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2008-10001-0101
2008 北海道大学 前期
文系学部
易□ 並□ 難□
【1】 xy 平面において,放物線 y= −x2 +6⁢ x と x 軸で囲まれた図形に含まれ, (a, 0) と ( a,− a2+ 6⁢a ) を結ぶ線分を一辺とする長方形を考える.ただし, 0<a <3 とする.このような長方形の面積の最大値を S⁡ (a) とする.
(1) S⁡(a ) を a の式で表せ.
(2) S⁡(a ) の値が最大となる a を求め,関数 S ⁡(a) のグラフをかけ.
2008-10001-0102
【2】 a を定数とする. xy 平面上の点の集合 X⁡ (a) ,L を次のように定める.
(1) X⁡(a )∩L= ϕ となるような a の値の範囲を求めよ.(ただし, ϕ は空集合を表す.)
(2) いかなる実数 a に対しても P ∉X⁡ (a) となるような点 P の集合を求め, xy 平面上に図示せよ.
2008-10001-0103
【3】 k を実数とし, a1= 0 ,a 2=1 ,a n+2 =k⁢ an+ 1− an (n=1 , 2, 3 ,⋯ )で数列 { an} を定める.
(1) k=2 のとき,一般項 a n を求めよ.
(2) すべての n について a n+2 −β ⁢an +1= α⁢( an+ 1− β⁢a n) を満たす α , β に対して, α +β= k, α⁢ β=1 が成り立つことを示せ.
(3) (2)において,異なる実数 α と β が存在するための k の条件を求め,そのときの α と β の値を求めよ.
2008-10001-0104
【4】 1 から 6 までの目が等しい確率で出るさいころを 4 回投げる試行を考える.
(1) 出る目の最小値が 1 である確率を求めよ.
(2) 出る目の最小値が 1 で,かつ最大値が 6 である確率を求めよ.
2008-10001-0105
理系学部
【1】 α ,β を 0 <α< β<2 を満たす実数とし, 0≦x ≦2 の範囲で定義された関数 f ⁡(x ) を
f⁡(x )= | (x−α )⁢(x −β) |
とする.
(1) f⁡(x ) の最大値を M とする. f⁡( x)=M となる x がちょうど 3 つあるとき,実数 α , β と M の値を求めよ.
(2) (1)で求めた α , β について, f⁡( x)− m⁢x= 0 が異なる 3 つの解をもつような実数 m の値の範囲を求めよ.
2008-10001-0106
【2】 n を自然数とし, 2 次正方行列 A =( 21 1 2) に対して, A の n 乗を A n=( an bn c nd n ) と表す.
(1) an= dn と b n=c n を示せ.
(2) n が奇数ならば a n は偶数であること,および, n が偶数ならば a n は奇数であることを示せ.
2008-10001-0107
【3】 関数 f⁡(x ) を
f⁡(x )= 3⁢ x2 2⁢x 2+1
(1) 0<x< 1 ならば, 0<f ⁡( x) <1 となることを示せ.
(2) f⁡(x )−x= 0 となる x をすべて求めよ.
(3) 0<α <1 とし,数列 { an } を
a1= α, an+ 1=f ⁡(an )( n=1 ,2 ,⋯)
とする. α の値に応じて, limn →∞ ⁡an を求めよ.
2008-10001-0108
【4】 xyz 空間の原点 O と, O を中心とし半径 1 の球面上の異なる 4 点 A , B ,C , D を考える.点 A ( cos⁡α 2,sin⁡ α2, 0) ,B (cos ⁡( −α2 ) ,sin⁡( −α2 ) ,0) ,(0<α <π )とする.点 C ,D は ∠ COA=∠COB =∠DOA =∠DOB を満たし,点 C の z 座標は正,点 D の z 座標は負とする.
(1) 点 C の座標を α と θ =∠COA ( 0<θ <π )で表せ.
(2) ベクトル OA → ,OB → ,OC → ,OD → の相異なる 2 つのベクトルのなす角がすべて等しいとき,点 C の座標を求めよ.
2008-10001-0109
【5】 関数 f( x) と g( x) を 0≦ x≦1 の範囲で定義された連続関数とする.
(1)
f(x)= ∫01 ⁡e x+t ⁢f⁡( t)⁢d ⁢t
を満たす f⁡ (x) は定数関数 f( x)=0 のみであることを示せ.
(2)
g⁡(x )= ∫01 ⁡ex +t⁢ g⁡(t) ⁢d⁢t+ x
を満たす g⁡ (x) を求めよ.