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2008-11561-0201
2008 大阪府立大学 中期
工学部
易□ 並□ 難□
【1】 n を自然数とするとき,すべての正の数 x に対して
log⁡x+ a xn >0
が成り立つための実数 a の範囲を n を用いて表せ.
2008-11561-0202
【2】 定点 O を含む平面上に 4 辺の長さが
AB=BC= CD=r ,AD=2 ⁢r
の等脚台形 ABCD があり, 2 つの対角線の交点を E とする.
OA→ ⋅OB →= 4⁢3 , OA→ ⋅OC→ =12⁢ 3 ,OA→ ⋅OE →=3 +8⁢ 3
が成り立つとき,次の問いに答えよ.
(1) ベクトル OE → を OA → と OC → を用いて表せ.
(2) 線分 OA の長さを求めよ.
(3) 内積 OA→ ⋅AD → と OA→ ⋅AB → を求めよ.
(4) ベクトル OA→ と AD → のなす角を θ とする.このとき, r の値および cos⁡ θ の値を求めよ.
((1),(2),(3)については計算の過程を記入しなくてよい.)
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【3】 座標平面上を移動するアリがいる.このアリは点 (a ,b) にいるとき, 1 秒後に点 (a+ 1,b) ,(a ,b+1 ), (a-1 ,b) ,(a ,b-1 ) のいずれかに移動し,それぞれの点に移動する確率は 14 である.このアリが原点 O を出発し, 2⁢n+ m 秒後に点 (n ,n) にいる確率を P⁡ (m) とする.ここで, n ,m は非負の整数である.このとき,次の問いに答えよ.
(1) m=0 ,1 ,2 に対して,確率 P⁡ (m) をそれぞれ求めよ.
(2) 一般の非負の整数 m に対して,確率 P⁡ (m) を求めよ.なお, p ,q ,r を非負の整数とし, p≧q +r とするとき,
∑ i=0 r⁡ Cq+ r-i p ⋅C ir = Cq+ r p+r
が成り立つことを用いてもよい.
((1)については計算の過程を記入しなくてよい.)
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【4】 座標平面上で
3⁢x2 +4⁢ y2= r2
の表す図形を C とし,また
cos⁡( π ⁢xa ) +2sin 2⁡ ( π⁢y a) =1 ,|x |≦a ,| y|≦ a
の表す図形を D とする.ここで r> 0 とし, a は正の定数とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 図形 D を図示せよ.
(2) 図形 C と D が相異なる 12 個の共有点をもつとき,図形 C と D を同一座標平面上に図示せよ.
(3) 図形 C と D が相異なる 12 個の共有点をもつための r の範囲を a を用いて表せ.
((2),(3)については計算の過程を記入しなくてよい.)
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【5】 a を正の定数とする.自然数 n に対して,関数 In ⁡(t ) を
In⁡ (t)= ∫ 0t⁡ xn⁢ e-a ⁢x⁢ dx
と定めるとき,次の問いに答えよ.ただし, limt→ ∞⁡ tn⁢ e-a ⁢t= 0 であることは証明なしに用いてもよい.
(1) I1⁡ (t) を求めよ.
(2) In+ 1⁡( t) と In ⁡(t ) の関係式を求めよ.
(3) すべての自然数 n に対して, limt→ ∞⁡ In⁡ (t) が存在することを数学的帰納法を用いて示せ.
(4) Jn= limt→ ∞⁡ In⁡ (t) とするとき, Jn を求めよ.