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2009-13338-0301
2009 慶応義塾大学 理工学部
2月14日実施
易□ 並□ 難□
【1】
(1) 平面上において点 O を中心とする半径 r の円を考える.この円の外部にある点 A からこの円に引いた 2 本の接線のなす角度が π6 であるとき, r OA の値は (ア) である.
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(2) xy 平面上で放物線 C: y=x⁢ ( 5 2-x ) と直線 l: x-2⁢ y=0 が囲む図形の面積は (イ) である.放物線 C と直線 l との 2 つの交点を A , B とする.点 P が放物線 C 上を A から B まで動くとき,三角形 APB の面積が最大となるのは点 P が P 0( (ウ) , (エ) ) のときである.点 P 0 から直線 l におろした垂線を P 0H とすると, H の座標は ( (オ) , (カ) ) である.
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(3) xy 平面上において曲線 y= ex および 3 つの直線 x= 0, x=1 , y=0 により囲まれる図形を K とする.図形 K を x 軸のまわりに回転してできる立体の体積は (キ) であり,図形 K を y 軸のまわりに回転してできる立体の体積は (ク) である.
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【2】 さいころを投げるという試行を繰り返し行う.ただし, 2 回連続して 5 以上の目が出た場合は,それ以降の試行は行わないものとする.
n 回目の試行が行われ,かつ n 回目に出た目が 4 以下になる確率を pn とする.このとき, p1 = 23 , p2 = (ケ) , p3 = (コ) である.また p0 =1 とおく. n≧0 に対して, pn , pn +1 ,p n+2 の間に成立する関係式を求め,それを p n+2 -β⁢ pn+ 1=α ⁢( pn+1 -β⁢ pn) (α >β ) の形に書くと α = (サ) である.よって, pn = 32 ⁢( (シ) ) となる.
また, n 回目の試行が行われ,かつ n 回目に出た目が 5 以上になる確率を qn とする.このとき q 1= 13 である. n≧2 とするとき, qn と p n-1 , pn -2 の間には q n= (ス) なる関係式が成り立つ.したがって, 5 以上の目が出る回数の期待値は ∑n =1∞ ⁡ qn= (セ) である.
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【3】 a>1 とする. xy 平面上において点 (a, a) を中心とする半径 r の円 ( x-a) 2- (y-a )2 =r2 を考える.この円が曲線 C: x⁢y= 1 ( x>0 ) に接するのは,半径 r がどのような値のときであるかを調べてみよう.この半径 r の円が曲線 C と接するとき,その接点の x 座標は,曲線
y=f⁡ (x)= (x- a)2 +( 1 x-a )2
と直線 y= r2 が接する場合の接点の x 座標と一致する.
1<a≦ (ソ) のとき, y=f⁡ (x) は x> 0 において x= α0 = (タ) でのみ極小となる.よって, x 座標が α 0 なる点において半径 r= (チ) の円だけが曲線 C に接する.
a> (ソ) のとき, y=f⁡ (x) は x> 0 において x= α0 で極大となり, x=α 1= (ツ) ,x =α2 = (テ) ( α 1<α 2 ) において極小となる.したがって, x 座標が α 0 になる点で曲線 C に接する円のほかに,半径 r= (ト) の円が x 座標が α 1 ,α 2 なる 2 点において曲線 C に接する.
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【4】 a>0 とする.このとき, 3 次方程式
1 2⁢ (x3 +3⁢ x)=a
はただ一つの実数解 x⁡ (a)> 0 をもつ.正の数 R に対し, 0<a ≦R の範囲で a を動かすとき,対応する実数解 x⁡ (a) が整数となるような a の個数を N⁡ (R) とする.
N⁡(R )=1 となるような R の範囲は (ナ) ≦ R< (ニ) である.
x=u- 1 u とおき, 1 2⁢ (x3 +3⁢ x) を u で表すと (ヌ) となる.したがって, x⁡( a) を a を使って表せば
x⁡(a )= (ネ) 3 -1 (ネ) 3 ( (ネ) > 0)
となる.
L=lim R→∞ ⁡R -C ⁢N⁡( R) が有限な正の値となるのは C= (ノ) のときであり,そのとき L= (ハ) である.
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【5】 xy 平面上において円 C: x2+ y2= 1 と直線 l: 2⁢x- y=0 を考える.
(1) 行列 ( 1- 11 1 ) で表される 1 次変換によって,円 C はどのような図形に移るか.理由をつけて答えなさい.
(2) 円 C と直線 l との交点の座標は ( (ヒ) , (フ) ) , ( (ヘ) , (ホ) ) である.
(3) 円 C を円 C に移し,直線 l を直線 l に移す 1 次変換を表す行列 A= ( ab cd ) をすべて求めなさい.求める過程も示すこと.