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2006-10601-0201
2006 神戸大学 後期
経済学部
配点25点
易□ 並□ 難□
【1】 a を正の実数として, xy 平面において,原点 O( 0,0) , 定点 A (a, 0) を考える.次の問に答えよ.
(1) 条件 OP: AP=2 :1 を満たす点 P( x,y) の全体の描く曲線を C とするとき, C の方程式を求めよ.
(2) 上の曲線 C と直線 y= -x+2 ⁢k が共有点をもたないような実数 k の範囲を求めよ.
(3) k は(2)の条件を満たす定数とする.このとき,曲線 C 上の点と直線 y= -x+2 ⁢k の距離の最小値を求めよ.
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【2】 a を実数とする.関数 f⁡ (x)= (x- a)2 -| x| の最小値を a の式で表せ.
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【3】 d>1 を満たす実数 d を固定して,次の漸化式を満たす数列 a 1, a2 , ⋯ を考える.
an+ 1= (1- 1d ) ⁢an +[ a nd ] (n =1 ,2 ,⋯ )
ただし,実数 x に対して, [x ] は x 以下の最大の整数を表す.また,整数 m と, 0≦r <d を満たす実数 r を用いて初項を a 1=m⁢ d+r と表す.次の問に答えよ.
(1) すべての n= 1, 2, ⋯ に対して m⁢ d≦an ≦a1 が成立することを示せ.
(2) 一般項 an を, d ,m ,r と n を用いて表せ.
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理科系
配点30点
【1】 2× 2 の零行列と単位行列を,それぞれ O= ( 00 00 ) ,I= ( 10 01 ) で表す. a ,b を実数とし, A=( 0 a1 b ) とおく.また, X=x⁢ I+y⁢ A ( x ,y は実数)の形に表される 2 × 2 行列 X 全体のなす集合を S とする.次の問に答えよ.
(1) 集合 S に属する任意の 2 つの行列の積は S に属することを示せ.
(2) 集合 S に属する行列のうち O 以外のものすべてが逆行列をもつための a ,b の条件を求めよ.
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【2】 次の問に答えよ.
(1) 関数 f⁡ (x)= 2⁢ |x ⁢(x 2-1 )| のグラフの概形を描け.
(2) k を実数とするとき,方程式 2⁢ |x ⁢(x 2-1) |=k -|x | の解の個数を k の値に応じて求めよ.
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【3】 a ,b を実数の定数とし, f1⁡ (x)= a⁢x+ b とおく.これを出発点にして, n=1 , 2 ,3 , ⋯ に対して順に, x⁢f n⁡( n) を (x- 1)2 で割ったときの商を c n , 余りを f n+1 ⁡(x ) と定義する.次の問に答えよ.
(1) fn⁡ (x) を求めよ.
(2) x≠0 に対して次の等式が成立することを示せ.
(x- 1)2 ⁢ ∑k =1n ⁡ c kxk =f 1⁡(x )- fn+ 1⁡ (x) xn
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【4】 不等式
-sin⁡x ≦y≦cos ⁡2⁢x ,0 ≦x≦ π2
で定義される xy 平面内の領域を K とおく.次の問に答えよ.
(1) K の面積を求めよ.
(2) K を x 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を求めよ.
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【5】 次の問に答えよ.
(1) 相異なる自然数 a ,b ,c について, |a- b|+ |b- c| が偶数であることと, |a -c| が偶数であることは同値である.このことを示せ.
(2) 1 から 5 までの番号をつけた 5 枚の札から, 1 枚ずつ抜き取り,戻さない試行を考える.取り出した札に書かれた番号を順に a ,b ,c ,d ,e とし
X=| a-b| +|b -c| +|c -d| +|d -e|
とおく. X が偶数となる確率を求めよ.