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2006-10721-0101
2006 広島大学 前期
数学I・数学II・数学A・数学B
易□ 並□ 難□
【1】 次の問いに答えよ.
(1) 7 の小数部分を p とするとき, 3p -p は整数であることを示し,その整数を求めよ.
(2) k>0 を定数とするとき, x についての方程式
log3⁡ x=k⁢ x
が二つの実数解 a と 3⁢ a をもつとする.このとき, k の値と a の値を求めよ.
2006-10721-0102
【2】 a1= 1 と a n+1 =3⁢ an- n( n= 1, 2, 3, ⋯) によって定義される数列 { an } について,次の問いに答えよ.
(1) p と q を定数とする.数列 {bn } を bn =an +p⁢n +q によって定めると, {bn } は公比 3 の等比数列になるとする.このとき,定数 p と q の値を求めよ.
(2) an を n の式で表せ.
(3) 数列 {an } の和 ∑ k=1n ⁡a k を n の式で表せ.
2006-10721-0103
【3】 図の一番上の点 A から玉を落とす.玉はそれぞれの分岐点において,確率 p で左下に,確率 1- p で右下に向かうものとする.また,この図の B 1, B2 の段を 1 段目, C1 , C1 , C3 の段を 2 段目として段数を数えるものとする. 0<p <1 として,次の問いに答えよ.
(1) 2 段目の点 C1 , C2 ,C3 に対して,玉がその点に落ちてくる確率を求めよ.
(2) 2 段目の点のうち,点 C2 に玉が落ちてくる確率が,他の点 C1 , C3 の各点に落ちてくる確率のいずれよりも大きくなるとする.このとき, p の値の範囲を求めよ.
(3) 3 段目の点のうち,点 D3 に玉が落ちてくる確率が,他の点 D 1, D2 , D4 の各点に落ちてくる確率のいずれよりも大きくなるとする.このとき, p の値の範囲を求めよ.
2006-10721-0104
数学I・II・III・A・B・C【3】の類題
【4】 平面上で,ベクトル OA → と OB → は直交し, |OA →| =| OB→ |=1 を満たすとする.線分 AB を 3 等分し,図のように, A に近い点を P ,B に近い点を Q とする.また, ∠AOP= α, ∠POQ= β とする.次の問いに答えよ.
(1) cos⁡α ,cos⁡ β の値を求めよ.
(2) α<30° <β を示せ.
(3) 線分 PQ 上に,点 R を
OR→ =k⁢ OA→ +(1- k)⁢ OB→
となるようにとる.このとき, | OR→ | 2 を k の式で表せ.
(4) (3)の R に対して, ∠POR= α となるとき, k の値を求めよ.
2006-10721-0105
【5】 直線 y= -2⁢x +m が,放物線 y= -1 2⁢ x2 +a⁢x ( a>2 ) に点 P (p, q) で接している.連立不等式
{ 0≦y ≦- 12 ⁢x 2+a⁢ xx ≦p
の表す領域の面積を S1 とする.また,連立不等式
{ - 12⁢ x2+ a⁢x≦y ≦-2⁢ x+m 0≦x ≦p
の表す領域の面積を S2 とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) a ,m ,q を p の式で表せ.
(2) S1 と S2 を p の式で表せ.
(3) a>2 のとき, 1 2< S 2S1 <2 が成り立つことを示せ.
2006-10721-0106
数学I・数学II・数学III・
数学A・数学B・数学C
【1】 3× 3 行列 A と E を
A=( 1 11 11 1 111 ) ,E= (1 00 0 10 00 1)
とするとき,次の問いに答えよ.
(1) A2 ,A3 を求めよ.
(2) (x⁢ A-E) 3=x⁢ A-E を満たす実数 x のうち,正のものをすべて求めよ.
(3) (2)で求めた x のうち最小のものを x0 とする.自然数 n に対して, ( x0⁢ A-E) n= pn⁢ A+qn ⁢E を満たす実数 pn と qn を求めよ.
2006-10721-0107
【2】 a1= 2, a2=1 と a n+2 =an +1+ 2⁢an ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ ) によって定義される数列 { an } について,次の問いに答えよ.
(1) bn= an+ 1+ an (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) とするとき,数列 { bn } は公比 2 の等比数列であることを示せ.
(2) n≧2 のとき, ∑ k=1 n-1 ⁡ (-1) k-1 ⁢bk を n の式で表せ.
(3) an を n の式で表せ.
(4) 数列 { a na n+1 } の収束,発散を調べ,収束する場合はその極限値を求めよ.
2006-10721-0108
数学I・II・A・B【4】の類題
【3】 正方形 OABC の対角線 AC を 3 等分し,図のように, A に近い点を P ,C に近い点を Q とする.また, ∠AOP= α, ∠POQ= β とする.次の問いに答えよ.
(1) cosα ,cos⁡ β の値を求めよ.
(2) α< π6< β を示せ.
(3) 線分 PQ 上に点 R を ∠POR= α となるようにとる.このとき,比 AR: RC を求めよ.
2006-10721-0109
【4】 赤い袋に 1 から n までの整数を書いた玉が,それぞれ 1 個ずつ,合計 n 個入っている.同様に,白い袋に 1 から n までの整数を書いた玉が,それぞれ 1 個ずつ,合計 n 個入っている.ただし, n>4 とする.赤い袋から玉を 2 個同時に取り出し,書いてある数を r 1, r2 とする.次に,白い袋から玉を 2 個同時に取り出し,書いてある数を w 1, w2 とする.
座標平面上の 4 本の直線 x= r1 ,x= r2 ,y= w1 ,y= w2 で囲まれた四角形を A とするとき,次の問いに答えよ.
(1) A の面積が 4 である確率を求めよ.
(2) |r1 -r2 | の期待値を求めよ.
(3) n=7 のとき, A の面積の期待値を求めよ.
2006-10721-0110
【5】 関数 f⁡ (x)= x+ xx2 -1 について,次の問いに答えよ.
(1) f⁡(x ) の増減と極値を調べて, y=f⁡ (x) のグラフをかけ.
(2) y=f⁡ (x) のグラフと直線 y= m⁢x の交点が, 3 個になるような m の値の範囲を求めよ.
(3) m<0 のとき, y=f⁡ (x) のグラフと直線 y= m⁢x で囲まれた二つの部分の面積の和を求めよ.