2006 慶応義塾大学 理工学部MathJax

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2006 慶応義塾大学 理工学部

2月14日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  a b c d は実数とする.関数

f(x )= { x-1 x -1 ax 2+b x+c - 1<x< 1 d- 2x 1 x

がすべての x で微分可能であるとき, a= (ア) d= (イ) である.

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【1】

(2) 定積分

eee log (log x)x logx d x

の値は (ウ) となる.

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【1】

(3)  α β は実数とする.どのような実数 p q に対しても

-π 2π 2 (pcos x+q sinx )( x2+α x+β )dx =0

となるのは, α= (エ) β= (オ) のときである.

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【2】 ある時点( 0 年目)で,同じ要領の 2 つの空の たる A B に新 味噌みそ を一杯に入れ,以後, 1 年経つごとに以下の操作を行う.ただし味噌の量は自然には増減しないとする.

  B の味噌を半分取り除き, A の味噌の半分を B に移す.さらに, A にはその年の新味噌を入れ一杯にし,両樽ともよく混ぜる.

 以下では,新味噌は 0 年物とし, x 年物の味噌が 1 年経過したものを (x+ 1) 年物とする.また, x 年物と y 年物を同量ずつ混ぜた味噌は x+y 2 年物と呼ぶ.

  n 年後に上記の操作を行った直後の A B の味噌をそれぞれ an 年物, bn 年物と表す.例えば ( a1, b1 )= ( 12, 1) ( a2 ,b2 ) = (カ) となる.

 自然数 n に対し, an+ 1 an で表すと a n+1 = (キ) となり,数列 { an } の一般項は a n= (ク) となる.この式を用いることで,数列 { bn } の漸化式 b n+1 = (ケ) を得る.ここで c n=2 n( bn -3) とおき,数列 { cn } の一般項を求めることにより,数列 { bn } の一般項は b n= (コ) となることがわかる.

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2006年慶応義塾大理工学部【3】の図

【3】 座標平面の原点 O を中心とする単位円周上に 3 A (cos (α+ π3 ) ,sin (α+ π3 ) ) B(cos (α+ π),sin (α+π )) C( cos( α+ 5π 3) ,sin (α + 5π3 ) ) をとる(右図参照).ただし, 0α< π6 とする.以下,(サ)〜(ス)は cos α sinα を用いて,(セ)〜(タ)は cos α を用いて記述しなさい.

 線分 AB y 軸との交点を D 線分 BC y 軸との交点を E とすると,線分 OD 線分 OE の長さはそれぞれ OD= 1 (サ) OE= 1 (シ) である.

 この xy 平面を含む座標空間において,正三角形 ABC 内の各点から, xy 平面と垂直に,高さがその点の x 座標の絶対値である線分を立てて得られる立体図形を考える.頂点 A B C の上にある線分の最上点をそれぞれ F G H とすると,三角錐 OADF の体積は OD24 × ( (ス) ) 2 四角錐 OACHF の体積は (セ) となる.

  A C D E F H を頂点にもつ五面体の体積は,これら 2 つの錐体および三角錐 OCEH の体積の和であり, (ソ) となる.また,三角錐 BDEG の体積は (タ) となる.

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【4】(1) 積分

θ= 0 1-r dt 1-t 2 0<r< 1

において, 1-r= sinα (0 <α< π 2 ) とおくと, θ=α であることを示しなさい.

(2) 関数

r=1- sinθ ( 0<θ < π2 )

を極方程式とする座標平面上( x y 座標)の曲線を考える.偏角 θ をもつ点における接線の傾き u (θ) = dy dx は, θ を用いて表すと u (θ) = (チ) となり,

limθ +0 u(θ )= (ツ) lim θ π2- 0 u(θ )= (テ)

である.

(3) (2)の曲線において, y 座標が最大となる点を求め,曲線の概形を図示しなさい.解答は計算も含めて解答欄に書きなさい.

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【5】 整数 p q r α β に対し,次のような x y についての連立 1 次方程式を考える.

{ x+p y=α qx+ ry= β

以下では, r-p q0 とする.

(1) 解 x y p q r α β を用いて表しなさい.解答欄には答だけを書きなさい.

(2) 整数 p q r に関する条件 |r -pq |=1 は,任意の整数 α β に対し解 x y が整数であるための必要十分条件であることを証明しなさい.

(3)  |r- pq |=1 のとき, (α, β)=( 1,2 ) に対する解の x の値が 2 となるような整数の組 (p, q,r) をすべて求めなさい.

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