2007 東京理科大学 理工学部B方式2月4日実施MathJax

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2007 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(2),(3)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(1) 関数

f( x)= log x (x+ 7e4 )2 x >0

を考える.ここで, logx は自然対数を表し, e は自然対数の底とする.

 この関数の最大値 M 116 e8 である.このことを用いて, f( x) が最大値をとるときの x の値 c を求めたい.

 まず, f( x) の導関数を求めると

f (x) = x+7 e4- xlog xx (x +7e 4)

であり,しがたって c は, c+7 e4= clog c を満たすので

M= 1 c (c+ 7e4 )

となる.よって, c は関係式

c2+ 7e 4c - e =0

を満たす. c>0 であることより

c=e

となる.

2007 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(1),(3)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(2)  2 次正方行列 P

P=( 3 4 23 )

と定め,定数 α β に対して,

A=P ( α0 0 β )P -1

とおく.このとき, n=1 2 3 に対して, An は,

An= ( αn- βn - (α n-β n) ( αn- βn) - α n+ β n)

と表される.以下, α=9 β=8 とすると,

A=( - 0 )

となる.数列 { an } が, a1= a2= 1 と,関係式

an+ 2= 176 a n+1 -2 an n =1 2 3

を満たすなら,

( an+ 2 an+ 1 )= 1 A ( an +1 an ) n=1 2 3

となるので,

( an+ 2 an +1 )= 1 n A n( a 2 a1 ) n=1 2 3

である.よって

an+ 2= 1 n ( - 9n+ 8n ) n=1 2 3

となる.

2007 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(1),(2)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(3)  i を虚数単位として, ω

ω= -1+ i

と定めると, ω3 =1 を満たす.コインを 10 回投げて,その結果により数列 a1 a 2 a 3 a10 を次のように定める.

1 回目に投げた結果が表なら a 1=ω 裏なら a 1=ω 2 と定める.

2 回目に投げた結果が表なら a 2=ω a1 裏なら a 2=ω 2a 1 と定める.

同様に, n=3 4 5 10 に対して,

n 回目に投げた結果が表なら a n=ω an -1 裏なら a n=ω 2a n-1 と定める.

(ⅰ)  a4 が実数となる確率は, である.

(ⅱ)  a10 が実数となる確率は, である.

2007 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

30点

易□ 並□ 難□

【2】 関数

f( x)= |log (x +1) | x >-1

を考える. a を正の定数とし, xy 平面において y= f( x) のグラフ上に点 P (a ,f( a) ) をとる.点 P を通り x 軸と平行な直線 l が,このグラフと交わるもう一方の点を Q (b ,f( b) ) とする. b<0

(1)  b を, a を用いて表せ.

(2)  y=f (x ) のグラフの,点 P における接線と点 Q における接線の交点を T とする. TPQ の外接円の面積 S を, a を用いて表せ.

(3) 直線 l y= f( x) のグラフで囲まれた部分を, y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積 V を, a を用いて表せ.

(4) (2)で求めた S と(3)で求めた V について

lima VS

の値を求めよ.

2007 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

30点

易□ 並□ 難□

【3】  d を正の定数とし, f( x)= 1 d x 2 とおく. xy 平面において,関数 y= f( x) のグラフと直線 y =x との交点のうち,原点でないものを P( a,f (a )) とおく.

 次の 3 つの条件を満たす円 C を考える.

C y 軸に接する.

C y= f( x) のグラフと点 P で接する.つまり, C とこのグラフは点 P において共通の接線をもつ.

C の中心は,連立不等式 y> 1d x2 x> 0 の表す領域にある.

この円 C の中心を A (r ,f( a)+ h) ) とし,円 C y 軸の接点を Q (0 ,f( a)+ h) とする.

(1) 放物線 y= 1 d x 2 の点 P における法線の傾きを求めよ.

(2)  r h を, d を用いて表せ.

(3)  2 P Q を通る直線 l の方程式を, d を用いて表せ.

(4) (3)で求めた直線 l y =f( x) のグラフで囲まれる部分の面積を S1 P を通り x 軸に平行な直線と y =f (x ) のグラフで囲まれる部分の面積を S 2 とする.このとき, S 1S2 の値を求めよ.

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