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2009 東京理科大学 薬学部B方式

生命創薬学科

2月10日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの正の実数 a b から,新しい実数を定める規則 a b を, a3< b ならば a b= 32 a3 とおき, a3 b ならば a b= 32 ab とおく.

(1)  29= であり, 27= である.

(2) 点 P と点 Q は曲線 y= xx x >0 上の異なる 2 点であり,これらの 2 点における接線が一致している.このとき P x 座標と Q x 座標は小さい順に であり,接線の方程式は y= x- によって与えられる.

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生命創薬学科

2月10日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  0<α< π2 の範囲にある α のうち, cos3 α=cos 4α をみたすものは, α= π である.この α については, cos 4α- cos3 α=0 cos α によって表すことにより, cos 4α - cos 3α - cos2 α+ cos α+1 =0 がみたされていることがわかる.このことから方程式 8 x3+ 4x2 -4x -1=0 をみたす実数 x 1 つとして, cosα があることがわかる.一方で, u=cos α v= cos2 α w=cos 3α とおくと, u+v+ w=- uv+ vw+ wu= - uv w= がわかるので, 8x 3+4 x2- 4x-1 =0 をみたす実数 x cos nα の形に表せるものを n の小さい順に求めると, cosα cos α cos α となることがわかる.

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生命創薬学科

2月10日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】  1 つのさいころと,そのさいころのどの面にも貼れる 1 の目のシール, 2 の目のシール, 3 の目のシールを各 1 枚用意する.このさいころを投げて,出た面に 1 の目のシールを貼る.これを 1 番目の試行という.シールが 1 枚貼られたさいころをさらに 1 回投げ,出た面に 2 の目のシールを貼る.これを 2 番目の試行という.シールが 2 枚貼られたさいころをさらに 1 回投げ,出た面に 3 の目のシールを貼る.これを 3 番目の試行という. 1 番目の試行から始め,次に 2 番目の試行を行い, 3 番目の試行を行って終了する.さいころのどの面にシールを何枚貼った場合でも,さいころの各面の出やすさに変化はないとする.

(1)  2 番目の試行した直後のさいころに 1 から 6 までの目が 1 つずつある確率は である.

(2)  1 番目の試行をした直後か, 2 番目の試行をした直後の少なくともどちらかのさいころには 1 から 6 までの目が 1 つずつあり,かつ 3 番目の試行をした直後のさいころにも, 1 から 6 までの目が 1 つずつある確率は である.

(3)  1 番目の試行をした直後でも, 2 番目の試行をした直後でも, 1 から 6 までの目が 1 つずつあるさいころは得られないが, 3 番目の試行をした直後のさいころには, 1 から 6 までの目が 1 つずつある確率は である.

(4)  3 番目の試行をした直後のさいころに 1 から 6 までの目が 1 つずつある確率は である.

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生命創薬学科

2月10日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【4】 関数 f (x) と関数 g (x)

f(x )= x32 +1- x 0x g (t) dt g( x)=x - 01 f (t) dt

をみたすとする.

(1) 定積分 01 f (t) dt の値は である.

(2) 曲線 y= f(x ) の接線で,曲線 y= g(x ) 上の点 P( a,g (a)) を通るものを l 1 l2 とする.これらの接線 l 1 l2 および曲線 y= f(x ) によって囲まれる図形の面積を S (a) とおく.面積 S (a) が最小になるのは a の値が のときであり,このとき S (a) は最小値 をとる.

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