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2006 慶応義塾大学 総合政策学部

2月19日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  x3- 1=0 の異なる 3 個の解を a b c とし, A=(a -b) (a-c )(b -c) とする.このとき, A2 = (1) (2) (3) である.

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2月19日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 円 x2 +y2 =1 上の点 (0, 1) で円に接線を引く.点 (2 t,1 ) t は実数)と点 (0 ,-1 ) を結ぶ直線と円との交点を (0 ,-1 ) (x (t), y(t )) とすると

x(t )= (4) (5)+ (6) (7) t+ (8) (9) t21 +t2 y( t)= (10) (11) + (12) (13) t- (14) (15) t2 1+t2

となる.実数 t に円上の点 (x (t), y(t )) を対応させる.このとき, t がすべての実数を動いても,円上の点 ( (16) (17) , (18) (19) ) には対応しない.

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2月19日実施

易□ 並□ 難□

【2】  12 人の仲間は毎日 2 人ずつで組をつくり,散歩に出かける. 11 日間で同じ人と 2 度組むことなく,すべての人と散歩にでかけることができた.以下の表はその組合せであり, 12 人を A B C D E F G H I J K L としてある.空欄を埋める人を選択肢から選び,その番号を答えなさい.ただし,番号があるところだけを答えなさい.

1 日目 AB CD EF GH IJ KL
2 日目 AE DL GK FI CB HJ
3 日目 AG     J FH (20) (21) C DE IB
4 日目 AK     E HC IL     J DG
5 日目 AH     G ID     J BK (22) (23) F
6 日目 AI     F CL     B EH JK
7 日目 AC FK     D EL     I BH
8 日目 AD KH BL     G     C EI
9 日目 AL (24) (25) H JE BF     K CG
10 日目 AJ IC BG     E HL     D
11 日目 AF     J KI     D LG CE

[選択肢]

  • (01)A
  • (02)B
  • (03)C
  • (04)D
  • (05)E
  • (06)F
  • (07)G
  • (08)H
  • (09)I
  • (10)J
  • (11)K
  • (12)L


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2月19日実施

【3-2】との選択

易□ 並□ 難□

【3-1】 選択肢から最も適切なものを選びその番号を解答欄に記入しなさい.

(1)  13+ 23+ +n 3=( 1+2+ +n) 2 がすべての自然数 n に対して成り立つことを数学的帰納法で証明する.

  n=1 のとき両辺とも 1 となり成り立つ. n=k のとき成り立つとする.

1 3+2 3+ +(k +1) 3= k2 ( (27) (28) ) 2 (29) (30) +( (31) (32) ) 3 = (k+ 1)2 ( (33) (34) ) 24 = (1+2 ++( k+1)) 2

であるから, n=k+ 1 のときも成り立つ.以上のことからすべての自然数 n に対して成り立つことが分かった.

(2)  a13 +a2 3+ +an 3= ( a1+ a2+ +an )2 がすべての自然数 n に対して成り立つとき,すべての自然数 n に対して a n=n であることを証明する.ただし,すべての自然数 n に対して a n>0 とする.

  n=1 のとき, a1 3=a 12 より a1 =1 である.

a n3 = l=1 n al3 - l= 1 (35) (36) (37) (38) = ( l=1 n al) 2- ( l= 1 (35) (36) (39) (40) ) 2 = (41) (42) ( l=1n a l+ l= 1 (35) (36) (39) (40) )

 よって

an2 = (43) (44) l= 1n al -an

となり

  • (an 2+ an)- (an -12 + (45) (46) ) =2a n
  • an2 -a n-1 2= (47) (48) +a n-1
  • an- an- 1=1

となる. a1= 1 より,すべての自然数 n に対して a n=n となる.

