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【2】 ある時点(年目)で,同じ要領のつの空のに新を一杯に入れ,以後,年経つごとに以下の操作を行う.ただし味噌の量は自然には増減しないとする.
の味噌を半分取り除き,の味噌の半分をに移す.さらに,にはその年の新味噌を入れ一杯にし,両樽ともよく混ぜる.
以下では,新味噌は年物とし,年物の味噌が年経過したものを年物とする.また,年物と年物を同量ずつ混ぜた味噌は年物と呼ぶ.
年後に上記の操作を行った直後のの味噌をそれぞれ年物,年物と表す.例えばとなる.
自然数に対し,をで表すととなり,数列の一般項はとなる.この式を用いることで,数列の漸化式を得る.ここでとおき,数列の一般項を求めることにより,数列の一般項はとなることがわかる.
【3】 座標平面の原点を中心とする単位円周上に点をとる(右図参照).ただし,とする.以下,(サ)〜(ス)はを用いて,(セ)〜(タ)はを用いて記述しなさい.
線分と軸との交点を線分と軸との交点をとすると,線分線分の長さはそれぞれである.
この平面を含む座標空間において,正三角形内の各点から,平面と垂直に,高さがその点の座標の絶対値である線分を立てて得られる立体図形を考える.頂点の上にある線分の最上点をそれぞれとすると,三角錐の体積は四角錐の体積はとなる.
を頂点にもつ五面体の体積は,これらつの錐体および三角錐の体積の和であり,となる.また,三角錐の体積はとなる.
【4】(1) 積分
において,とおくと,であることを示しなさい.
(2) 関数
を極方程式とする座標平面上(座標)の曲線を考える.偏角をもつ点における接線の傾きは,を用いて表すととなり,
である.
(3) (2)の曲線において,座標が最大となる点を求め,曲線の概形を図示しなさい.解答は計算も含めて解答欄に書きなさい.
【5】 整数に対し,次のようなについての連立次方程式を考える.
以下では,とする.
(1) 解をを用いて表しなさい.解答欄には答だけを書きなさい.
(2) 整数に関する条件は,任意の整数に対し解が整数であるための必要十分条件であることを証明しなさい.
(3) のとき,に対する解のの値がとなるような整数の組をすべて求めなさい.