2007 立命館大 理系学部A方式2月2日実施MathJax

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2007 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】 実数 a b c k を定数として,曲線

F:y= k( x-a) (x -b) (x -c)

3 A (a ,0) B (b ,0) C (c ,0) を考える.ただし, a b c は互いに異なり, k 0 でないとする.

(1) 線分 AB の中点を通り x 軸に垂直な直線と曲線 F との交点 P の座標は ( , ) である.

(2) 点 P における曲線 F の接線 l の傾きは である.

(3) 接線 l x 軸との交点の座標は ( , 0 ) となる.

(4) 線分 BC の中点を通り x 軸に垂直な直線と曲線 F との交点を Q とし,点 Q における曲線 F の接線を l とする.接線 l l が平行であるための必要十分条件は a b c を用いて と表される.

2007 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【2】 空間の 4 O A B C と実数 p (ただし | p|< 1 )について,

|OA | =|OB | =|OC | =1

かつ

OA OB =OB OC =OC OA =p

が成立しているとする.

 このとき, | AB | =|BC | =|CA | = が成り立ち, ABC は正三角形になる.点 G ABC の重心とすると,点 O から点 G の距離は | OG |= と表される.

  4 O A B C が同一平面上にあるための条件は p = であり,これらの 4 O A B C が四面体の頂点となりうるのは < p<1 が満たされるとき,かつ,そのときに限る.この四面体 OABC の体積 V V = と表されるから, V が最大となるのは p = のときである.

 ただし, には p の式を, には実数を入れよ.

2007 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

立命館大理系A2月2日実施【3】

【3】 中心 O 半径 1 の円 S を考える.図のように, S 上に互いに異なる 4 A P Q B をとり, AOP =α POQ=β QOB =γ とおく.点 P を含む弧 AQ 上に点 P 1 AP1 Q の面積が最大になるようにとり, AO P1 =α 1 とおく.このとき, α1 = となる.点 Q を含む弧 B P1 上に点 Q 1 BP1 Q1 の面積が最大になるようにとり, BO Q1= γ1 とおく.このとき, γ1 = となる.さらに,点 P 1 を含む弧 A Q1 上に点 P 2 AP2 Q1 の面積が最大になるようにとり, A OP2 =α 2 とおく.点 Q 1 を含む弧 B P2 上に点 Q 2 BP2 Q2 の面積が最大になるようにとり, BO Q2 =γ 2 とおく.以下同様に,点 P3 Pn と点 Q3 Qn を交互にとっていき, AOP n= αn B OQn =γ n とおく.

 このとき, αn +1 an γ n を使って表すと, αn +1 = となる.同様に, γ n+1 αn+ 1 γ n を用いて γn +1 = と表せる.これらを用いて,

αn +1 -γ n+1 = (α 1- γ1 ) n=1 2

となり,また,

αn +1 -αn = (α 1- γ1 ) n =1 2

となる.これより,

limn αn =

である.よって,

limn γn =

となる.

 ただし, には n の式を, には α β γ の式を入れよ.

2007 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【4】  0 1 2 9 と書いたカードがそれぞれ一枚ずつある.この 10 枚のカードから無作為に 1 枚を選び,その数を X とする.そのカードをもとに戻して,再び 10 枚のカードから無作為に 1 枚を選び,その数を Y とする.以下では, 0 3 の倍数とする.

(1) 和 X +Y の期待値は ,積 X Y の期待値は である.

(2) 和 X+ Y 3 の倍数となる確率は ,積 X Y 3 の倍数となる確率は である.

(3) 和 X+ Y 3 の倍数のとき,積 X Y 3 の倍数となる確率は である.和 X +Y 3 の倍数でないとき,積 X Y 3 の倍数となる確率は である.

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