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2005 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】  f(x ,y)= 4( x2+x y+y 2)- 11(x +y)+ 6 g( x)= 4x 3-11 x2 +6x とおく.このとき,次の問に答えよ.

(1)  xy のとき, g(x )=g (y) f (x,y )=0 が成り立つための必要十分条件であることを示せ.

(2)  g(- 1) g (0) g (1) g (2) g (3) の値を求めよ.さらに,関数 g (x) の増減を調べ,グラフの概形を図示せよ.

(3)  f(x ,y)= 0 かつ x< y をみたす整数 x y の組をすべて求めよ.

2005 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

2005年九州大後期理学部数学【2】の図

【2】 右図のような一辺の長さが 1 の立体 OABC- DEFG を考える.辺 AE の中点を M DG の中点を N とする. X を辺 DE 上の点, Y を辺 BC 上の点とし, DX の長さを x CY の長さを y とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  4 X M Y N が同一平面上にあるための必要十分条件を x y を用いて表せ.

(2)  x y が問(1)の条件をみたしながら動くとき,三角形 XMY の面積の最小値と最大値を求めよ.また,そのときの x y の組をすべて求めよ.

2005 九州大学 後期理学部

数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【3】 初項 1 公比 x の等比数列の初項から第 n 項までの和を f n (x ) とおく.各自然数 N に対して, x の方程式

n |N f n( x)=2 fN (x ) (*)

を考える.ここで,一般に数列 a 1 a2 a3 に対して,

n |N a n

は, N のすべての約数 n にわたる a n の和を表す.たとえば, N=11 12 ならば,

である.このとき,次の問に答えよ.

(1)  x=1 が(*)の解となるような 10 未満の自然数 N をすべて求めよ.

(2)  n 2 以上のとき, 0x< y ならば 1 fn ( x)< fn (y) となることを示せ.

(3)  x0 のとき, x が(*)をみたすことと

n | N 1 f Nn ( xn ) =2 (**)

をみたすことは同値であることを示せ.

(4)  N 2 以上ならば,(*)が 0 x<2 の範囲に唯一つの解を持つことを示せ.

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数学科

配点50点

易□ 並□ 難□

【4】  xy 平面内に,点 A( 0,1) を中心とする半径 1 の円と,それに接する直線 l がある.次の条件(a),(b)をともにみたす点 P 全体のなす領域を D とする.

(a) 点 P から点 A までの距離は点 P から x 軸までの距離以下である.

(b) 点 P は直線 l に関して点 A と同じ側にある.

 ただし,直線 l は次の条件(c)をみたすような配置になっているとする.

(c) 領域 D は点 A を始点とする半直線を一つも含まない.

 このとき,次の問に答えよ.

(1) 領域 D の概形を図示せよ.

(2) 直線 l が条件(c)をみたしながら動くとき, D の面積の最小値を求めよ.

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