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2009 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【1】  2 つのサイコロを同時に投げるとき,出る目を p q とする.このとき

A=( p -15 6-q 5 6 -q5 q -15 ) Δ= p-15 q- 15 - 6-p5 6- q5

とおいて,次に答えよ.

(ⅰ)  p+q がとりうる値をすべて求め,それぞれの値をとる確率を求めよ.

(ⅱ)  Δ=0 となる確率を求めよ.

(ⅲ)   Δ の期待値 E を求めよ.

(ⅴ)  A2 =A となる確率を求めよ.

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工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【2】  O を原点とする座標空間に 3 A ( 1,0, 1) B ( 0,1, 1) C ( 1,1, 1) がある.線分 OC 上の点を P ( t,t, t) 0t 1 とする.次に答えよ.

(ⅰ)  cos APB t を用いて表せ.

(ⅱ) 点 P が線分 OC 上を動くとき, cos APB が最小となる P P 0 とする.このとき, P0 の座標,および A P0 B を求めよ.

(ⅲ) 点 P 0 を(ⅱ)で求めた点とする.このとき,内積 O P0 P 0A を求めよ.また,四面体 OAB P0 の体積を求めよ.

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工学部

配点75点

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【3】 実数 a b に対して定まる直線 l y=a x+b と曲線 C y= |x (2- x) | について,次に答える.

(ⅰ)  b=0 のとき,直線 l と曲線 C 0 <x<2 の範囲に共有点をもつための a の範囲を求めよ.

(ⅱ) 直線 l と曲線 C 0 <x<2 の範囲に接点をもつための a b の条件を求めよ.

(ⅲ) 直線 l と曲線 C がちょうど 3 個の共有点をもつとき,点 ( a,b ) 全体の集合を a b 平面上に図示せよ.

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工学部

配点75点

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【4】 次に答えよ.

(ⅰ) 不等式 x - 24- x2 -2<x <2 を示せ.また,等号が成り立つときの x の値を求めよ.

(ⅱ) 関数 f (x )- 24- x2 の増減を調べ, y=f (x ) のグラフの概形を描け.

(ⅲ) 連立不等式

{ y- 2 4-x2 yx x2 +y2 4

の表す図形を D とする. D の面積 S を求めよ.

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情報工学部

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【1】 実数 p 0 <p<1 に対し関数 f (p )=- plog p と定義する.ただし対数は自然対数とする.また p +q+r= 1 を満たす実数 p q r 0< p<1 0< q<1 0< r<1 に対し

h=f (p) +f( q)+f (r )

とおく. h の最大値とそのときの p q r の値を求めるため,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  h p q を用いて表せ.

(ⅱ)  q が定数 a 0<a< 1 に等しいとき, h p の関数とみなす.このとき h を最大にする p とそのときの h の最大値 H a a を用いて表せ.

(ⅲ) (ⅱ)で求めた H a a 0< a<1 について最大になるとき h は最大になる. h が最大となるときの p q r の値を求めよ.また,そのときの h の値を求めよ.

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情報工学部

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【2】  2 次の正方行列 A B C は等式

C=2 A-B

E=A+ B

を満たすものとする.ただし, E 2 次の単位行列である.

C=( 3 4- 1-2 )

のとき,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  A B を求めよ.

(ⅱ)  A2 B2 AB BA を求めよ.

(ⅲ) 数学的帰納法を用いて等式

Cn =2n A+ (-1 )n B

が任意の自然数 n に対して成立することを示せ.

(ⅳ) 自然数 n に対して

E+C+ C2+ +C n=( an bn cn dn )

とおくとき, an bn cn dn をそれぞれ n を用いて表せ.

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情報工学部

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2009年九州工業大後期情報工学部【3】の図

【3】 図のような ACB = π2 の直角三角形 ABC において, BAC= θ AB =r とする.辺 AB 上に点 M AC 上に点 N があり, AM=x AN=y とする.ただし点 M N はいずれも点 A とは異なるものとする.

 以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  ABC の面積を r θ を用いて表せ.

(ⅱ)  AMN の面積を x y θ を用いて表せ.

(ⅲ)  AMN の面積は ABC の面積の 12 であるとする.このとき, x+y を最小とする x y と,そのときの x +y の値を r θ を用いて表せ.

(ⅳ)  θ 0 <θ< π 2 の範囲で変化させたとき,点 M N は(ⅲ)の最小値を与えるように動くものとする.点 N と辺 AB の距離が最大となるときの cos θ の値を求めよ.

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情報工学部

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【4】 直線上に 3 L M R があり,最初,点 M に玉が 1 つ置かれている.サイコロを 1 回投げるごとに,次の規則に従って玉の位置を決めることを 1 回の試行とする.

・玉が点 M にあるとき, 1 または 2 の目が出たら点 L へ, 5 または 6 の目が出たら点 R へ動かし, 3 または 4 の目が出たら点 M のまま動かさない.

・玉が点 L にあるとき,奇数の目が出たら点 M へ動かし,偶数の目が出たら点 L のまま動かさない.

・玉が点 R にあるとき,奇数の目が出たら点 M へ動かし,偶数の目が出たら点 R のまま動かさない.

  n 回の試行の結果,玉が点 L M R にある確率をそれぞれ ln mn rn とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  l2 m2 r2 の値をそれぞれ求めよ.

(ⅱ)  ln mn rn を用いて ln+1 m n+1 rn+ 1 をそれぞれ表せ.

(ⅲ)  n を用いて m n を表せ.

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