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2007 東京理科大学 薬学部B方式

薬学科

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  1 から 7 までの数字が 1 つずつ書かれた同じ大きさの 7 個の球が入った袋がある.この袋の中から球を 1 つ取り出し,球に書かれた数字を調べて球を元に戻す試行を 1000 回繰り返す. a0 =0 とし, n 回目に袋の中から取り出した球の数字が, 1 または 7 のときは an= an- 1+ 2 それ以外のときは an= an-1 +1 として数列 a1 a 2 a 3 a1000 をつくる.この数列の中に n が含まれない確率を p n n=1 2 3 1000 とする.

(1)  p1= p2 = である.

(2) 関係式

pn+ 1+ p n= n=1 2 3 999

が成り立つ.

(3)  pn= - (- )n n= 1 2 3 1000 となる.

(4)  a1 a2 a3 a1000 の中に, n が含まれる確率は ( 1- (- ) n+1 ) であり, n n+ 1 がともに含まれる確率は ( 1- (- ) n+1 ) である.ただし, n=1 2 3 999 とする.

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薬学科

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  xy 平面において,点 A (1 ,0) とし,点 P は原点 O を中心とする半径 1 の円周の上半分(すなわち, x2 +y2 =1 y >0 )を動くものとする. A を端点とする半直線 AP 上に,点 Q AQ =1 となるようにとり,線分 OQ の中点を R とおく. AOP= θ とする.

(1)  Q= P となるのは, θ= ° のときである.

(2)  0° <θ< ° のとき, POQ= ° - θ であり, ° <θ< 180 ° のとき, POQ= - ° + θ である.

(3)  θ 0 ° <θ< ° の範囲を動くとき, OR (線分 OR の長さ)が取りうる値の範囲は <OR < であり, θ ° <θ< 180° の範囲を動くとき, OR が取りうる値の範囲は < OR< である.

(4)  θ 0 ° <θ< 180 ° の範囲を動くとき, PR が最小になるのは cos θ= のときで,このとき, PR= である.

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2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】  f( x)= x3- 2x 2-4 x とするとき, xy 平面における曲線 C 1:y= f( x) と放物線 C2:y =ax 2+b x+c は,点 ( 1,f (1 )) において共通の接線をもち,点 ( 3,f (3 )) で交わるという. C1 C 2 によって囲まれた領域(境界線も含む)を D とする.

(1)  a= b=- c= である.

(2)  D の面積は である.(ただし, x4 の導関数が 4 x3 であることを用いよ.)

C1 上の点 (- 1,f (-1 )) における C 1 の接線が C 2 と交わる点を P Q とする.

(3)  P Q x 座標をそれぞれ x 1 x2 (ただし, x1< x2 )とするとき,

x2- x1=

である.

(4) 点 R が領域 D を動くとき, PQR の面積の最大値は

であり,最大値を与える R x 座標は である.

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薬学科

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【4】  a b は平行でないベクトルで, a b の大きさはそれぞれ 3 1 であり, a b の内積は正の数 k であるものとする.平面上に OD を対角線とする平行四辺形 OCDA があり, OA =a CO =5 b である. OCD 2 等分線と直線 OA の交点を P1 とし, O P1 =C P2 となるように点 P 2 をとる.直線 CO に関して P 1 と対称な点を P 3 とおき,直線 C P3 と直線 OA の交点を P 4 とする.

(1)  O P1 = a O P2 = a - b である.

(2)  O P3 =- a + k b である.

(3)  O P4 =- k + a である.また, P3 P4 :P 4C の比の値は k である.

(4) 線分 P 2P 4 が線分 CO と直交するのは k= のときである.

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