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2008 名古屋工業大学 前期

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上に異なる 2 A( a,0) B( 0,b) を取る.さらに次の 2 つの条件を満たす点 P を取る.

(ⅰ)  ABP ABP を直角とする直角二等辺三角形である.

(ⅱ)  3 A B P はこの順に時計回りの位置にある.

 このとき次の問いに答えよ.

(1) 点 P の座標を a b を用いて表せ.

(2)  AB=1 を満たしながら,点 A x 軸の x 0 の範囲を動き,点 B y 軸上を動く.このとき点 P の軌跡 C を求めよ.

(3) (2)で求めた C x 軸および直線 x= 1 で囲まれる図形を x 軸の周りに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ.

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【2】 曲線 y= f(x ) 0< ax b 上の点 P( t,f( t)) a <t<b における接線を l とし, l 上の点でその x 座標が t+ 1 となる点を Q とおく.原点を O として次の問いに答えよ.

(1)  OP PQ のなす角を θ とするとき, cosθ t を用いて表せ.

(2)  a= 14 b =1 f( x)=x のとき, θ が最大となる t を求めよ.

(3)  a= 12 b=2 とする.すべての t ( 1 2< t<2 ) について OP PQ が直交し, f( 1)=3 となる f (x) を求めよ.

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【3】 座標平面上に点 P( 2,1) Q および第 2 象限の点 R を取る.これらの点の原点を基準とする位置ベクトル p q r は次の条件を満たす.

(ⅰ)  p q がなす角を θ とするとき, p r がなす角は 2 θ である.

(ⅱ)  |p | | r |= | q |2 = |p | 4

(ⅲ)  2 | p q |= | r |

(ⅳ)  q r は平行ではない.

 次の問いに答えよ.

(1) 角 θ と点 Q の座標を求めよ.

(2) 点 P を点 Q に,点 Q を点 R に移す 1 次変換を f とする.このとき f により点 P に移される点の座標を求めよ.

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【4】 表の出る確率が p 0 <p<1 ), 裏の出る確率が 1- p のコインを用いて,以下の手順により 1 つの空間ベクトルを定める. 1 回目にコインを投げて,表が出れば x 成分を 1 裏が出れば x 成分を -1 とし, 2 回目にコインを投げて同じように y 成分を決め, 3 回目にコインを投げて同じように z 成分を決める.

 この手順を 3 回繰り返して, 3 つの空間ベクトル a b c を決める. a b x 成分が同符号となる確率を α とする.

(1)  α p を用いて表せ.

(2) 内積 a b 1 となる確率を α を用いて表せ.

(3) 内積 a b の期待値を α を用いて表せ.

(4)  d =a +b +c p= 12 として内積 a d が正となる確率を求めよ.

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