[選択肢]

  • (01)1
  • (02)2
  • (03)3
  • (04)4
  • (05)5
  • (06)k- 2
  • (07)k- 1
  • (08)k
  • (09)k +1
  • (10)k +2
  • (11)n -2
  • (12)n -1
  • (13)n
  • (14)n +1
  • (15)n +2
  • (16) an-2
  • (17) an-1
  • (18) an
  • (19) an+ 1
  • (20) an+ 2
  • (21) al-2
  • (22) al- 1
  • (23) al
  • (24) al+ 1
  • (25) al+2
  • (26)2 an
  • (27) an2
  • (28) an 3
  • (29) 2a l
  • (30) al 2
  • (31) al 3
  • (32) an -1
  • (33) an -2
  • (34) al -1
  • (35) al -2




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2月19日実施

【3-1】との選択

易□ 並□ 難□

【3-2】 以下のプログラムは 2 つの分数 AB CD A B C D は自然数)の和を計算し,分数の形で出力するものである.和の分数は最初に約分しない形で EF として得られ, E F の最大公約数 G を求めて約分する.このプログラムで E F を計算し,それらの最大公約数 G を求める部分は (49) (50) (51) 行から (52) (53) (54) 行である.プログラムの中の空欄には選択肢から最も適切なものを選びその番号を答えなさい.

  • 100 INPUT "A=" :A
  • 110 INPUT "B=" ;B
  • 120 INPUT "C=" ;C
  • 130 INPUT "D=" ;D
  • 140 LET E=A*D+B*C
  • 150 LET F=B*D
  • 160 LET X=E
  • 170 LET Y=F
  • 180 LET R=X-Y*INT(X/Y)
  • 190 IF R=0 THEN GOTO 230
  • 200 LET X= (55) (56)
  • 210 LET Y= (57) (58)
  • 220 GOTO 180
  • 230 LET G=Y
  • 240 PRINT E/G ; "/" ; F/G
  • 250 END

[選択肢]

  • (01) A
  • (02) B
  • (03) C
  • (04) D
  • (05) E
  • (06) F
  • (07) G
  • (08) X
  • (09) Y
  • (10) R


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2月19日実施

易□ 並□ 難□

【4】(1)  2 つのサイコロを同時に投げたとき,出た目の和が奇数となることを”半がでる”,偶数となることを”丁がでる”という.昔の賭博師の言葉に,” 9 12 丁”という言葉がある.半となる出方が

(1,2 )( 1,4) (1, 6) (2,3 )( 2,5) (3, 4) (3,6) (4, 5) (5,6 )

9 通り,丁となる出方が

(1,1 ) (1,3 ) (1,5 ) (2,2 ) (2,4 ) (2,6 ) (3,3 ) (3,5 ) (4,4 ) (4,6 ) (5,5 ) (6,6 )

12 通りと数える数え方である.このとき丁に賭けるほうが有利とする考え方は間違えであり,丁となる確率は (59) (60) (61) (62) である.

(2)  3 つのサイコロを同時に投げたとき,出た目の和が 9 になる確率は (63) (64) (65) (66) (67) 出た目の和が 10 になる確率は (68) (69) (70) (71) である.

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2月19日実施

易□ 並□ 難□

【5】 番号のあるところだけを答えなさい.

 温度に対する人間の感覚を調べた.複数の人に対して, 10°C 20 °C 30 °C 40 °C 50 °C を体験させ,その感覚を値で答えてもらった.各温度に対する値の平均値を感覚値とすると以下の表のようになった.

温度( °C 10 20 30 40 50
感覚値 47.904 153.97 303.81 492.56 719.63

 この関係を調べるために温度および感覚値の常用対数を計算してみた.

温度の対数 1 1.3010 1.4771 1. (72) (73) (74) 1. (75) (76) (77)
感覚値の対数 1.6804 2.1874 2.4826 2.6925 2.8571

 このことから温度の対数を X 感覚値の対数を Y としたとき, X Y の関係を比例関係 Y= (log 1048 )X で近似することにした.したがって温度を x 感覚値を y としたとき

y= (78) (79) x 1. (80) (81)  

と近似される.

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