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2006 大阪府立大学 前期

生命環境科学部,経済学部

易□ 並□ 難□

【1】  1 から n までの自然数が重複なく書かれた n 枚のカードがある.この n 枚のカードから 1 枚カードを引き,書かれている数を記録し,カードをもどすという試行を k 回行う.記録された k 個の数の最大値を得点とする.以下の問いに答えよ.ただし, m は自然数とする.

(1) 得点が m 以上である確率 p (m) を, m n k を用いて表せ.

(2) 得点が m である確率 q (m) を, m n k を用いて表せ.

(3)  k 2 のとき,得点の期待値を n を用いて表せ.

2006 大阪府立大学 前期

生命環境科学部,経済学部

易□ 並□ 難□

【2】  x y z 0 でない 3 つの実数とする. A=x+ y+z B=x y+y z+z x C= xy z とおき,以下の命題を考える.

(p)  A=0 ならば, B<0 である.

(q)  A B C がすべての正ならば, x y z はすべて正である.

(r)  x y z 1 つだけが正ならば, A<0 または B 0 である.

 このとき,以下の問いに答えよ.

(1) (p)が成り立つことを証明せよ.

(2) (q)が成り立つことを仮定して(r)がなりたつことを証明せよ.

(3) (q)がなりたつことを証明せよ.

2006 大阪府立大学 前期

生命環境科学部

易□ 並□ 難□

【3】  ABC において, AB=2 A= 45° B=60 ° とする. A から BC に下ろした垂線の足を D B 2 等分線と AC との交点を E とする.以下の問いに答えよ.

(1)  CD の長さを求めよ.

(2)  AD BE の交点を H とするとき, AH =k AB+ lAC となる k l を求めよ.

(3) 直線 CH AB の交点を F とするとき, AFE の面積を求めよ.

2006 大阪府立大学 前期

経済学部

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【3】  t を実数とし, α β 2 次方程式 x2 -t x-1= 0 2 つの解とする.自然数 n に対して, an =αn +β n とおくとき,以下の問いに答えよ.

(1)  a3 a4 t を用いて表せ.

(2)  an+ 2 an an+ 1 t を用いて表せ.

(3)  an は係数が整数となる, t n 次多項式として表されることを示せ.

(4)  an t の多項式として表したときの t n-2 の係数を求めよ.ただし, n 3 以上の整数とする.

2006 大阪府立大学 前期

生命環境学部

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【4】 放物線 C: y= 14 x2 上の 2 つの点 P( 2p, p2 )Q (2 q,q2 ) p< q における接線をそれぞれ l 1 l2 とし, l1 l2 の交点を R とする.

(1)  PRQ=θ とおくとき, cosθ p q を用いて表せ.

(2)  PRQ=θ が常に 34 π であるように P Q C 上を動くとき, R が描く曲線の方程式を求めよ.

(3) (2)の R が描く曲線と x 軸で囲まれた領域の面積を求めよ.なお,積分の計算をする際に,必要ならば x= 2 (t- 1t ) t>0 とおいて置換積分せよ.

2006 大阪府立大学 前期

経済学部

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【4】  b k を正の実数とする.放物線 C: y=-x 2+b x と直線 l: y=(b -k) x が原点 O 以外に,第 1 象限の点 A で交わるとする. B C 上の点で, B における C の接線の傾きが k であるとする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1)  A の座標を求めよ.

(2)  B の座標と B における C の接線の方程式を求めよ.

(3)  y 軸, B における C の接線,放物線 C で囲まれた領域の面積を求めよ.

2006 大阪府立大学 前期

理学部

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【1】 原点を O とする座標空間にある四面体 ABCD において,面 BCD ACD ABD ABC の重心をそれぞれ P Q R S とする.

(1) 点 O を基準とする点 A B C D の位置ベクトルをそれぞれ a b c d とするとき,ベクトル PQ a b c d を用いて表せ.

(2) 四面体 ABCD と四面体 PQRS の体積の比を求めよ.

2006 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【2】 中の見えない袋の中に同じ大きさの白球 3 個,赤球 2 個,黒球 1 個が入っている.この袋から 1 球ずつ球を取り出し,黒球を取り出したとき袋から球を取り出すことをやめる.ただし,取り出した球はもとに戻さない.この試行を行うとき,以下の問いに答えよ.

(1) 取り出した球の中に,赤球がちょうど 2 個含まれる確率を求めよ.

(2) 取り出した球の中に,赤球より白球が多く含まれる確率を求めよ.

2006 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

2006年大阪府立大前期理学部【3】の図

【3】 曲線 C は媒介変数 θ ( 0θ π2 ) を用いて

x=cos θ+θ sinθ y =cosθ

と表されており,右図のような形をしている.

 このとき,次の問いに答えよ.

(1)  0<θ< π 2 に対して dyd x θ を用いて表せ.

(2) 曲線 C x 軸および直線 x= 1 で囲まれる図形の面積を求めよ.

2006 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【4】  a を定数とし, f1 (x)= x2- 10x+ a とおく.関数 f 2 (x) f3 (x)

fn+ 1 (x)= 3 x+1 1x+ 2 fn (t) dt x >0

で定められている.

(1)  f2 (x) を求めよ.

(2)  n=2 3 4 に対し, fn (x) を求めよ.

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