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2006 慶応義塾大学 経済学部

2月17日実施

易□ 並□ 難□

【1】 定数 a b に対して,関数 f (x)

f(x )= bx ( 9t2 -16 t+a) dt

によって定めます.方程式 f (x)= 0 x= 0 x= 1 を解にもつならば, a の値は

a= (1)

となり, b の値は小さい方から順に

b= (2) または (3) または (4) (5)

となります.このとき,方程式 f (x)= 0 x= 0 1 以外の解は

x= (6) (7)

となります.

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2月17日実施

易□ 並□ 難□

【2】 硬貨が 1 枚あります.この硬貨を投げたとき,表の出る確率と裏の出る確率は等しいとします.この硬貨を 6 回投げ, k 回目に表が出たとき Y k=1 裏が出たとき Y k=0 として Yk k= 1 2 6 を定義します.そして, O を原点とする座標平面上の点 P 0 P1 P6 を次のように決定していきます.まず, P0 O とします.次に, Pk k=1 2 6 は,ベクトル

OP k =O Pk- 1 +(Y k,1- Yk)

によって定めます.

(1)  P6 {(x, y) | x=y} となる確率は

(8) (9) (10) (11)

となります.

(2)  {P1 ,P2 ,, P6} {(x ,y) | x<y } となる確率は

(12) (13) (14) (15)

となります.

(3) 集合 {P 1,P 2, ,P6 }{ (x,y )| x=y} が空集合にならない確率は

(16) (17) (18) (19)

となります.

(4) 集合 {P 1,P 2, ,P6 } {( x,y) |x =y} の要素の個数の期待値は

(20) (21) (22) (23)

となります.

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【3】 空間内の異なる 4 O A B C を考えます. O A B C は同一平面上にはないとします.

(1) 線分 AB 2:1 に内分する点を L 線分 BC の中点を M とします.直線 CL と直線 AM の交点を K とします.ベクトル OK

OK = (24) (25) OA+ (26) (27) OB+ (28) (29) OC

となります.

 次に,点 P Q R OP =3 OA OQ =4 OB OR =2 OC を満たすようにとります.点 P Q R の定める平面と直線 OK の交点を S とします.ベクトル OS

OS = (30) (31) (32) (33) OA + (34) (35) (36) (37) OB + (38) (39) (40) (41) OC

となります.

(2) 線分 OA OB OC の長さをそれぞれ 1 2 3 とし,

OA OB = 12 OB OC = 2 OC OA =2

が成り立つとします. O から直線 AB に下ろした垂線と直線 AB との交点を Z とします.このとき

OZ = (42) (43) OA + (44) (45) OB

となります.さらに,点 X が直線 OC 上を動き,点 Y が直線 AB 上を動くとき,線分 XY の長さが最小になるのは

XY = (46) (47) OA + (48) (49) OB - (50) (51) OC

が成り立つときです.

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【4】 定数 a 0 でない実数とします.座標平面上の点 (x, y) に対して定義された関数

f(x ,y)= ax2 +2 (1-a )x y+4 ay2

を考えます.

(1)  y を定数として,すべての実数 x に対して定義された関数

g(x )=a x2+ 2(1 -a) xy+ 4a y2

を考えます. g(x ) の最小値が存在するための必要十分条件を求めてください.

(2) 座標平面上のすべての点 (x, y) に対して,不等式

f(x ,y) 0

が成立するための必要十分条件を求めてください.

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【5】 定数 k を整数として, x に関する不等式

(*) log6 x+ log6 (2k +3k -x) >k

を考えます.

(1) 不等式(*)を満たす実数 x の範囲を定めてください.

(2) 不等式(*)を満たす整数 x の個数を f (k) とします. f(k ) を求めてください.

(3) すべての整数 k に対して不等式 f (k) f(k +1) が成立することを示してください.

 さらに, f(k )=f (k+1 ) を満たす整数 k をすべて求めて下さい.

(4) 不等式 0< f(k +1)- f(k )<2 k+3 を満たす整数 k をすべて求めてください.ただし,必要ならば log 23 =1.58 として計算してください.

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【6】 実数全体を定義域とする関数

f(x )= | x|3 -6 |x |2 +11 |x |-6

を考えます.

(1) 座標平面上に y= f(x ) のグラフをかいてください.

(2)  a を実数とするとき, y=f (x ) のグラフと y= x2+ a のグラフの共有点の個数を求めてください.

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