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2007-10561-0101
2007 大阪大学 前期
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))
配点率35%
易□ 並□ 難□
【1】 xy 平面において,放物線 y= x2 を C とする.また,実数 k を与えたとき, y=x +k で定まる直線を l とする.
(1) -2< x<2 の範囲で C と l が 2 点で交わるとき, k の満たす条件を求めよ.
(2) k が(1)の条件を満たすとき, C と l および 2 直線 x= -2 ,x =2 で囲まれた 3 つの部分の面積の和 S を k の式で表せ.
2007-10561-0102
配点率30%
【2】 n を 2 以上の自然数とする. 1 つのさいころを n 回投げ,第 1 回目から第 n 回目までに出た目の最大公約数を G とする.
(1) G=3 となる確率を n の式で表せ.
(2) G の期待値を n の式で表せ.
2007-10561-0103
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率文系は35%,理系は20%
【3】 xy 平面において,原点 O を通る半径 r ( r> 0 ) の円を C とし,その中心を A とする. O を除く C 上の点 P に対し,次の 2 つの条件(a),(b)で定まる点 Q を考える.
以下の問いに答えよ.
(1) 点 P が O を除く C 上を動くとき,点 Q は OA → に直交する直線上を動くことを示せ.
(2) (1)の直線を l とする. l が C と 2 点で交わるとき, r のとりうる値の範囲を求めよ.
2007-10561-0104
理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率20%
【1】 n を自然数とする.関数 y= x のグラフを C とし, C 上の 2 点 (n ,n ) と ( n+1, n+1 ) を通る直線を l とする. C と l で囲まれた部分を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を V とする.このとき lim n→ ∞⁡ na⁢ V=b を満たす正の数 a , b を求めよ.
2007-10561-0105
【2】 次の問いに答えよ.
(1) x が正の数のとき | log⁡x |≦ |x -1| x を示せ.
(2) p ,q ,r が p+ q+r= 1 を満たす正の数のとき
p2+ q2+ r2 ≧ 13
を示せ.
(3) a ,b ,c が相異なる正の数で, a+ b+ c=1 を満たすとき
a ⁢bb -a⁢ log⁡b a+ b⁢c c-b ⁢log⁡ cb+ c⁢a a-c ⁢log ⁡ac ≦1 3
2007-10561-0106
【4】 f⁡(x )=x 3-x とし, t を実数とする. xy 平面において,曲線 y =f⁡ (x) を C 1 とし,直線 x= t に関して C 1 と対称な曲線
y=f⁡ (2⁢t -x)
を C 2 とする.
(1) C1 と C 2 が 3 点で交わるとき, t のとりうる値の範囲を求めよ.
(2) t が(1)で求めた範囲を動くとき, C1 と C 2 で囲まれた部分の面積 S の最大値を求めよ.
2007-10561-0107
【5】 n を 2 以上の自然数とする. 4 個の行列
を重複を許して n 個並べたものを
M1 , M2 , ⋯, Mn
とする.
(1) 積 M 1⁢ M2⁢ ⋯⁢ Mn が定義できる場合は何通りあるか.その数を n の式で表せ.
(2) 積 M 1⁢ M2⁢ ⋯⁢ Mn が定義できて,その積が零行列でない 2 × 3 行列となる場合は何通りあるか.その数を n の式で表せ.
(3) 積 M 1⁢ M2⁢ ⋯⁢ Mn が定義できて,その積が零行列とならない場合は何通りあるか.その数を n の式で表せ.