2008 東京理科大学 理学部情報数理学科2月13日実施MathJax

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2008 東京理科大学 理学部情報数理学科B方式

2月13日実施

配点60点

易□ 並□ 難□

【1】  a b を正の定数とし,座標平面上に 2 A (a ,0) B (0 ,b) をとる.

(1) 直線 AB が曲線 y= 1 x と共有点をもたないための必要十分条件を, a b を用いて表せ.

以下では,直線 AB は曲線 y= 1 x と共有点をもたないとする.また,点 A から曲線 y = 1x に引いた接線の接点を C B から曲線 y =1 x に引いた接線の接点を D とする.

(2) 点 C の座標と点 D の座標を求め,直線 CD の傾きを求めよ.

(3)  t を正の実数とし,曲線 y= 1 x 上に点 P ( t, 1t ) をとる.

(a) 三角形 ABP が領域

{( x,y) | x0 y0 xy1 }

に含まれるような, t の値の範囲を求めよ.

(b)  t が(a)で求めた範囲を動くときの ABP の面積の最小値と,最小値を与える t の値を求めよ.

(c)  t が(a)で求めた範囲を動くときの ABP の面積の最大値と,最大値を与える t の値を求めよ.

2008 東京理科大学 理学部情報数理学科B方式

2月13日実施

配点40点

易□ 並□ 難□

【2】(1)  b 1 より大きい実数, p を自然数とし, S= k =1p kbk と定める.このとき, bS -S を考えることにより, S を計算せよ.

(2) 自然数 n に対し,

n 2 k では割り切れるが 2 k+1 では割り切れない

ような 0 以上の整数 k の値を, an で表すことにする.たとえば, a7= 0 a 8=3 a9 =0 a 10=1 である.

  r を自然数とする. 0k r であるような整数 k に対し, 2r n 2r+1 -1 かつ ank であるような自然数 n 全体の集合を A k で表し, 2r n 2r+1 -1 かつ an=k であるような自然数 n 全体の集合を Bk で表す.つまり

Ak ={ n| n は自然数, 2rn 2r +1- 1 an k}

Bk ={ n| n は自然数,2r n 2r+ 1-1 an= k}

である.

(a) 集合 A 0 A 1 の要素の個数を求めよ.

(b)  0k r とするとき,集合 A k の要素の個数を求めよ.

(c)  0k r-1 とするとき,集合 B k の要素の個数を求めよ.

(d) 集合 B r の要素の個数を求めよ.

(e)  n=2 r2 r+1 -1 an を計算せよ.

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