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2007 京都工芸繊維大学 後期

配点率25%

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とする.行列 A= ( 1a b1 ) を考える. A の表す xy 平面上の移動( 1 次変換)によって点 (2, 1) の移る点および点 (-1 ,1) の移る点がともに原点を通る 1 つの直線上にあるとする.その直線を l とする.

(1)  ab= 1 となることを示せ.

(2) 点 (p, q) xy 平面上の任意の点とする. (p, q) A の表す移動によって点 (r, s) に移るとき, (r,s ) l 上にあることを示せ.

(3)  A の表す移動によって点 (1, -1) の移る点を (u, v) とする.原点と (u ,v) の距離が 2 2 であるとき,条件 a b>0 のもとで, a b の値および l の方程式を求めよ.

2007 京都工芸繊維大学 後期

配点率25%

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【2】  xy 平面の曲線 C が媒介変数 t を用いて

x=t3 -t2 +2 t-3 y =t2 -2t

と表されている.曲線 C の接線で傾きが最大となるものを l 1 最小となるものを l2 とする.

(1)  l1 l2 の方程式を求めよ.

(2)  l1 l2 のなす角を θ (0 θ π2 ) として tan θ の値を求めよ.

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【3】  a a> 0 a1 を満たす実数とする.数列 {an } を次の条件で定める.

a1= a an+ 1= an2 n=1 2 3

(1) すべての自然数 n に対して an 1 が成り立つことを示せ.

(2) 数列 {bn }

bn= k=1 n a k1- ak+ 1 n=1 2 3

で定める.すべての自然数 n に対して bn = 11-a - 1 1-a n+1 が成り立つことを示せ.

(3) (2)で定めた数列 {bn } について,極限 lim n b n を求めよ.

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【4】  xyz 空間に円柱 V1 と三角柱 V2 がある. V1 2 つの底面は xy 平面および平面 z= 1 の上にあり, xy 平面の上の底面は原点を中心とする半径 2 の円で,平面 z= 1 の上の底面は点 (0, 0,1 ) を中心とする半径 2 の円である. V2 2 つの底面は平面 y= -2 および平面 y= 2 の上にあり,平面 y= -2 の上の底面は 3 (0, -2,0 ) (1,- 2,0) (0 ,-2, 1) を頂点とする三角形であり,平面 y= 2 の上の底面は 3 (0 ,2,0 ) (1, 2,0) (0 ,2,1 ) を頂点とする三角形である. V1 V2 の共通部分を W とする.

(1)  -2t 2 を満たす t について,平面 x= t による V1 の切り口の面積 S 1( t) を求めよ.

(2)  0t 1 を満たす t について,平面 x= t による V2 の切り口の面積 S 2( t) を求めよ.

(3)  0t 1 を満たす t について,平面 x= t による W の切り口の面積 S (t) を求めよ.

(4)  W の体積を求めよ.

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