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2009-13442-0201
2009 東京理科大学 理工学部B方式
情報科,工業化,機械工,土木工学科
2月4日実施
(2),(3)と合わせて配点40点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章の ア から ヘ までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.
(1) 自然数 n に対して, 0 以上 n 以下の整数の中から同じ数をとることも許して 2 つの数を無作為に選んだとき, 2 つの数の差の絶対値が n2 以下となる確率を pn とする.このとき, p4 = ア イ ウ エ であり, p11 = オ カ キ ク となる.さらに, limn →∞ ⁡pn = ケ コ である.
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(1),(3)と合わせて配点40点
(2) xyz 空間内に 2 点 A( 2,-3 ,1) ,B (-3 ,1,2 ) がある.
| PA→ | 2+ | PB→ | 2= 70
を満たす点 P( x,y,z ) の軌跡は,
中心 ( - サ シ , - ス , セ ソ ) , 半径 タ ⁢ チ 2
の球面である.さらに点 P が
| PA→ | 2- | PB→ | 2= 13 ⁢ | AB→ | 2
を満たすとき, cos⁡∠APB = ツ テ であり, ▵APB の面積は ト ⁢ ナ となる.
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(1),(2)と合わせて配点40点
(3) 自然数 n に対して, an ,bn をそれぞれ
an= 9n- 1 ,bn =7 n-1
で定める.このとき, an を a1 で割った余りが a1 と等しくなるような, 1 より大きな自然数で最小の n は ニ である.同様に, bn を 10 で割った余りが b1 と等しくなるような, 1 より大きな自然数で最小の n は ヌ である.
また, a21 を 10 で割った余りは ネ であり, b31 を 10 で割った余りは ノ である.したがって, a21 ⁢b31 を 10 で割った余りは ハ となる.
さらに,不等式
an⁢ bn< 1020
を満たす最大の自然数 n は ヒ フ である.このときの an ⁢bn を 10 で割った余りは ヘ である.ただし,
0.477<log 10⁡3 <0.478 ,0.845< log10⁡ 7<0.846
という関係を用いてもよい.
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30点
【2】 2 次関数 g⁡ (x)= x 22 +x に対して,微分可能な関数 f⁡ (x) が
f⁡(x )= ∫0x ⁡ g′⁡ (t)⁢ f⁡(t )⁢dt -g⁡( x)
を満たしているものとする.ただし, g′ ⁡(x) は g⁡ (x) の導関数である.このとき,以下の問いに答えなさい.
(1) f⁡(x ) の導関数 f′ ⁡(x ) を, f⁡(x ) と g′ ⁡(x ) を用いて表しなさい.
(2) 関数
h⁡(x )=e- g⁡(x )⁢( f⁡(x )-1)
は定数となることを示しなさい.また,その値を求め,これより, f⁡(x ) を g⁡ (x) を用いて表しなさい.
(3) 極限 lim x→0 ⁡ f⁡(x )x を求めなさい.
(4) 正の実数 x に対して,不等式
f⁡(x )<-g ⁡(x) - 12⁢ {g⁡ (x)} 2
が成りたつことを示しなさい.
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【3】 自然数 n に対して, In を
In= ∫0 13 ⁡ x 4⁢n- 21 -x4 ⁢d x( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
で定める.このとき,以下の問いに答えなさい.
(1) 自然数 n に対して In -In +1 を求めなさい.
(2) 定積分
∫01 3 ⁡ 11+ x2 ⁢dx
を x= tan⁡t とおいて求めなさい.次に定積分
∫01 3 ⁡ 11- x2 ⁢dx
を求め,これらから I1 を求めなさい.
(3) 0≦x≦ 1 3 を満たす実数 x に対して,
1≦ 11- x4 ≦a
となる最小の数 a を求め,この不等式を用いて lim n→∞ ⁡I n を求めなさい.
(4) これらの結果を用いて,次の無限級数の和を求めなさい.
∑ n=1 ∞⁡ 1 (4⁢ n-1) ⁢9 n =limN →∞ ⁡ ∑n =1N ⁡ 1 (4⁢ n-1) ⁢9n