2005 上智大学 経済(経済)学部2月11日実施MathJax

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2005 上智大学 経済(経済)学部

2月11日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  2 次方程式 x2 +5 x+3= 0 2 つの解を α β とする.

(ⅰ)  α2+ 4α+ β β2+ 4β+ α 2 つの解とする 2 次方程式で, x2 の係数が 1 となるものは

x2+ x+ =0

である.

(ⅱ) はじめの 2 次方程式 x2 +5 x+3= 0 2 つの解が α 2+p α+q β 2+p β+q と表されるならば p= q= または p= q= である.ただし, < とする.

2005 上智大学 経済(経済)学部

2月11日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 実数 x y について, 3x 2-2 xy +3 y2= 16 が成り立つとする.

(ⅰ)  x+y= u xy= v とおくと, 3x 2-2 xy+ 3y 2=16

v= u 2+

と表せる.また, t に関する 2 次方程式 t 2-u t+v= 0 が実数解 x y をもつので, u v u 2-4 v0 をみたす.この不等式に を代入して得られる 2 次不等式を解けば

u

である.

(ⅱ)  xy のとり得る値の範囲は, xy である.

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2月11日実施

易□ 並□ 難□

【2】  f(x )=x3 -x g( x)= (x-a) 3-( x-a) とする.ただし, a>0 とする.

(1)  a=1 のとき, 2 つの曲線 y= f(x ) y=g (x) で囲まれる図形の面積は である.

(2)  |f (x)- g(x )| の最小値は, 0<a のとき, であり, <a のとき, a3+ a2 + a + である.

(3)  a= のとき,

12 (f (x)- g(x ))d x=

である.

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2月11日実施

易□ 並□ 難□

【3】 袋の中に,青,赤,黄の 3 つの球が入っている.また箱の中に青,赤の球が入っている.この袋から 1 つの球を取り出す.

・取り出した球の色が青ならば, 2 点獲得して,その青い球を箱の中に入れ,箱の中の赤い球を袋に入れる.

・取り出した球の色が黄ならば, 1 点獲得して,その黄色の球を袋に戻す.

・取り出した球の色が赤ならば,獲得点 0 で,その赤い球を箱の中に入れ,箱の中の青い球を袋に入れる.

  n 回目( n 2 )の試行では, (n-1 ) 回目の試行で得られた袋より球を取り出し, 1 回目の試行と同様に点を獲得し,袋の中の球を出し入れする.ここで,袋の中の 3 つの球のうちの 1 つを取り出す確率は,球によらず等しく 13 とする.

 たとえば最初に黄色の球を取り出せば, 1 点獲得して,黄色の球を袋に戻すから袋の中は「青,赤,黄」となる. 2 回目にこの袋から赤い球を取り出せば,獲得点 0 で青い球を袋に入れる.この 2 回の試行での獲得点の合計は 1 点となり,袋の中は〔青,青,黄」となっている.

(1) 次に述べてあることが正しければ,解答欄の○に,正しくなければ,解答欄の×にマークせよ.

(あ)  3 回目の試行で,獲得点の合計が 4 点となるのは,毎回の試行で「青があれば,青,なければ,黄」が取り出された場合に限る.

(い)  3 回目の試行で,獲得点の合計が 4 点となったとする.このとき 3 回目の試行で得られた袋の中身は,必ず「赤,赤,黄」となっている.

(う)  3 回目の試行で得られた袋の中身が「赤,赤,黄」であれば,獲得点の合計は 4 点である.

(2)  3 回目の試行で獲得点の合計が 4 点となる確率は 2 点となる確率は である.また 3 回目の試行の後,袋の中が「青,赤,黄」となる確率は である.

(3)  n 回目の試行の後,袋の中に「赤,赤,黄」の球がある確率を p n 「青,赤,黄」の球がある確率を q n 「青,青,黄」の球がある確率を rn とする. pn qn rn に関する漸化式は

pn+ 1= 1 3 (p n+q n)

qn+ 1= 1 3 ( pn + qn + rn )

rn+ 1= 1 3 (q n+r n)

である.この漸化式と, p1= q1= r1= 1 3 より, pn =rn となることがわかる.さらに p n+q n+r n=1 であるから, qn に関する漸化式

qn+ 1= + qn

が得られる.

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