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2009-10601-0201
2009 神戸大学 後期
経済学部
配点25点
易□ 並□ 難□
【1】 x ,y を正の実数とする. ▵ABC において, | AB→ | =3 , |AC → |=4 , AB→ ⋅AC →=8 とする.辺 AB を 1: y に内分する点を D , 辺 AC を 1: x に内分する点を E , 線分 CD ,BE の交点を P とする.さらに,直線 AP と辺 BC の交点を F とおく.このとき,以下の問に答えよ.
(1) AP→ を AB → ,AC→ , x, y を用いて表せ.
(2) AF→ を AB → ,AC→ , x, y を用いて表せ.
(3) x ,y が x+ y=9 をみたしながら動くとき, |AF → | の最小値を求めよ.
2009-10601-0202
【2】 a を正の実数, f⁡(x )=a⁢ x2- 2⁢a⁢ x とする.関数 y =f⁡ (x) のグラフと x 軸とで囲まれる図形を D , その面積を S とする.また, D の内部(境界を除く)に含まれる格子点の個数を N とする.このとき, S=2⁢ N となるような a と N の組をすべて求めよ.ここで,格子点とは x 座標 y 座標が共に整数値である点をいう.
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【3】 xy 平面上に 2 点 A( 2,α) ,B( 2,β) (α <β ) をとり,原点を中心とする半径 1 の円を C とする.このとき,以下の問に答えよ.
(1) 直線 l が線分 AB (端点を含む)と共有点をもち,円 C とも共有点をもつとするとき, l の傾き a のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) 直線 x= 3 と(1)の直線 l の交点は, l が(1)の条件をみたすように動くとき線分をなす.その線分の長さ L を求めよ.
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理科系
配点30点
【1】 2 つの関数 f⁡ (x) ,g⁡( x) を考える. f⁡(x )=ex -2 であり, y= f⁡(x ) のグラフと y= g⁡(x ) のグラフは原点に関して対称であるとする.ただし, e は自然対数の底である.このとき,以下の問に答えよ.
(1) g⁡(x ) を求めよ.
(2) y=f⁡ (x) と y= g⁡x) の交点の x 座標をすべて求めよ.
(3) y=f⁡ (x) と y= g⁡(x ) で囲まれた図形の面積を求めよ.
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【2】 xy 平面上で行列 A= (a b cd ) による 1 次変換を考える.この変換で点 P( x,y) のうつる行き先 (a⁢ x+b⁢ y,c⁢ x+d⁢ y) を f⁡ (P) と表す.このとき,以下の問に答えよ.
(1) 点 P が直線 y= x+1 上を動くとき, f⁡(P ) は常に直線 y= 5⁢x+ 2 上にあるとする. a ,b , c, d の間の関係式を求めよ.
(2) 点 P が直線 y= -⁢x+ 1 上を動くとき, f⁡(P ) は常に直線 y= x+2 上にあるとする. a ,b , c ,d の間の関係式を求めよ.
(3) (1),(2)の条件をみたす a ,b ,c ,d を求めよ.
(4) (3)で求めた a ,b ,c ,d に対して, An ( n は自然数)を求めよ.
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【3】 ▵ABC を考える. AB=1 ,∠BAC =α ,∠ABC =β とし, α ,β はいずれも, 0 と π2 の間の角度とする. α ,β , π-2 ⁢α ,π -2⁢β のいずれよりも小さい正の角度 θ に対して, 4 点 D ,E , F, G を次のように定める.
このとき,以下の問に答えよ.
(1) 線分 EG の長さを α ,β ,θ を用いて表せ.
(2) 極限 lim θ→ +0⁡ AG +EBθ を求めよ.
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【4】 自然数 n について,以下の問に答えよ.
(1) 恒等式 (n2 +1)- (n+2 )⁢(n -2)= 5 を利用して, n+2 と n 2+1 の公約数は 1 または 5 に限ることを示せ.
(2) (1)を用いて, n+2 と n2 +1 が 1 以外に公約数をもつような自然数 n をすべて求めよ.
(3) (1),(2)を参考にして, 2⁢n+ 1 と n2 +1 が 1 以外に公約数をもつような自然数 n をすべて求めよ.
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【5】 a ,b ,c ,d を実数( a< b<c< d )とし, k ,l ,m ,n を自然数とする.実数 x の関数
f⁡(x )=( x-a) k⁢ (x-b )l⁢ (x- c)m ⁢(x -d)n
について,以下のことを示せ.
(1) a ,b ,c ,d と異なる x に対して,
f ′⁡ (x) f⁡(x )= k x-a +lx -b+ mx- c+n x-d
が成り立つ.
(2) b<x< c の範囲の x に対して,
l x+b +m+ nx- c< f′⁡ (x) f⁡( x) < mx-c +k +lx -b
(3) 次の 2 つの条件を同時にみたす実数 t が存在する.
(ⅰ) f′⁡ ( t)=0
(ⅱ) b+ 1 l+m+ n⁢ (c-b) <t<c -m k+l+ n ⁢(c- b)