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2007-10541-0101
京大入試問題数学解答集さんの解答(PDF)へ
2007 京都大学 前期
文系・理系甲共通問題
問2と合わせて配点30点
易□ 並□ 難□
【1】 以下の各問にそれぞれ答えよ.
問1 A=( 2 4 -1- 1 ), E=( 1 0 01 ) とするとき, A6 +2⁢ A4+ 2⁢A 3+2 ⁢A2 +2⁢A +3⁢E を求めよ.
2007-10541-0102
京大入試問題数学解答集さんの解答(PDF27行目)へ
文系
問1と合わせて配点30点
問2 四角形 ABCD を底面とする四角錐 OABCD を考える.点 P は時刻 0 では頂点 O にあり, 1 秒ごとに次の規則に従ってこの四角錐の 5 つの頂点のいずれかに移動する.
規則:点 P のあった頂点と 1 つの辺によって結ばれる頂点の 1 つに,等しい確率で移動する.
このとき, n 秒後に点 P が頂点 O にある確率を求めよ.
2007-10541-0103
配点30点
【2】 3 次関数 y= x3- 2⁢x 2-x +2 のグラフ上の点 (1, 0) における接線を l とする.この 3 次関数のグラフと接線 l で囲まれた部分を x 軸の回りに回転して立体を作る.その立体の体積を求めよ.
2007-10541-0104
文系・理系甲・乙共通問題
配点35点
【3】 p を 3 以上の素数とする. 4 個の整数 a , b ,c , d が次の 3 条件
a+b +c+ d=0 , a⁢d- b⁢c+ p=0 , a≧b ≧c≧ d
を満たすとき, a ,b ,c ,d を p を用いて表せ.
2007-10541-0105
【4】 座標空間で点 (3, 4,0 ) を通りベクトル a →= (1, 1,1 ) に平行な直線を l , 点 (2 ,-1, 0) を通りベクトル b →= (1,- 2,0 ) に平行な直線を m とする.点 P は直線 l 上を,点 Q は直線 m 上をそれぞれ勝手に動くとき,線分 PQ の長さの最小値を求めよ.
2007-10541-0106
【5】 n を 1 以上の整数とするとき,次の 2 つの命題はそれぞれ正しいか.正しいときは証明し,正しくないときはその理由を述べよ.
2007-10541-0107
理系甲
【1】 次の各問にそれぞれ答えよ.
問2 得点 1 , 2 ,⋯ ,n が等しい確率で得られるゲームを独立に 3 回くり返す.このとき, 2 回目の得点が 1 回目の得点以上であり,さらに 3 回目の得点が 2 回目の得点以上となる確率を求めよ.
2007-10541-0108
理系甲・乙共通問題
【2】 x ,y を相異なる正の実数とする.数列 {a n} を
a1= 0 ,a n+1 =x⁢ an+ yn+ 1 ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ )
によって定めるとき, limn →∞ ⁡ an が有限の値に収束するような座標平面上の点 (x, y) の範囲を図示せよ.
2007-10541-0109
【4】 ▵ABC において, ∠A の二等分線とこの三角形の外接円との交点で A と異なる点を A ′ とする.同様に ∠B , ∠C の二等分線とこの外接円との交点をそれぞれ B ′ ,C ′ とする.このとき 3 直線 A A′ , BB ′ ,C C′ は 1 点 H で交わり,この点 H は三角形 A′ B′ C′ の垂心と一致することを証明せよ.
2007-10541-0110
【5】 - π2< α<π 2 とする.座標平面上で原点の回りに π3 回転する 1 次変換を f とし,直線 y =(tan ⁡α) ⁢x について対称移動する 1 次変換を g とする.合成変換 f ∘g が x 軸について対称移動する 1 次変換と一致するとき, α の値を求めよ.
2007-10541-0111
【6】 y=x⁢ e1- x と y= x のグラフで囲まれた部分を x 軸の回りに回転してできる立体の体積を求めよ.
2007-10541-0112
理系乙
問1 定積分 ∫02 ⁡ 2⁢x +1x 2+4 ⁢dx を求めよ.
2007-10541-0113
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
問2 1 歩で 1 段または 2 段のいずれかで階段を昇るとき, 1 歩で 2 段昇ることは連続しないものとする. 15 段の階段を昇る昇り方は何通りあるか.
2007-10541-0114
【4】 点 O を中心とする円に内接する ▵ ABC の 3 辺 AB , BC ,CA をそれぞれ 2 :3 に内分する点を P , Q ,R とする. ▵PQR の外心が点 O と一致するとき, ▵ABC はどのような三角形か.
2007-10541-0115
【5】 A を 2 次の正方行列とする.列ベクトル x 0→ に対し,列ベクトル x1→ , x2 → , ⋯ を
xn +1 →= A⁢ xn→ ( n=0 , 1 ,2 , ⋯)
によって定める.ある零ベクトルではない x 0→ について, 3 以上の自然数 m で初めて x m→ が x 0→ と一致するとき,行列 A m は単位行列であることを示せ.
2007-10541-0116
【6】 すべての実数で定義され何回でも微分できる関数 f⁡ (x) が f⁡ (0)= 0, f′ (0) = 1 を満たし,さらに任意の実数 a , b に対して 1 +f⁡( a)⁢f ⁡(b) ≠0 であって
f⁡(a +b)= f ⁡(a) +f⁡( b)1 +f⁡( a)⁢f ⁡(b)
を満たしている.
(1) 任意の実数 a に対して, -1<f ⁡(a) <1 であることを証明せよ.
(2) y=f⁡ (x) のグラフは x> 0 で上に凸であることを証明せよ.