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2009 立命館大学 薬学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 集団検診で A B C 3 種の検査を 100 人を対象におこなった.受診者のうち, A 検査に 86 人, B 検査に 92 人, C 検査に 78 人が合格した.これらのうち, B C 二つの検査に 73 人, C A 二つの検査に 70 人, A B 二つの検査に 84 人が合格し, 3 種いずれの検査にも合格しなかったのは 3 人であった. 3 種の検査のすべてに合格したのは 人である.

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2月2日実施

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【1】

(2)  3 次関数 f (x)= ax 3-6 a x2 +b 0x 2 の最大値が 20 最小値が - 12 であるような定数 a b の値は, a= b = または, a= b = である.ただし, より大きい数とする.

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【1】

(3)  O を原点とする平面上に点 A B C がある.

 点 A B C が作る三角形が次の条件

をみたすとき,内積 OA OB の値は であり, AOB ° である.また, ABC の面積は である.

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【1】

(4)  1 枚のコインを n 回投げ,そのうち i 回表が出れば, 2i 点の得点が得られるゲームを行う.このゲームにおいて得られる得点の期待値は である.

 ただし,コインの両面の出る確率は等しいとする.

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2月2日実施

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【1】

(5)  a1= 1 an+ 1= (1+ 2 n ) an n 1 をみたす数列 { an } がある.この数列の一般項を求めると a n= である.

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2009年立命館大薬学部2月2日【2】の図

図1

2009年立命館大薬学部2月2日【2】の図

図2

【2】 地球を球体と考える.

(1) 図1に示すように人工衛星 S が,地球の中心を回転の中心として,反時計回りに等速円運動をする.そして T 時間で一周するものとする.地球の半径を R S の地表からの高度を h とし,座標軸を図1のようにとる. S の大きさや地球の自転は考えない. S x 軸上の点 P を通過してから t 時間後に,動径 OS x 軸の正の向きとなす角 θ ラジアンであり, S の座標は x = y= となる.

(2) 図2のように地上の点 E に接する直線を引き, S の円軌道との交点を A B とする.点 E から S が見え始めるのは, S が点 A に到達したときであり,点 B を通過すると見えなくなる. S が点 A に来たときに,動径 OA x 軸の正の向きとなす角を θ A とすると, sin θA = である. h=R のとき θA = ラジアンとなり, S が点 A から点 B に到達するまでの時間は 時間である.

 次に, S が点 C に来たときを考える.このとき地上の点 E から見上げた角を α (ラジアン)とし,動径 OC x 軸の正の向きとなす角を θ C とする. θC = π4 (ラジアン)で h =R のとき tan α= となる.さらに S が移動し, α= π 4 (ラジアン)で h =R のとき,点 C x 座標は x = であり, tan θC = となる.

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【3】  a を実数とし,曲線 y= x | 2-x | と直線 y =a x について考える.

(1) 曲線 と直線 が異なる 3 点で交わるための a の値の範囲は, <a< である.

(2)  <a< のとき,曲線 と直線 の交点を x 座標の小さいものから順に, O A B とする( O は原点).このとき,点 A x 座標は ,点 B x 座標は である.

(3)  0x の範囲で,曲線 と直線 に囲まれる図形の面積を S 1 とする. S1 a の式で表すと, S1 = 16 ( ) 3 である.また, x の範囲で,曲線 と直線 に囲まれる図形の面積を S 2 とする. S2 a の式で表すと, S2 = a2 である.

(4)  S=S 1+ S2 とおくと, S= a 3+ a2 + a+ と表せる. S の値が最小になる a の値は, a= である.

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【4】 平面上で,同一直線上にない 3 点を O P1 P2 とする.ただし O は原点である. Pn n=1 2 3 を以下の規則で決める.

 点 P n Q n R n を表す位置ベクトルをそれぞれ pn q n rn とする.このとき qn+ 2 r n+2 pn+ 1 p n で表すと, qn +2 = r n+2 = である.

 さらに, pn +2 pn+ 1 pn で表すと, p n+2 = である.

 このとき, an = pn +1 - 3 pn とすると, an+ 1 = an となり, bn = pn +1 - pn とすると, b n+1 =3 bn となる.

 よって, an bn の一般項を p 1 p 2 を用いて表せば, an = b n = となる.これより, pn = p2 + p1 となる.

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