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2009-10561-0101
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2009 大阪大学 前期
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)
配点率35%
易□ 並□ 難□
【1】 曲線 C: y=x 3-k ⁢x ( k は実数)を考える. C 上に点 A ( a,a 3-k ⁢a ) ( a≠0 ) をとる.次の問いに答えよ.
(1) 点 A における C の接線を l 1 とする. l1 と C の A 以外の交点を B とする. B の x 座標を求めよ.
(2) 点 B における C の接線を l 2 とする. l1 と l 2 が直交するとき, a と k がみたす条件を求めよ.
(3) l1 と l 2 が直交する a が存在するような k の値の範囲を求めよ.
2009-10561-0102
【2】 平面上の三角形 OAB を考え,
a→ =OA → , b→ =OB → , t= | a→ | 2⁢ | b→ |
とおく.辺 OA を 1 :2 に内分する点を C とし, OD→ =t⁢ b→ となる点を D とする. AD→ と OB → が直交し, BC→ と OA → が直交するとき,次の問いに答えよ.
(1) ∠AOB を求めよ.
(2) t の値を求めよ.
(3) AD と BC の交点を P とするとき, OP→ を a → ,b → を用いて表せ.
2009-10561-0103
配点率30%
【3】 次のような,いびつなさいころを考える. 1 ,2 , 3 の目が出る確率はそれぞれ 16 ,4 の目が出る確率は a , 5 ,6 の目がでる確率はそれぞれ 14- a2 である.ただし, 0≦a ≦ 12 とする.
このさいころを振ったとき,平面上の (x ,y) にある点 P は, 1 ,2 , 3 のいずれかの目が出ると (x +1,y ) に, 4 の目が出ると (x ,y+1 ) に, 5 ,6 のいずれかの目が出ると (x -1,y -1) に移動する.
原点 (0, 0) にあった点 P が, k 回さいころを振ったときに (2 ,1) にある確率を pk とする.
(1) p1 , p2 , p3 を求めよ.
(2) p6 を求めよ.
(3) p6 が最大になるときの a の値を求めよ.
2009-10561-0104
理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率20%
【1】 放物線 C: y=x 2 上の点 A 1( a1 ,a1 2 ), A2 ( a2, a2 2) , A3 (a 3, a32 ) , ⋯ を, Ak+ 2 ( k≧1 ) における C の接線が直線 A kA k+1 に平行であるようにとる.ただし, a1 <a2 とする.三角形 A kA k+1 Ak +2 の面積を T k とし,直線 A 1A 2 と C で囲まれた部分の面積を S とする.このとき次の問いに答えよ.
(1) Tk+ 1T k を求めよ.
(2) limn →∞ ⁡ ∑k =1n ⁡ Tk を S を用いて表せ.
2009-10561-0105
【2】 行列 A = 12 ( cos⁡ π3 -sin ⁡ π3 sin⁡ π3 cos⁡ π 3 ) の表す 1 次変換を f とする.点 P ( 16⁢3 ,16 ) をとり, P1 =f⁡ (P) , Pn+1 =f⁡ (P n) (n =1 ,2 , 3 ,⋯ ) とする.正の整数 k に対して,次の条件をみたす領域を D k とする.
x<0 , y<0 , 3⁢ x+y≦ -2k
このとき D k に含まれる P n の個数を k で表せ.
2009-10561-0106
【3】 α を 2 次方程式 x 2-2 ⁢x-1 =0 の解とするとき, (a+ 5⁢α )⁢(b +5⁢c ⁢α) =1 をみたす整数の組 (a ,b,c ) をすべて求めよ.ただし,必要ならば 2 が無理数であることは証明せずに用いてよい.
2009-10561-0107
【4】 平面上の三角形 OAB を考え,辺 AB の中点を M とする.
a→ = OA→ | OA→ | ,b →= OB → | OB→ |
とおき,点 P を a →⋅ OP→ =- b→ ⋅OP →> 0 であるようにとる.直線 OP に A から下ろした垂線と直線 OP の交点を Q とする.
(1) MQ→ と b → は平行であることを示せ.
(2) |MQ →| = 12 ⁢( | OA→ |+ |OB → | ) であることを示せ.
2009-10561-0108
【5】 n=1 , 2 ,3 , ⋯ に対して, y =log⁡ (n⁢ x) と ( x- 1n )2 +y 2=1 の交点のうち第 1 象限にある点を ( pn, qn ) とする.
(1) 不等式 1- qn 2≦ (e- 1)2 n2 を示すことにより, limn →∞ ⁡q n=1 を証明せよ.ただし, e は自然対数の底である.
(2) Sn= ∫ 1n pn ⁡ log⁡( n⁢x) ⁢dx を p n で表せ.
(3) limn →∞ ⁡n ⁢Sn を求めよ.