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2007 京都大学 前期

文系・理系甲共通問題

問2と合わせて配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 以下の各問にそれぞれ答えよ.

問1  A=( 2 4 -1- 1 ) E=( 1 0 01 ) とするとき, A6 +2 A4+ 2A 3+2 A2 +2A +3E を求めよ.

2007 京都大学 前期

文系

問1と合わせて配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 以下の各問にそれぞれ答えよ.

問2 四角形 ABCD を底面とする四角錐 OABCD を考える.点 P は時刻 0 では頂点 O にあり, 1 秒ごとに次の規則に従ってこの四角錐の 5 つの頂点のいずれかに移動する.

規則:点 P のあった頂点と 1 つの辺によって結ばれる頂点の 1 つに,等しい確率で移動する.

 このとき, n 秒後に点 P が頂点 O にある確率を求めよ.

2007 京都大学 前期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  3 次関数 y= x3- 2x 2-x +2 のグラフ上の点 (1, 0) における接線を l とする.この 3 次関数のグラフと接線 l で囲まれた部分を x 軸の回りに回転して立体を作る.その立体の体積を求めよ.

2007 京都大学 前期

文系・理系甲・乙共通問題

配点35点

易□ 並□ 難□

【3】  p 3 以上の素数とする. 4 個の整数 a b c d が次の 3 条件

a+b +c+ d=0 ad- bc+ p=0 ab c d

を満たすとき, a b c d p を用いて表せ.

2007 京都大学 前期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】 座標空間で点 (3, 4,0 ) を通りベクトル a = (1, 1,1 ) に平行な直線を l (2 ,-1, 0) を通りベクトル b = (1,- 2,0 ) に平行な直線を m とする.点 P は直線 l 上を,点 Q は直線 m 上をそれぞれ勝手に動くとき,線分 PQ の長さの最小値を求めよ.

2007 京都大学 前期

文系

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】  n 1 以上の整数とするとき,次の 2 つの命題はそれぞれ正しいか.正しいときは証明し,正しくないときはその理由を述べよ.

2007 京都大学 前期

理系甲

問1と合わせて配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 次の各問にそれぞれ答えよ.

問2 得点 1 2 n が等しい確率で得られるゲームを独立に 3 回くり返す.このとき, 2 回目の得点が 1 回目の得点以上であり,さらに 3 回目の得点が 2 回目の得点以上となる確率を求めよ.

2007 京都大学 前期

理系甲・乙共通問題

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  x y を相異なる正の実数とする.数列 {a n}

a1= 0 a n+1 =x an+ yn+ 1 n=1 2 3

によって定めるとき, limn an が有限の値に収束するような座標平面上の点 (x, y) の範囲を図示せよ.

2007 京都大学 前期

理系甲

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】  ABC において, A の二等分線とこの三角形の外接円との交点で A と異なる点を A とする.同様に B C の二等分線とこの外接円との交点をそれぞれ B C とする.このとき 3 直線 A A BB C C 1 H で交わり,この点 H は三角形 A B C の垂心と一致することを証明せよ.

2007 京都大学 前期

理系甲

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】  - π2< α<π 2 とする.座標平面上で原点の回りに π3 回転する 1 次変換を f とし,直線 y =(tan α) x について対称移動する 1 次変換を g とする.合成変換 f g x 軸について対称移動する 1 次変換と一致するとき, α の値を求めよ.

2007 京都大学 前期

理系甲

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】  y=x e1- x y= x のグラフで囲まれた部分を x 軸の回りに回転してできる立体の体積を求めよ.

2007 京都大学 前期

理系乙

問2と合わせて配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 以下の各問にそれぞれ答えよ.

問1 定積分 02 2x +1x 2+4 dx を求めよ.

2007 京都大学 前期

理系乙

問1と合わせて配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 以下の各問にそれぞれ答えよ.

問2  1 歩で 1 段または 2 段のいずれかで階段を昇るとき, 1 歩で 2 段昇ることは連続しないものとする. 15 段の階段を昇る昇り方は何通りあるか.

2007 京都大学 前期

理系乙

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】 点 O を中心とする円に内接する ABC 3 AB BC CA をそれぞれ 2 :3 に内分する点を P Q R とする. PQR の外心が点 O と一致するとき, ABC はどのような三角形か.

2007 京都大学 前期

理系乙

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】  A 2 次の正方行列とする.列ベクトル x 0 に対し,列ベクトル x1 x2

xn +1 = A xn n=0 1 2

によって定める.ある零ベクトルではない x 0 について, 3 以上の自然数 m で初めて x m x 0 と一致するとき,行列 A m は単位行列であることを示せ.

2007 京都大学 前期

理系乙

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】 すべての実数で定義され何回でも微分できる関数 f (x) f (0)= 0 f (0) = 1 を満たし,さらに任意の実数 a b に対して 1 +f( a)f (b) 0 であって

f(a +b)= f (a) +f( b)1 +f( a)f (b)

を満たしている.

(1) 任意の実数 a に対して, -1<f (a) <1 であることを証明せよ.

(2)  y=f (x) のグラフは x> 0 で上に凸であることを証明せよ.

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