2005 大阪市立大学 前期MathJax

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2005 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの関数 y= 1-x2 y= 12 ( x-b) 2 のグラフが,点 A( a,1- a2 ) において同一の直線に接するように,正の定数 a b を定める.関数 y= f(x )

f(x )={ 1- x2 x a 12 (x -b)2 x>a

によって定義するとき,次の問いに答えよ.

問1 正の定数 a b の値を求めよ.

問2 関数 y= f(x ) のグラフと x 軸で囲まれる図形の面積を求めよ.

2005 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【2】 数列 {an } を条件

a1= -1 an +1= 1 an -1 n =1 2 3

で定める.この数列の初項から第 n 項までの積 a1 a2 a3 an xn とするとき,次の問いに答えよ.

問1  xn- xn+ 1= xn+2 が成り立つことを示し, x6 a6 を求めよ.

問2  x1+ x2+ x3+ +x n+x n+1 =-x n が成り立つことを示せ.

問3  x2+ x4+ x6+ +x 2m =-1 -x2 m+1 が成り立つことを示せ.

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商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【3】  a>0 とし, xy 座標平面において, x 軸に平行な直線 l: y=a および,放物線 U: y=x2 を考える.次の問いに答えよ.

問1 点 (0, s) を中心とする半径 r の円と放物線 U が,ただ一つの共有点を持つための s r についての条件を求めよ.

問2 直線 l と放物線 U によって囲まれる領域(境界も含む)を D とする. D に含まれ, y 軸上に中心を持つ円のうちで,その半径 r が最大のものを求めよ.

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商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【4】  n 2 以上とし, n 組の夫婦が, 2n 人掛けの円卓に着席するものとする.着席位置を無作為に決めるとき,次の問いに答えよ.

問1 男女が交互に着席する確率を求めよ.

問2 どの夫婦も隣り合わせに着席する確率を求めよ.

問3 男女が交互になり,かつ,どの夫婦も隣り合わせに着席する確率を求めよ.

2005 大阪市立大学 前期

理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【1】 実数を成分とする 2 次の正方行列のうち,その (1, 1) 成分, (2,2 ) 成分が正で, (2,1 ) 成分が 0 である行列の全体集合を M とする. E 2 次の単位行列を表すものとして,次の問いに答えよ.

問1  A が集合 M に属するならば, B(A +2E )=3 A をみたす B M に属するものがただ一つ存在することを示せ.

問2  2 次の正方行列 An n= 1 2 3

A1= ( 32 01 ) An +1 (An +2E )=3 An

によって定めるとき, An n を用いて表せ.

2005 大阪市立大学 前期

理・工・医(医)学部

易□ 並□ 難□

【2】  xy 座標平面において,原点 O( 0,0) を中心とする半径 1 の円 S と, 2 A (0, 2) B(0 ,-2) を考える. S 上の点 P (cos θ,sin θ) に対し,直線 AP x 軸との交点を X A 直線 BP x 軸との交点を XB とする.次の問いに答えよ.

問1  2 XA XB x 座標をそれぞれ θ を用いて表せ.

問2  0<θ< π 2 の範囲で点 P( cosθ, sinθ ) S 上を動くとき,線分 X AXB の長さの最大値を求めよ.

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理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【3】  M 2 以上の自然数とする. N を自然数全体の集合とし, nN について,集合

An= {m |m N,m Mn }

の要素の個数を an とする. S(M )=a1 +a2 ++ aM とおくとき,次の問いに答えよ.

問1 不等式 n=2 M Mn< S(M ) n=1 M Mn が成り立つことを示せ.

問2 関数 f (x)= 1 x の定積分を用いて, limM S (M) Mlog M= 1 であることを示せ.

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理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【4】 座標空間に 3 A( 0,0, 1) B(1 ,0,0 ) P(1 ,tanθ, 0) をとる.座標空間の原点を O( 0,0, 0) で表す.線分 OP 上に点 Q OP OQ=1 となるようにとり, s=BQ とおくとき,次の問いに答えよ.

問1  s θ を用いて表し,線分の長さ AQ s のみを用いて表せ.

問2  0<θ< π 2 のとき, d skθ = AQ AP であることを示せ.

問3  f(θ )= 1AP とおくとき,定積分 0π4 f(θ )dθ を求めよ.

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理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【5】 座標平面上の原点 O を中心とする半径 1 の円 S 上に,異なる 3 A (a 1,a 2) B ( b1, b2) C (c 1,c2 ) がある.実数 α β γ

( c1 c2 ) =( a 1- a2 a2 a1 ) ( αβ ) γ= OA OB

で定める.点 D( d1, d2)

( d1 d2 )= ( -αβ -β -α ) ( b1 b2 )

で定め,線分 AD BC の中心をそれぞれ M N とする.次の問いに答えよ.

問1  α2+ β2= 1 を示し,これを用いて,点 D が円 S 上にあることを示せ.

問2  OA OC OB OD OC OD α β γ を用いて示せ.

問3  2 直線 AD BC は直交することを示せ.また, 2 直線 AD BC の交点を H とすると

OH =OM +ON = 12 ( OA +OB +OC +OD )

が成り立つことを示せ.

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