【4】 関数およびその導関数がある開区間上で次の等式をみたすとする.
(*)
ここには上の与えられた連続関数である.以下(*)をみたす関数を(*)の解と呼ぶ.
開区間上では,(*)の異なる二つの解に対して
が成り立つと仮定する.
以下の問いに答えよ.ただし,簡単のためと略記する.
(1) を(*)の異なる二つの解とする.このとき
を求めよ.
(2) を(*)の異なる三つの解とし,さらにをと異なる(*)の任意の解とする.そして
とおく(複比と呼ばれる).このとき
を示せ.
(3) (2)より
(定数)
となる.これよりをとを用いて表せ(分子と分母にが含まれるようにせよ).