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2006-10321-0101
2006 新潟大学 前期
経済,人文,教育,農学部
易□ 並□ 難□
【1】 三角形 OAB において,辺 AB を 2 :1 に内分する点を P , 線分 OP を k: (1− k) に内分する点を Q とし,直線 AQ と直線 OB の交点を R とする. OA→ =a → , OB→ =b → として,次の問いに答えよ.ただし,実数 k は 0 <k< 1 の範囲を動くものとする.
(1) OQ→ を k , a→ ,b → で表せ.
(2) OR→ を k , b→ で表せ.
(3) 直線 PR が直線 AO に平行になるとき, k の値を求めよ.
2006-10321-0102
【2】 a を実数とする. x に関する方程式 log3⁡ (x− 1)= log9 ⁢( 4⁢x −a− 3) が異なる 2 つの実数解をもつとき, a のとりうる値の範囲を求めよ.
2006-10321-0103
【3】 c を正の定数とし,放物線 y =x2 +6⁢ c2 を C1 , 放物線 y =−2 ⁢x2 を C 2 とする. 2 つの放物線 C 1 と C 2 の両方に接する直線で,傾きが正のものを l1 , 傾きが負のものを l 2 とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) l1 および l 2 の方程式をそれぞれ求めよ.
(2) C1 と 2 直線 l1 , l2 で囲まれた図形の面積を S1 , C2 と 2 直線 l1 , l2 で囲まれた図形の面積を S 2 とするとき, S1 S2 の値を求めよ.
2006-10321-0104
経済,人文,教育,農,理系学部
理系は【2-A】
【4-A】 四角形 ABCD は ∠ B=120 °, CD=DA =AC を満たしているものとする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) AB<BD であることを示せ.
(2) 線分 BD 上に AB =BE となる点 E をとるとき, ∠BAE の大きさを求めよ.
(3) AB+BC =BD であることを示せ.
2006-10321-0105
経済,人文,教育,理系学部
旧教育課程者選択用
理系は【2-B】
【4-B】 α を 0 でない複素数とする.複素数平面において,複素数 z は α ⁢z+ α‾ ⁢ z‾ =1 を満たしながら動くものとする.複素数 w 1= α⁢ z を表す点が描く図形を C1 , 複素数 w 2= α z を表す点が描く図形を C 2 とする.このとき,次の問いに答えよ.ただし, α‾ , z‾ はそれぞれ α ,z に共役な複素数を表すものとする.
(1) C1 は実軸上の点 12 を通り虚軸に平行な直線であることを示せ.
(2) C2 は点 α 2 を中心とする半径 | α| 2 の円周から 1 点 0 を除いたものであることを示せ.
(3) C1 と C 2 がただ 1 点のみを共有するとき, α+ α‾ の値を求めよ.
2006-10321-0106
理系
【1】 曲線 y =2⁢ x3− 12⁢ x を C とし,点 (1 ,−2 ) を通る C の接線を l とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) l の方程式を求めよ.
(2) C と l とで囲まれた図形の面積を求めよ.
2006-10321-0107
【3】 行列 A =( a−20 25 −16 a+20 ) , B= (3 −1 6 −2 ), P= (5 1 4 1 ), Q= (1 2 34 ) について,次の問いに答えよ.ただし, a は実数である.
(1) P の逆行列 P −1 および Q の逆行列 Q −1 をそれぞれ求めよ.
(2) C=P −1⁢ A⁢P , D= Q−1 ⁢B ⁢Q とおくとき,行列 C , D をそれぞれ求めよ.
(3) C ,D を(2)で求めた行列とする.等式 C ⁢X= X⁢D を満たす行列 X =( x y z w ) で,零行列 ( 0 00 0 ) と異なるものが存在するとき, a の値を求めよ.ただし, x ,y , z ,w は実数である.
2006-10321-0108
【4】 四面体 OABC において, ∠BOC= ∠COA= ∠AOB= 60° とする.頂点 A から, 3 点 O , B ,C を通る平面に下ろした垂線を AH とし,点 H から直線 OB に下ろした垂線を HD とする.辺 OA , OB ,OC の長さをそれぞれ a , b ,c として,次の問いに答えよ.
(1) 内積 OH → ⋅ OB→ および OH→ ⋅ OC→ を,それぞれ a , b ,c で表せ.
(2) 線分 OH は ∠ BOC を 2 等分することを示せ.
(3) AD→ ⊥OB → であることを示せ.さらに線分 OD および OH の長さをそれぞれ a で表せ.
(4) 四面体 OABC の体積を a , b ,c で表せ.
2006-10321-0109
【5】 次の問いに答えよ.
(1) x>0 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.
log⁡ (x+ 1)− log⁡ x< 1x
(2) x≧1 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.
x⁢ log⁡ x≧( x−1 )⁢ log⁡ (x+ 1)
(3) 整数 n ( n≧3 ) に対して,不等式 (n! )2 >nn が成り立つことを示せ.