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(A)
であれば,であることを証明する.空欄を埋め,証明を完成せよ.空欄にあてはまる最も簡単な数を解答欄に記入せよ.
(証明) と仮定すると,(A)と
(B)
は同値である.(B)の左辺は有理数であるから,
(C)
とおくことができる.ただし,は正の整数で,との最大公約数はである.
(C)の両辺を乗して整理すると,
(D)
となる.したがって,はの倍数となるから,もの倍数である.そこで,(ただし,は正の整数)と表すと,(D)より,となる.したがって,はの倍数であり,もの倍数である.よって,ももの倍数となり,との最大公約数がであることに矛盾する.したがって,が得られた.このとき,(A)よりであるから,である.(証明終わり)