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2008-10561-0101
2008 大阪大学 前期
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
文系,理系の共通問題
理系は【2】
配点率文系は30%,理系は20%
易□ 並□ 難□
【1】 点 O で交わる 2 つの半直線 OX , OY があって ∠XOY =60° とする. 2 点 A , B が OX 上に O , A ,B の順に,また, 2 点 C , D が OY 上に O , C ,D の順に並んでいるとして,線分 AC の中点を M , 線分 BD の中点を N とする.線分 AB の長さを s , 線分 CD の長さを t とするとき,以下の問いに答えよ.
(1) 線分 MN の長さを s と t を用いて表せ.
(2) 点 A , B と C , D が, s2 +t2 =1 を満たしながら動くとき,線分 MN の長さの最大値を求めよ.
2008-10561-0102
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)
配点率35%
【2】 実数 a , b を係数に含む 3 次式 P⁡ (x) =x3 +3⁢a ⁢x2 +3⁢a ⁢x+b を考える. P⁡( x) の複素数の範囲における因数分解を
P⁡(x )=(x −α) ⁢(x− β)⁢( x−γ )
とする. α ,β , γ の間に α +γ= 2⁢β という関係があるとき,以下の問いに答えよ.
(1) b を a の式で表せ.
(2) α ,β , γ がすべて実数であるとする.このとき a のとりうる値の範囲を求めよ.
(3) (1)で求めた a の式を f⁡ (a) とする. a が(2)の範囲を動くとき,関数 b= f⁡(a ) のグラフをかけ.
2008-10561-0103
【3】 a を正の定数とし,
f⁡(x )=| |x− 3⁢a |− a| ,g⁡( x)=− x2 +6⁢a ⁢x−5 ⁢a2 +a
を考える.
(1) 方程式 f⁡ (x)= a の解を求めよ.
(2) y= f⁡(x ) のグラフと y= f⁡(x ) のグラフで囲まれた部分の面積 S を求めよ.
2008-10561-0104
理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率20%
【1】 2 次の正方行列 A 0 ,A 1 , A2 , A3 , ⋯ を
A0= O, An= B+A n−1 ⁢C ( n=1 ,2 ,3 , ⋯)
で定める.ただし, O は 2 次の零行列, B と C は 2 次の正方行列とする.
(1) An⁢ (E− C) を B と C を用いて表せ.ここで E は 2 次の単位行列とする.
(2) B と C を
B= (0 1 10 ), C=( 1 3−1 1 )
とするとき, A3⁢ n を求めよ.
2008-10561-0105
【3】 N を 2 以上の自然数とする.
(1) 関数 f⁡ (x)= (N−x )⁢log⁡ x を 1≦ x≦N の範囲で考える.このとき,曲線 y= f⁡(x ) は上に凸であり,関数 f⁡ (x) は極大値を 1 つだけとる.このことを示せ.
(2) 自然数の列 a 1 , a2 , ⋯ , aN を
an= nN− n (n=1 ,2 ,⋯ ,N)
で定める. a1 ,a 2 ,⋯ , aN のうちで最大の値を M とし, M= an となる n の個数を k とする.このとき k≦ 2 であることを示せ.
(3) (2)で k =2 となるのは, N が 2 のときだけであることを示せ.
2008-10561-0106
【4】 t を負の実数とし, xy 平面上で曲線 y= 22⁢ x+2⁢ t と曲線 y= 2x+ 3⁢t および y 軸で囲まれる部分を D とする.
(1) D を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積 V⁡ (t) を求めよ.
(2) t が負の実数の範囲を動くとき, V⁡( t) の最大値を求めよ.
2008-10561-0107
【5】 1 枚の硬貨を繰り返し投げる反復試行を行い,表が 500 回続けて出たときに終わるものとする. n を 500 以上の自然数とするとき,この反復試行が n 回目で終わる確率を p⁡ (n) とする.
(1) 501≦n ≦1000 のとき, p⁡( n) は n に関係なく一定の値になることを示し,またその値を求めよ.
(2) p⁡(1002 )−p⁡ (1001) の値を求めよ.
(3) 1002≦n ≦1500 のとき, p⁡( n+1) −p⁡ (n) の値を求めよ.