2007 慶応義塾大学 環境情報学部MathJax

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2007 慶応義塾大学 環境情報学部

2月20日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  x y を整数とする. 2 つの不等式

が同時に成り立たないことを示す.もし同時に成り立つとすると

5( x2+ 2x y) (1) x2+ (2) xy + (3) y 2

であるから

( (4) y -( (5) - (6) ) x) 20

となる.これは (7) が無理数であることに矛盾する.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 座標平面上の 3 A( -1,0 ) B(4 ,0) C( 0,3) が与えられ,点 P と直線 AB BC CA との距離をそれぞれ t u v とする. t2+ u2+ v2 が最小となるのは P の座標が

( (8) (9) , (10) (11) )

のときであり,その最小値は (12) (13) (14) (15) である.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【2】 赤色のカードが 5 枚あり, 1 から 5 まで番号が付いている.白色のカードも 5 枚あり, 1 から 5 まで番号が付いている.いま A B C D E 5 人にそれぞれ赤と白の 2 枚のカードを分け与えた.このとき次の条件が満たされていた.

 これらの条件を満たす分け方は次の 2 通りである.ただし,ある人が赤の 3 と白の 5 をもらったときは, (3,5 ) と記述し,以下の解答では (20) > (28) とする.

または

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2月20日実施

【3-2】との選択

易□ 並□ 難□

【3-1】 次の計算をしなさい.

(1) 

(2) 

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【3-1】との選択

易□ 並□ 難□

【3-2】 次のプログラムは 2 以上の自然数 A を与えたとき,A のすべての素因数とその個数を求めるものである.A が素数の場合は,素数と表示する.プログラムの中の空欄には選択肢から最も適切なものを選びその番号を答えなさい.

[選択肢]





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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【4】 三角形 ABC の各辺を a= BC b=CA c=AB とし, 2s= a+b+ c t =a+b u=a b とする.三角形の面積 S はヘロンの公式により

S2= s(s -a) (s-b )(s- c)

を満たす.右辺を変形すると

S2= -s( s2- st+ u)( (54) s- (55) t)

となる.このとき三角形の成立条件から s< t< (56) s であり

4S2 s t3+ (57) (58) s2 t2+ (59) (60) s 3t+ (61) (62) s 4

が成立する.右辺を f (t) としたとき, f(t ) s< t< (63) (64) s で単調増加であり, (63) (64) s<t< 2s で単調減少である.よって f (t ) の最大値は (65) (66) (67) (78) s 4 である.これにより, S の最大値は (69) (70) s2 であることが分かる.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【5】 選択肢から最も適切なものを選びその番号を解答欄に記入しなさい.ただし,解答欄(85)〜(87)には計算した数を記入しなさい.また数列 a 1 a2 a3 an に対して a 1+a 2+a 3+ +an = k =1n a k と書く.

 次の式で定義される数 dn をカタラン数という.

d0= 1 dn= Cn 2 n -Cn -1 2n = Cn 2n (71) (72) n 1

 このとき

dn= dn- 1 d0+ dn-2 d1 +dn -3 d2+ +d1 dn -2+ d0 dn- 1

が成り立ち

となる.

  n3 とし,正 n 角形 T を対角線で n- 2 個の三角形に分ける方法が何通りあるかを考える. T の頂点を順に A 1 A2 A n とし,対角線で n- 2 個の三角形に分ける場合の数を Dn とする.ただし, D3 =1 である.対角線 A 1Ak (77) (78) k (79) (80) を使って三角形に分ける場合の数は

Dk D (81) (82) -k

であり,それらの和は

k= (77) (78) (79) (80) Dk D (81) (82) -k

となる. n 個の頂点で同様のことを考えれば,重複を考慮して

n( k= (77) (78) (79) (80) Dn D (81) (82) -k )= 2( (83) (84) ) Dn n 4

となる.実際

D3= 1 D4= 2 D5= (85) D6 = (86) (87)

である.ところで Dn dn が満たす関係式を比較することにより

D (88) (89) =d n

であることがわかる.

[選択肢]





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