2007 東京工業大学 後期小論文第5類MathJax

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2007 東京工業大学 後期小論文第5類

易□ 並□ 難□

【2】 区間 [0,π ] に値をとる θ に対して,数列

fn (θ )= (1 -sinn θ ) 2n (1 -4 sin2 θ) | cosθ | n= 1 2

を定義する.また,この数列の極限値として θ の関数

f( θ)= limn fn (θ ) 0 θ π

を定義する.以下の問に答えよ.ただし,導出過程も記述すること.

問1 すべての t -1 s >-1 に対して,不等式

( 1+t) n 1+n t 1 (1 +s) n 1- ns 1+s } n= 1 2

が成立することを証明せよ.

問2  θ が区間 [0 ,π] の間で変化するとき関数 f (θ ) の値を極限を使わずに表せ.必要なら,導出過程で問1の不等式を用いてよい.

問3 区間 (0 ,π) の中で関数 f (x ) が微分可能となるすべての点で微分係数を求めよ.また,微分可能でない点をすべて求め, f( x) がこれらの点で微分可能でないことを証明せよ.

問4 区間 [0 ,π] で関数 f (x ) が最大値をとる θ の値をすべて求めよ.同様に, f( θ) が最小値をとる θ の値をすべて求めよ.

問5 関数

g( x)= 0 x f( θ) dθ 0x π

を求めよ.また,区間 [0 ,π] で関数 g (x ) が最大値をとる x の値と g (x ) が最小値をとる x の値を各々すべて求めよ.

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