2007 早稲田大学 政治経済学部MathJax

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2007 早稲田大学 政治経済学部

2月20日実施

易□ 並□ 難□

【1】 空間内に異なる 3 O A B があり,それらは一直線上にない.点 O を始点とし,終点をそれぞれ A B とするベクトルを a b とするとき,次の各問に答えよ.解答欄に答のみ記入せよ.

(1)  A B を通る直線 l のベクトル方程式を, a b を用いて表せ.ただし,直線 l 上の任意の点を P かつ, OP = p とし,媒介変数を t とせよ.

(2)  |a |= 3 | b | =2 かつ a b のなす角を θ 0 °θ 180 ° とし,ベクトル p と直線 l が直交するとする.このとき, p を, a b および θ を用いて表せ.

(3) (2)の条件のもとで, P が線分 AB 12 :7 に内分するとき,角 θ を求めよ.

2007 早稲田大学 政治経済学部

2月20日実施

易□ 並□ 難□

【2】  a b が有理数のとき,

a2 +b 3= 0 (A)

であれば, a=b= 0 であることを証明する.空欄を埋め,証明を完成せよ.空欄にあてはまる最も簡単な数を解答欄に記入せよ.

(証明)  b0 と仮定すると,(A)と

- ab = (B)

は同値である.(B)の左辺は有理数であるから,

= nm (C)

とおくことができる.ただし, m n は正の整数で, m n の最大公約数は 1 である.

 (C)の両辺を 2 乗して整理すると,

m2 = n2 (D)

となる.したがって, m2 の倍数となるから, m の倍数である.そこで, m= l (ただし, l は正の整数)と表すと,(D)より, l2 =n2 となる.したがって, n2 の倍数であり, n の倍数である.よって, m n の倍数となり, m n の最大公約数が 1 であることに矛盾する.したがって, b=0 が得られた.このとき,(A)より a =0 であるから, a=b =0 である.(証明終わり)

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【3】  a を, a> 12 をみたす定数とする. 1x 2 a のとき,

y=( log2 xa ) (log 2 x2a 2 )

の最大値と最小値を求めよ.

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2月20日実施

易□ 並□ 難□

【4】 表が出る確率が p 0<p <1 ), 裏が出る確率が q =1-p のコインがある.このコインを投げ,表と裏が裏・表の順に出るまで投げ続ける試行を考える. x=p q とおくとき,次の各問に答えよ.(1),(2)は答のみ解答欄に記入せよ.

(1) 確率 p がいろいろな値をとるとき, x のとり得る値の範囲を求めよ.

(2)  p2+ q2 p4 +q4 をそれぞれ x で表せ.

(3) 試行がちょうど 7 回で終了する確率 y x で表せ.

(4)  y を最大にする x の値を求めよ.

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