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2006 神戸大学 後期

経済学部

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の実数として, xy 平面において,原点 O( 0,0) 定点 A (a, 0) を考える.次の問に答えよ.

(1) 条件 OP: AP=2 :1 を満たす点 P( x,y) の全体の描く曲線を C とするとき, C の方程式を求めよ.

(2) 上の曲線 C と直線 y= -x+2 k が共有点をもたないような実数 k の範囲を求めよ.

(3)  k は(2)の条件を満たす定数とする.このとき,曲線 C 上の点と直線 y= -x+2 k の距離の最小値を求めよ.

2006 神戸大学 後期

経済学部

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  a を実数とする.関数 f (x)= (x- a)2 -| x| の最小値を a の式で表せ.

2006 神戸大学 後期

経済学部

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】  d>1 を満たす実数 d を固定して,次の漸化式を満たす数列 a 1 a2 を考える.

an+ 1= (1- 1d ) an +[ a nd ] n =1 2

ただし,実数 x に対して, [x ] x 以下の最大の整数を表す.また,整数 m と, 0r <d を満たす実数 r を用いて初項を a 1=m d+r と表す.次の問に答えよ.

(1) すべての n= 1 2 に対して m dan a1 が成立することを示せ.

(2) 一般項 an を, d m r n を用いて表せ.

2006 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】  2× 2 の零行列と単位行列を,それぞれ O= ( 00 00 ) I= ( 10 01 ) で表す. a b を実数とし, A=( 0 a1 b ) とおく.また, X=x I+y A x y は実数)の形に表される 2 × 2 行列 X 全体のなす集合を S とする.次の問に答えよ.

(1) 集合 S に属する任意の 2 つの行列の積は S に属することを示せ.

(2) 集合 S に属する行列のうち O 以外のものすべてが逆行列をもつための a b の条件を求めよ.

2006 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】 次の問に答えよ.

(1) 関数 f (x)= 2 |x (x 2-1 )| のグラフの概形を描け.

(2)  k を実数とするとき,方程式 2 |x (x 2-1) |=k -|x | の解の個数を k の値に応じて求めよ.

2006 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  a b を実数の定数とし, f1 (x)= ax+ b とおく.これを出発点にして, n=1 2 3 に対して順に, xf n( n) (x- 1)2 で割ったときの商を c n 余りを f n+1 (x ) と定義する.次の問に答えよ.

(1)  fn (x) を求めよ.

(2)  x0 に対して次の等式が成立することを示せ.

(x- 1)2 k =1n c kxk =f 1(x )- fn+ 1 (x) xn

2006 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】 不等式

-sinx ycos 2x 0 x π2

で定義される xy 平面内の領域を K とおく.次の問に答えよ.

(1)  K の面積を求めよ.

(2)  K x 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を求めよ.

2006 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 次の問に答えよ.

(1) 相異なる自然数 a b c について, |a- b|+ |b- c| が偶数であることと, |a -c| が偶数であることは同値である.このことを示せ.

(2)  1 から 5 までの番号をつけた 5 枚の札から, 1 枚ずつ抜き取り,戻さない試行を考える.取り出した札に書かれた番号を順に a b c d e とし

X=| a-b| +|b -c| +|c -d| +|d -e|

とおく. X が偶数となる確率を求めよ.

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