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2008-10483-0101
2008 名古屋工業大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上に異なる 2 点 A( a,0) ,B( 0,b) を取る.さらに次の 2 つの条件を満たす点 P を取る.
(ⅰ) ▵ABP は ∠ABP を直角とする直角二等辺三角形である.
(ⅱ) 3 点 A ,B ,P はこの順に時計回りの位置にある.
このとき次の問いに答えよ.
(1) 点 P の座標を a ,b を用いて表せ.
(2) AB=1 を満たしながら,点 A は x 軸の x≧ 0 の範囲を動き,点 B は y 軸上を動く.このとき点 P の軌跡 C を求めよ.
(3) (2)で求めた C ,x 軸および直線 x= 1 で囲まれる図形を x 軸の周りに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ.
2008-10483-0102
【2】 曲線 y= f⁡(x )( 0< a≦x≦ b) 上の点 P( t,f⁡( t)) (a <t<b ) における接線を l とし, l 上の点でその x 座標が t+ 1 となる点を Q とおく.原点を O として次の問いに答えよ.
(1) OP→ と PQ → のなす角を θ とするとき, cos⁡θ を t を用いて表せ.
(2) a= 14 ,b =1 ,f⁡( x)=x のとき, θ が最大となる t を求めよ.
(3) a= 12 ,b=2 とする.すべての t ( 1 2< t<2 ) について OP → と PQ → が直交し, f⁡( 1)=3 となる f⁡ (x) を求めよ.
2008-10483-0103
【3】 座標平面上に点 P( 2,1) , 点 Q および第 2 象限の点 R を取る.これらの点の原点を基準とする位置ベクトル p → ,q → ,r→ は次の条件を満たす.
(ⅰ) p→ と q→ がなす角を θ とするとき, p→ と r→ がなす角は 2⁢ θ である.
(ⅱ) |p →| ⁢| r→ |= | q→ |2 = |p →| 4
(ⅲ) 2⁢ | p→ ⋅q→ |= | r→ |
(ⅳ) q→ と r→ は平行ではない.
次の問いに答えよ.
(1) 角 θ と点 Q の座標を求めよ.
(2) 点 P を点 Q に,点 Q を点 R に移す 1 次変換を f とする.このとき f により点 P に移される点の座標を求めよ.
2008-10483-0104
【4】 表の出る確率が p (0 <p<1 ), 裏の出る確率が 1- p のコインを用いて,以下の手順により 1 つの空間ベクトルを定める. 1 回目にコインを投げて,表が出れば x 成分を 1 , 裏が出れば x 成分を -1 とし, 2 回目にコインを投げて同じように y 成分を決め, 3 回目にコインを投げて同じように z 成分を決める.
この手順を 3 回繰り返して, 3 つの空間ベクトル a→ , b→ , c→ を決める. a→ と b→ の x 成分が同符号となる確率を α とする.
(1) α を p を用いて表せ.
(2) 内積 a→ ⋅b → が 1 となる確率を α を用いて表せ.
(3) 内積 a→ ⋅b → の期待値を α を用いて表せ.
(4) d→ =a→ +b→ +c→ , p= 12 として内積 a→ ⋅d → が正となる確率を求めよ.