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2008 聖母大学 看護学部

易□ 並□ 難□

【1】  a は実数の定数とし, x を変数とする二次関数 f (x) =x2 2 ax a1 を考える.

(1)  a=1 のとき, f(x )=0 となる x 2 つある.

 そのうち小さい方の値は である.

 また, f(x )<0 となる x のうち,整数であるものは全部で 個ある.

(2) 引き続き a= 1 のときを考える.

  y=f (x) のグラフの頂点の座標は ( , ) となる.

  y=f( x) のグラフを原点について点対称移動したグラフを持つ関数を g (x) とする. g(x ) は二次関数で,頂点の座標は ( , ) であり, x2 の係数は −1 なので, g( x)= x2 x+ となる.

(3) 以下では a が一般の値の場合を考える.

  y=f (x ) のグラフを C C を原点について対称移動したグラフを持つ関数を g (x) とし, y= g(x ) のグラフを D とする.

  C D が異なる 2 つの共有点を持つような a の値の範囲は

a>

である.

  a がこの範囲を動くとき, 2 つの共有点の x 座標の値の差が 2 +10 になるのは a = + のときである.

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【2】  1 回買ったときの当たる確率が 13 であるようなくじがあるとする.

(1) 当たる確率が 13 なのだから,このくじを 3 回買えば少なくとも 1 回は当たる,という考え方は誤りである.

 実際,このくじを 3 回買って 1 回も当たらない確率は イウ である.ゆえに,このくじを 3 回買ったときに少なくとも 1 回は当たっている確率は エオ カキ である.

(2) このくじを 4 回買ったとき,その 4 回のうち当たった回数がちょうど 1 回となるような確率は クケ コサ である.

(3)  n を自然数とする.

 このくじを n 回買ったときに少なくとも 1 回は当たる確率が 90 % を超えるようにしたい.そのような n のうち,最小のものは n = である.

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【3】 三角形 ABC があり, AB=6 BC= 5 CA=3 であるという. ABC =θ とする.

(1)  cosθ = アイ 15 sin θ= 2 ウエ 15 である.

 このことより, θ の大きさに関して であることが分かる.

  に関しては以下の選択肢から正しいものをひとつ選べ.必要なら以下の数表を参考にせよ.

1. 0° θ 30° 2. 30° θ45 ° 3. 45° θ60 ° 4. 60° θ90 °

θ° 0° 30° 45° 60° 90°
cosθ ° 1.0000 0.8660 0.7071 0.5000 0.0000

(2) 三角形 ABC の面積は キク である.

 また,三角形 ABC の外接円の直径は ケコ サシ 28 である.

(3) 三角形 ABC の外接円上に点 P AP =5 となるように取る.ただし,点 P は円弧 AB (点 C を含まない方のもの)上に取るものとする.四角形 APBC が三角形 ABC の外接円に内接していることに着目すると,

cos APB= 15

である.

 これより BP = セソ 3 である.

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【4】  x y z はそれぞれ正の整数であり,どの 2 つも等しくないものとする. x y z に関する以下の 4 つの命題 A B C D を考える.

(1)  (x,y ,z)= (7,12 ,17) の場合,上の命題のうち真となるものは全部で 個ある.

(2) 命題 A は命題 B

  は以下の 1 2 3 4 の中からあてはまるものを選べ.

(3) 命題「 B かつ C 」が真である場合,命題 D が真であることが証明できる.

 実際,命題 D における w として w = が条件を満たす.

(4) ある (x ,y,z ) の組に関して,命題 A が偽,命題 C が真であり, x=4 であることが分かったならば, z= であることが分かる.

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