学部数学科

易□ 並□ 難□

【2】  α を実数とする.零ベクトルでないベクトル a = (α2 +α, α+1 ) b =(α ,-1 ) と行列

A=( α -1 α2 +α α+1 )

を考える.次の問いに答えよ.

(1)  a b が垂直であるとき, α の値を定めよ.

(2)  a b が平行であるとき, α の値を求めよ.

(3) 行列 A が逆行列を持つための α の条件を求めよ.

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理学部数学科

易□ 並□ 難□

【3】  a b を正の定数とし, 2 つの放物線 y= ax2 y= 1-b x2 を考える.放物線 y= 1-b x2 x 軸で囲まれた図形の面積が 2 つの放物線で囲まれた図形の面積の 2 倍であるとき,次の問いに答えよ.

(1)  a b であらわせ.

(2)  2 つの放物線の交点が, a b によらない直線上にあることを証明せよ.

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理学部数学科

易□ 並□ 難□

【4】  n を自然数とする.箱の中に 1 から n までの数字が 1 つずつ記入されたカードが,それぞれの数 k k =1 2 n について k 枚ずつ入っている.この箱からカードを 1 枚取り出す試行を n 回行う.ただし, 1 回目に取り出したカードは箱の中にもどしてから, 2 回目の試行を行うものとする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  1 回目に取り出したカードに記入された数字が k である確率 Pk n k を用いて表せ.また,取り出したカードに記入された数の期待値 En を求めよ.

(2)  1i n をみたす自然数 i に対して, 2 回の試行で出た数の和が i となる確率 Qi n i を用いて表せ.

(3)  2 回の試行で出た数の和が n 以下となる確率を Rn とするとき, limn Rn を求めよ.

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理学部数学科

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【5】  a を正の定数とする.第 1 象限内の曲線 y= 1 xa+1 に接し,原点を中心とする円 C を考える.次の問いに答えよ.

(1) 円 C の半径 r a を用いて表せ.

(2)  1<r< 2 であることを示せ.

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