2009 横浜市立大 前期医学科MathJax

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2009 横浜市立大 前期

医学部医学科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(1)  a b c は定数で a> 0 とする.

(ア) 関数

f(x )=e- ax2 -b x-c

は, x= A で最大となり,その値は B となる.

(イ) 公式

limT 0T e -x2 dx = π2

を用いると,

limR -R R f( x) dx

の値は C となる.

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【1】 以下の問いに答えよ.

(2) 箱の中に A と書かれたカード, B と書かれたカード, C と書かれたカードがそれぞれ 4 枚ずつ入っている.男性 6 人,女性 6 人が箱の中から 1 枚ずつカードを引く(引いたカードは戻さない).

(ア)  A と書かれたカードを 4 枚とも男性が引く確率は D となる.

(イ)  A B C と書かれたカードのうち,少なくとも一種類のカードを 4 枚とも男性または 4 枚とも女性が引く確率は E となる.

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【2】  X Y をそれぞれ成分が負でない整数からなる 2 × 2 行列とし,

A=( 9 4 32 ) B=( 10 22 1 )

とおく.以下の問いに答えよ.

(1)  X

X=( ab cd )

とする. YX= A ならば

a9

であることを示せ.特に, c=0 ならば a 1 または 3 であることを示せ.

(2)  BX= XA となるための必要十分条件は

a=3 b-2 c d=2 b-4 c

であることを示せ.

(3) 二つの等式

YX= A XY= B

を同時に満たす X および Y は存在しないことを示せ.

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2009年横浜市立大前期医学科【3】の図

【3】 平面上に四角形 ABCD があり,

AB=a BC=b A=θ

とする.条件

A= B=C π3 <θ< π2 b <a< b 2cos θ

のもとで,以下の問いに答えよ.

(1)  CD=c a b θ を用いて表せ.

(2)  a b を固定して, θ π3< θ<π 2 を動くとき c の最小値を求めよ.



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【4】 関数 φ (x) およびその導関数 φ ( x) がある開区間 J 上で次の等式をみたすとする.

φ (x) =a( x)+b (x) φ( x)+c (x) φ (x)2 (*)

ここに a (x) b( x) c(x ) J 上の与えられた連続関数である.以下(*)をみたす関数 φ (x) を(*)の解と呼ぶ.

 開区間 J 上では,(*)の異なる二つの解 φi (x ) φj (x) に対して

φi (x) φj (x) x J

が成り立つと仮定する.

 以下の問いに答えよ.ただし,簡単のため φ= φ(x ) φ= φ (x) と略記する.

(1)  φi φj を(*)の異なる二つの解とする.このとき

φi -φ j φi -φj

を求めよ.

(2)  φ1 φ2 φ3 を(*)の異なる三つの解とし,さらに φ φ 3 と異なる(*)の任意の解とする.そして

(φ,φ 1,φ 2,φ 3)= (φ- φ1 )( φ2 -φ3 ) (φ- φ3 )( φ2 -φ1 )

とおく(複比と呼ばれる).このとき

d dx (φ, φ1, φ2, φ3) =0

を示せ.

(3) (2)より

(φ, φ1, φ2 ,φ3 )=K (定数)

となる.これより φ K φ 1 φ2 φ3 を用いて表せ(分子と分母に K が含まれるようにせよ).

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