Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2006年度一覧へ
大学別一覧へ
慶応義塾大一覧へ
2006-13338-0301
2006 慶応義塾大学 経済学部
2月17日実施
易□ 並□ 難□
【1】 定数 a ,b に対して,関数 f⁡ (x) を
f⁡(x )= ∫bx ⁡( 9⁢t2 -16⁢ t+a) ⁢dt
によって定めます.方程式 f⁡ (x)= 0 が x= 0 と x= 1 を解にもつならば, a の値は
a= (1)
となり, b の値は小さい方から順に
b= (2) または (3) または (4) (5)
となります.このとき,方程式 f⁡ (x)= 0 の x= 0, 1 以外の解は
x= (6) (7)
となります.
2006-13338-0302
【2】 硬貨が 1 枚あります.この硬貨を投げたとき,表の出る確率と裏の出る確率は等しいとします.この硬貨を 6 回投げ, k 回目に表が出たとき Y k=1 , 裏が出たとき Y k=0 として Yk ( k= 1, 2 ,⋯ ,6 ) を定義します.そして, O を原点とする座標平面上の点 P 0, P1 , ⋯, P6 を次のように決定していきます.まず, P0 を O とします.次に, Pk ( k=1 ,2 , ⋯, 6 ) は,ベクトル
OP k→ =O Pk- 1→ +(Y k,1- Yk)
によって定めます.
(1) P6∈ {(x, y) | x=y} となる確率は
(8) (9) (10) (11)
(2) {P1 ,P2 ,⋯, P6} ⊂{(x ,y) | x<y } となる確率は
(12) (13) (14) (15)
(3) 集合 {P 1,P 2,⋯ ,P6 }∩{ (x,y )| x=y} が空集合にならない確率は
(16) (17) (18) (19)
(4) 集合 {P 1,P 2,⋯ ,P6 }∩ {( x,y) |x =y} の要素の個数の期待値は
(20) (21) (22) (23)
2006-13338-0303
【3】 空間内の異なる 4 点 O ,A ,B ,C を考えます. O ,A , B ,C は同一平面上にはないとします.
(1) 線分 AB を 2:1 に内分する点を L , 線分 BC の中点を M とします.直線 CL と直線 AM の交点を K とします.ベクトル OK → は
OK→ = (24) (25) ⁢ OA→+ (26) (27) ⁢ OB→+ (28) (29) ⁢ OC→
次に,点 P ,Q ,R を OP →=3 ⁢OA→ , OQ→ =4⁢ OB→ , OR→ =2⁢ OC→ を満たすようにとります.点 P ,Q , R の定める平面と直線 OK の交点を S とします.ベクトル OS → は
OS→ = (30) (31) (32) (33) ⁢ OA →+ (34) (35) (36) (37) ⁢ OB →+ (38) (39) (40) (41) ⁢ OC →
(2) 線分 OA ,OB ,OC の長さをそれぞれ 1 ,2 , 3 とし,
OA→ ⋅OB →= 12 ,OB→ ⋅OC →= 2 ,OC→ ⋅OA →=2
が成り立つとします. O から直線 AB に下ろした垂線と直線 AB との交点を Z とします.このとき
OZ→ = (42) (43) ⁢ OA→ + (44) (45) ⁢ OB→
となります.さらに,点 X が直線 OC 上を動き,点 Y が直線 AB 上を動くとき,線分 XY の長さが最小になるのは
XY→ = (46) (47) ⁢OA →+ (48) (49) ⁢OB →- (50) (51) ⁢ OC→
が成り立つときです.
2006-13338-0304
【4】 定数 a を 0 でない実数とします.座標平面上の点 (x, y) に対して定義された関数
f⁡(x ,y)= a⁢x2 +2⁢ (1-a )⁢x⁢ y+4⁢ a⁢y2
を考えます.
(1) y を定数として,すべての実数 x に対して定義された関数
g⁡(x )=a⁢ x2+ 2⁢(1 -a)⁢ x⁢y+ 4⁢a⁢ y2
を考えます. g⁡(x ) の最小値が存在するための必要十分条件を求めてください.
(2) 座標平面上のすべての点 (x, y) に対して,不等式
f⁡(x ,y)≧ 0
が成立するための必要十分条件を求めてください.
2006-13338-0305
【5】 定数 k を整数として, x に関する不等式
(*) log6 ⁡x+ log6⁡ (2k +3k -x) >k
(1) 不等式(*)を満たす実数 x の範囲を定めてください.
(2) 不等式(*)を満たす整数 x の個数を f⁡ (k) とします. f⁡(k ) を求めてください.
(3) すべての整数 k に対して不等式 f⁡ (k)≦ f⁡(k +1) が成立することを示してください.
さらに, f⁡(k )=f⁡ (k+1 ) を満たす整数 k をすべて求めて下さい.
(4) 不等式 0< f⁡(k +1)- f⁡(k )<2 k+3 を満たす整数 k をすべて求めてください.ただし,必要ならば log 2⁡3 =1.58 として計算してください.
2006-13338-0306
【6】 実数全体を定義域とする関数
f⁡(x )= | x|3 -6⁢ |x |2 +11⁢ |x |-6
(1) 座標平面上に y= f⁡(x ) のグラフをかいてください.
(2) a を実数とするとき, y=f⁡ (x ) のグラフと y= x2+ a のグラフの共有点の個数を求めてください.