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2006-10481-0101
2006 名古屋大学 前期
文科系
易□ 並□ 難□
【1】 0≦k ≦1 をみたす実数 k に対して, xy 平面上に次の連立不等式で表される 3 つの領域 D , E ,F を考える.
(1) 領域 D∪ (E∩F ) の面積 m⁡ (k) を求めよ.
(2) (1)で求めた面積 m⁡ (k) を最小にする k の値と,その最小値を求めよ.
2006-10481-0102
理科系【3】の類題
【2】 xy 平面上に点 A (2, 4) がある.平面上の直線 l に関して点 A と対称な点が x 軸上にあるとき,直線 l をピッタリ直線と呼ぶことにする.
(1) 点 P (p ,q) を通るピッタリ直線 l があるとし, l に関して A と対称な点を A ′ (t, 0) とするとき, p ,q , t の間に成り立つ関係式を求めよ.
(2) ピッタリ直線が 2 本通る点 P (p ,q) の存在範囲を求め,それを図示せよ.
(3) 点 P (p, q) を通る 2 本のピッタリ直線が直交するような点 P (p, q) の存在範囲を求め,それを図示せよ.
2006-10481-0103
理科系【4】の類題
【3】 正六面体の各面に 1 つずつ,サイコロのように, 1 から 6 までの整数がもれなく書かれていて,向かい合う面の数の和は 7 である.このような正六面体が底面の数字が 1 であるように机の上におかれている.この状態から始めて,次の試行を繰り返し行う.「現在の底面と隣り合う 4 面のうちの 1 つを新しい底面にする.」ただし,これらの 4 面の数字が a 1 , a2 ,a 3 ,a 4 のとき,それぞれの面が新しい底面となる確率の比は a 1:a 2:a 3:a 4 とする.この試行を n 回繰り返した後,底面の数字が m である確率を p n⁡ (m) ( n≧1 ) で表す. qn =pn ⁡( 1)+ pn⁡ (6) ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ ) とおく.
(1) q1 , q2 を求めよ.
(2) qn を q n-1 で表し, qn を求めよ.
(3) pn( 1) を求めよ.
2006-10481-0104
理科系
【1】 xy 平面上に曲線 C: y=log⁡ x( x> 0) を考える.
(1) 曲線 C の接線で点 (0, b) を通るものの方程式を求めよ.
(2) 平面上に 2 組の点列 {A n} ,{ Bn } を次のように定める. A1 を (1, 0) とする. An が定まったとき, An を通り x 軸に平行な直線と y 軸との交点を B n とし, Bn を通る曲線 C の接線の接点を A n+1 とする.このとき, 2 つの線分 A nBn と B nA n+1 および曲線 C とで囲まれる部分の面積 S n を求めよ.
(3) 無限級数 ∑n =1∞ ⁡ n Sn の和を求めよ.ここで, |r |< 1 のとき limn→ ∞⁡ n⁢r n=0 であることを用いてよい.
2006-10481-0105
【2】 s を実数とする. (u1 ,v1 )=( s,1 ) とし, (un ,vn ) ( n≧2 ) を次の漸化式で定める.
( un v n )=( 1 -2 2 -1 )⁢ ( un -1 v n-1 )
s が実数全体を動くとき, (un ,vn ) が描く xy 平面上の図形を l n とする.
(1) 図形 l n ( n≧1 ) の方程式を求めよ.
(2) l2⁢ k-1 ( k は正の整数)と y 軸との交点を中心とし, l2⁢ k に接する円の方程式を求めよ.
2006-10481-0106
文科系【2】の類題
【3】 座標平面上に 3 点 O (0 ,0) ,A( 4,2 ), B( 6,0 ) を考える.平面上の直線 l に関して点 A と対称な点が線分 OB 上にあるとき,直線 l をピッタリ直線と呼ぶことにする.
(1) 点 P (p, q) を通るピッタリ直線 l があるとし, l に関して A と対称な点を A ′ (t ,0) ( 0≦ t≦6 ) とするとき, p ,q , t の間に成り立つ関係式を求めよ.
(2) ピッタリ直線が 2 本通る点 P (p ,q) の存在領域を求め,それを図示せよ.図には三角形 OAB も書いておくこと.
(3) 点 P (p ,q) を通る 2 本のピッタリ直線が直交するような点 P (p, q) の存在範囲を求め,それを図示せよ.
2006-10481-0107
文科系【3】の類題
【4】 正六面体の各面に 1 つずつ,サイコロのように, 1 から 6 までの整数がもれなく書かれていて,向かい合う面の数の和は 7 である.このような正六面体が底面の数字が 1 であるように机の上におかれている.この状態から始めて,次の試行を繰り返し行う.「現在の底面と隣り合う 4 面のうちの 1 つを新しい底面にする.」ただし,これらの 4 面の数字が a 1 ,a 2 ,a 3 ,a 4 のとき,それぞれの面が新しい底面となる確率の比は a 1:a 2:a 3:a 4 とする.この試行を n 回繰り返した後,底面の数字が m である確率を p n⁡ (m) ( n≧ 1 ) で表す.
(1) n≧1 のとき, qn= pn⁡ (1)+ pn ⁡(6 ), rn= pn⁡ (2)+ pn⁡ (5) ,s n=p n⁡( 3)+ pn⁡ (4 ) を求めよ.
(2) pn⁡ (m) ( n≧1 , m=1 , 2 ,3 , 4 ,5 ,6 ) を求めよ.