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2006 東京理科大学 理学部B方式

数,物理,化学科

2月12日実施

(1)〜(3)合わせて配点45点

易□ 並□ 難□

【1】 次の   内のからにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数を解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.また,   内のからについては,またはのうちあてはまる方を,解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.

(1) さいころを 3 回まで投げることができる. 2 回目を投げるかどうかは 1 回目に出た目によって決め, 3 回目を投げるかどうかは 2 回目に出た目によって決める. 1 回目に出た目によって 2 回目を投げないことに決めた場合は, 1 回目に出た目をそのまま得点とし, 2 回で投げるのをやめた場合は, 2 回目に出た目を, 3 回投げた場合は 3 回目に出た目をそれぞれ得点とする.

(a)  1 回目に 3 以下の目が出たときは 2 回目を投げるが, 4 以上の目が出たときは,ここで投げるのをやめる. 2 回目も再び 3 以下の目が出たときだけ, 3 回目を投げることにする.この場合,得点が 3 以下となる確率は である.

(b)  1 回目に 4 以下の目が出たときは 2 回目を投げるが, 5 以上の目が出たときは,ここで投げるのをやめる. 2 回目も再び 4 以下の目が出たときだけ, 3 回目を投げることにする.この場合,得点が 3 または 4 となる確率は である.

(c) (b)の場合に,得点が 6 となる確率は である.

2006 東京理科大学 理学部B方式

数,物理,化学科

2月12日実施

(1)〜(3)合わせて配点45点

易□ 並□ 難□

【1】 次の   内のからにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数を解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.また,   内のからについては,またはのうちあてはまる方を,解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.

(2) 正の実数 a に対し, x 2 次関数 f a( x)= x2- 2a x+ 2a+ 1a -3 が定められている.

(a)  a が正の範囲を動くとき,放物線 y= fa (x ) の頂点 P は,曲線 y =x +1 x - の, x 座標が正である部分を動く.このことから,頂点 P y 座標の最小値が - であることがわかる.

(b) すべての正の実数 a に対して f a( ka )>0 が成り立つような正の整数 k のうち最小のものは である.

(c)  fa (0) 0 となるような, a の値の範囲は a である.

(d) 次の(ⅰ)から(ⅲ)のそれぞれの命題について,真偽を調べると次のようになる.

(ⅰ) 命題「すべての正の実数 a とすべての実数 x に対して, fa (x) >0 である」は である.

(ⅱ) 命題「どんな正の実数 a に対しても,ある実数 x をとると f a( x)> 0 である」は である.

(ⅲ) 命題「ある実数 x に対して,正の実数 a をどのようにとっても f a( x)> 0 である」は である.

2006 東京理科大学 理学部B方式

数,物理,化学科

2月12日実施

(1)〜(3)合わせて配点45点

易□ 並□ 難□

【1】 次の   内のからにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数を解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.また,   内のからについては,またはのうちあてはまる方を,解答用マークシートの解答欄の指定された行にマークせよ.

(3)  t を媒介変数として

{ x= 32 cos ty =sint +1 3 2 t

で表される座標平面上の点 P (x ,y) が描く曲線 C を考える.

 最初に,媒介変数 t の値が π t2 π の範囲を動く場合に, y の増減を調べることにより,この場合 y の値は, - y の範囲を動くことがわかる.

 次に,媒介変数 t の値が 0 tπ の範囲を動く場合に, y の増減を調べることにより,この場合 y の値は, y の範囲を動くことがわかり,このときさらに x の値の変化を調べることで,曲線 C 上の点で y 座標の値が最大となるような点は 個あり,これらの点の x 座標のうち,最も値が大きいものは であることがわかる.

 媒介変数 t の値がこれらの 2 つの範囲にある場合のそれぞれについて, y および x の値の変化を調べることによって,直線 y =a と曲線 C との共有点の数は, a の値が <a < の範囲にあるとき 個となり,最も多くなることがわかる.

2006 東京理科大学 理学部B方式

数,物理,化学科

2月12日実施

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】 座標屁面上に,中心の x 座標が正であり半径が a の円 C 1 と,中心の y 座標が正であり半径が b の円 C 2 がある.円 C 1 y 軸に接し,円 C 2 x 軸に接し,さらにこれらの円は外接している.ただし, a b は正の定数である. 2 つの円 C1 C 2 が,これらの条件をすべて満たしながら動くとする.以下の問いに答えよ.

(1) 円 C 1 と円 C 2 の接点 P (x ,y) の軌跡の方程式を求めよ.

(2) (1)で求めた接点 P の軌跡が描く曲線によって囲まれる図形の面積を,積分を計算することにより求めよ.

2006 東京理科大学 理学部B方式

数,物理,化学科

2月12日実施

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  m<n を満たす自然数 m n の組に対して,実数 a b c を係数にもつ 3 次式 P (x )= x3+a x2 +bx +c が, x2 +1 で割ったときの余りが ( mn- 1) x+m+ n であり,かつ x2-1 で割ったときの余りが ( mn+ 1) x-( m+n ) であるように定められている.以下の問いに答えよ.

(1)  a b c m n の式で表せ.

(2)  P( x)= 0 の解を m n の式で表せ.

(3) 曲線 y= P( x) x 軸によって囲まれる図形のうち, x 軸の上側にある部分の面積を S とおき, x 軸の下側にある部分の面積を T とおく. S T がともに整数であるとき, m n はともに偶数であることを証明せよ.

(4)  S T がともに整数であるための必要十分条件を, m=2 k を満たす整数 k n =2l を満たす整数 l の和 k +l に関する条件として述べよ.

(5)  S T がともに整数となり,かつ不等式 S+ T240 が満たされるような自然数 m n の組のとり方をすべて求めよ.

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